貴族の依頼
今回は、初の貴族の登場です!
王様は、王族だから別枠だよ
僕と舞亜が待合室に入ると、意外にも貴族の人が先に来ていた。
「すまない。急に呼び出してしまって、私は、サムロ・コンドク侯爵だ」
またも、意外な事が起きた。貴族の人が頭を下げ謝った。
「貴方は頭を下げるんですね」
「人として当然だっと言いたいのだが、他人の目が無い場所でしか基本的に下げられんよ」
「ふ~ん」
「なるほど」
僕は、この貴族の印象が少しだけ上がったが、まだ信用はしていない。前回に会った貴族が酷すぎた為に貴族を信用する気が無いとも言える。
「それでは互いに席にお座りになって話されては如何ですか?」
シャーリーがタイミングを見て、会話に入った。
「そうだな。座って話そうか」
(さて、どうするか)
(ファーストコンタクトは理解してるわね)
(あぁ、そうだな)
「それでは失礼して」
「はい」
僕と舞亜は警戒をしながら席についた。
「僕たち二人に頼みたい依頼があると伺いましたが?」
「えぇ、その通りです」
「どんな依頼なのかしら?」
「はい。依頼は娘の護衛をお願いしたい」
「娘の?」
「護衛?」
「ですか?」
「そうだ」
僕と舞亜にシャーリーさんは、思わず聞き返してしまった。
「私の娘の護衛だ。この前、娘が10歳になったんだが、街の外に出たいと言い出してな。勿論、私は反対したのだが、娘に``街の外に出さないと嫌いになる"と言われてな」
(こいつ、親バカかよ)
(こんな親が現実にいたのね)
「あの~、どうでしょうか?今回の依頼は危険は少ないですし、受けてみてわ」
僕は考えていた。確かに話しが本当なら依頼を受けてもいいが、だが、確証は無い。疑ったら切りがないが、こいつの話しには何かを真実を入れながらも隠してる感じがする。
(こういう奴ほど、後々面倒になるんだよな)
「どうか、受けてもらえないだろうか」
(舞亜、どうする?)
(受けてみようかしら?)
(その心は?)
(罠だとしても、全く効果なしなら心も折れるし、本当のことなら依頼金を貰って簡単に終わらせればいいしね♪)
(流石は僕の舞亜だ)
(ありがと、お兄ちゃん♪)
僕と舞亜の、この間の会話は目と目を合わせたら以心伝心に伝わるがスキルの《共鳴》が有り、さらに細かい部分まで出来るようになった。
「あの~、お二人とも?」
「ん?」
「何?」
「あ、いえ」
シャーリーさんの勘が鋭くなる時がたまにある。
「それでどうだろうか?」
「何故、僕達に依頼を?話しを聞く限り危険が無い依頼だ。それなら別に僕達に指名をする必要が無い。その辺りの説明が、まだされてません」
「言わないと駄目か?」
「でなけば受ける受けない以前の問題だ」
「私達のことを嘗めてるの?」
「い、いえ、違います!」
「なら言えよ」
「あうあう(涙)」
シャーリーさんは涙目だ。
「それでは話そう。まず、君達を選んだ理由だが、絶対に娘に興味を抱かない人間が望ましかったからだ」
「「は?」」
「だって、そうだろ。私の娘は世界で一番美しい天使のような娘だ!それ故に野蛮な人間を近づけたくないのだよ。それにーー」
約10分くらい、娘の自慢話が続いた。
「ーーと言うことだ」
「分かった分かった」
「面倒な人ね」
「だが、内容は普通の護衛だしな」
「一応、不審な点は無かったわ」
「報酬は金貨200枚でいいだろうか?」
「に、200枚!」
僕達ではなく、シャーリーさんが驚いていた。
「たった1日の護衛の報酬にして高額ですね」
「当たり前だ!娘の安全を買えるなら金貨200枚など簡単に捨てるわ」
「この人、物凄いこと言ってるわね」
「あぁ」
だが、これなら依頼を受けてもいいかもしれないな。何かあっても程度はしれてるしな。
「分かった。その依頼受けます」
「そうか。ありがとう」
そこでシャーリーさんが用意したギルドの証明書が発行され、正式な依頼として受諾した。
今回の話しは貴族の親バカがメインでした。
まぁ、とりあえず、これからもよろしくお願いいたします!




