表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
2/13

2 異世界転生成功

ぼんやりとした意識の中、何かが前髪に触れた気がして目が覚めた。


「いつき‥せんせ‥」

身体が熱い。どうやらベッドに横たわっている様だ。ベッド脇には白い服を着た丸眼鏡の人が「意識が戻ったようです」と周囲に声をかけている。


「ここは‥」

自分から聞きなれない声が出る。すると、頭の中に今の身体の情報が流れ込んできた。

なるほど、私は転生したのだ。

マジか‥心で呟くと強い眠気に襲われ目を閉じた。


次に目が覚めると大分身体が楽になっていた。

周りを見ると、私は中世ヨーロッパ風の豪華な部屋で天蓋つきのベッドに横たわっていた。

起き上がり侍女に身体を拭いてもらった後、訪ねてきた丸眼鏡の医者に診てもらった。


「一時はどうなるかと思いましたが、奇跡の回復ですね。食事もスープから始めて大丈夫です。」

両親や侍女達が胸を撫で下ろし喜んでくれた。


私は皆が部屋から出て行ったあと、脳内に流れてきた記憶を整理し始めた。

ここはベルラド王国、王宮の近くにあるスペンス家の別邸。私の名前はデイジー・スペンス。スペンス伯爵の三女、18歳。姉達は既に嫁いでおり、王宮で働く19歳の兄がいる。


前世では色々なゲームや小説、漫画を読んできたが、この世界のような名前の設定は記憶が無い。

という事はシナリオのある世界では無さそうだ。


この度、デイジーは流行り病に倒れたが、それまで風邪もひいた記憶がないくらい丈夫な身体だったようだ。


そして、意識がはっきりして思い出した。デイジーは亡くなる寸前、私の魂を受け入れてくれたのだ。うっすらとデイジーの優しい気持ちが残っている。春奈は涙を流し胸の前で手を合わせて感謝をした。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ