表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
11/13

11 事の顛末

気が付くと王宮医師団室のベッドに横たわっていた。


「デイジーお嬢様、大丈夫ですか。」


侍女マリーが心配そうに手を握ってくれている。

その側にいつもの医師見習いが立っていた。


「デイジー嬢が倒れた時、近くにセオドア先生がいたので毒への処置が素早かったんです。安心して下さい、もう毒は抜けています。」


そうだ、私は飲み物を口にして倒れたのだ。

カーテン越しに声がかかり、招き入れるとルーク殿下の侍従ジェフだった。


「デイジー嬢、この度は大変ご迷惑をおかけしたと殿下が申しておりました。」


侍従ジェフによれば、舞踏会開催で王宮の警護が集中する最中、ガネル男爵達が城下町で賭博を開いていた所を裏手をとり一斉に検挙したらしい。


ミリア嬢には一斉検挙後に罪を吐かせる予定で放っておいたが、それがまさか毒を盛るとは誤算だったとの事だ。


「ミリア嬢は捕まりましたのでご安心下さい。殿下もこちらへ向かわれていると思います。」


そう言って侍従ジェフは部屋を後にした。


ミリア嬢は若い貴族を賭博に誘うだけではなく、その婚約者達へ嫌がらせをしていた。

自分の誘いに簡単にのる上級の貴族達を見て自惚れたのだろう。それなのにルーク殿下には全く相手にされないので怒りの矛先が私に向いたのか。

恐ろしい性格だ。


起き上がると身体は何事もなかったように元気だった。

侍女マリーがワンピースに着替えてさせてくれ、医師見習いが白湯を持ってきてくれたので口に含む。

ふとセオドア先生がいない事に気づいた。


「セオドア先生はデイジー嬢の為に薬草を取りに行ってます。」


お礼を言わなければと考えていると、医師見習いがとんでも無い事を言い始めた。


「デイジー嬢、ひとつ気になっていた事があるのですがよろしいですか。…」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ