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強☆人☆類 〜握力がインフレした俺はゴリラの異能使い〜  作者: 徳島静
第3章『ゴリラゴリラグラウエリ』
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放課後・アフタースクール・吹奏楽フルート(cv茅野愛衣)

「そしてさらに俺のターン!俺は手札から放課後・アフタースクール・相撲ダイナソーを召喚!自分フィールドに放課後・アフタースクール・相撲ダイナソー以外の放課後・アフタースクールモンスターが存在する場合、手札から放課後・アフタースクール・相撲ダイナソー以外の放課後・アフタースクールモンスターを特殊召喚できる!」

「お前は代名詞に親を殺されたのか宇治春!!つーか恐竜!?」


しょうがねえだろ。

同名ターン1効果とかにしねーと卑劣なカードゲーマーはすぐソリティアの材料にするんだからよ。きちんと明記する必要があんだよ。


「俺が特殊召喚するのはこいつだ!現れよ!放課後・アフタースクール・草野球少年kids!」


鼻水を垂らしたいかにも馬鹿そうな昭和にしか生息していなさそうなキッズの集団が具現化する。


「さらに俺は手札から放課後・アフタースクール・茶道サブカルオンナを特殊召喚!このカードはフィールドに放課後・アフタースクールモンスターが存在する場合手札から特殊召喚できるのだ!」

「貴様もサブカル女使いか……だが貴様のデッキの傾向は読めた!恐らくは下級モンスターを大量展開し、ちまちまとアドとダメージを取るビートダウンデッキだな」


さすがはよしたかだぜ。

わずか1ターンも経たないうちに俺のデッキ傾向を把握するとは。


「俺はバトルに入る!!放課後・アフタースクールモンスターは全て共通効果で直接攻撃できる!お前のハイボールモンスターがどれだけの握力を持っていたとしても関係ない!」

「相手モンスターとのバトルを介さずに攻撃だと……考えたな宇治春」

「俺はモンスターでダイレクトアタック!!」

「馬鹿め!貴様は底知れぬ絶望の淵に沈むことになる!」


よしたかはバッと手を前に突き出し宣言する。


「リバースカードオープン!」

「しまった!やはり伏せたカードは除去カードだったのか!?」


よしたかが伏せたカードのイラストが具現化する。


やたらリアルな吐瀉物を吐きちらす汚いことこの上ない女の背中を、別のサブカル女がさすりながら何故かそいつは頬を赤く染めており、その更に後ろでは酒瓶で殴り合う酔っ払いの女二人の喧嘩が繰り広げられているとあう非常に情報量の多いイラストだ。


それでいて読み取れる情報というのがこの絵を描いた絵師の狂気のみというのだから恐ろしい。


「トラップカード!ハイボール・リバースを発動!このカードは相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる!相手フィールド、手札、デッキ、墓地のカードを全てゲームから抹消する!!」

「インチキ効果も大概にしろ!!」


こいつカードバトルする気ねーぞ!


カードゲームに詳しくないお友達のためによしたかのやった行為をわかりやすく説明しておくと、ビーバーの赤ちゃんとの喧嘩にゴッドガンダムを持ち込んだようなものだ。


とにかく卑劣。

1%も負け要素を入れたくないくらい全力で勝ちに行っている。

だってビーバーの赤ちゃんが爆熱ゴッドフィンガーに耐えられるはずもないだろう?


「死ねーーーー宇治春ぅうう!!ハイボール・リバぁああース!!四連打ぁっ!!」


俺のデッキ、手札、フィールド、墓地のカードが全て抹消された。

残されたのはエナゾーンにおいてある放課後・アフタースクール吹奏楽フルート(cv茅野愛衣)だけだ。


普通のデュエリストならばここで負けを確信するだろう。

だが俺は成増のアーチャーすら破ったゴリラの強人類だ。


敗北の二文字など存在しない!!


「くくく……よしたか?勝利を確信しているな?」

「もう貴様の負けでいいだろう。頼るべきカードは全て抹消された。潔くサレンダーしろ!」

「よしたか……お前はインチキ効果を信頼しすぎてカードゲーマーとして最も初歩的なことを忘れている」

「なんだ?貴様がこのターンドローを忘れていることか?」


やっべ。そういやドローしてなかったわ。

じゃなくて。


「お前は俺のカードテキストを確認しなかった!それが敗因だ!俺は放課後・アフタースクールモンスターの隠された共通効果を発動!このカードがなんらかの方法でフィールドを離れた場合エナコストを1払って発動する!相手フィールド、手札、墓地、デッキのカードを一枚も残さず全て抹消する!!」

「インチキ効果も大概にしろ!!宇治春ぅうう!!」


てめえも数秒前に同じことやってただろうが!


「おおっと!?両者卑劣極まりない僕の考えた最強カードの効果でカードゲームの続行が成り立たなくなる状況をつくってしまったぞ!?一体どうするつもりなのか?」


レフェリーも若干呆れた様子だ。


俺とよしたかは数秒間無言で対峙する。

先に口火を切ったのは俺の方だ。


「これより先は純粋な握力の勝負……準備はいいか?よしたか!」


よしたかは怒りからかぷるぷると震えやがて口を開く。


「俺は……俺は最強のデュエリストなんだ。だから……」

「だから?」

「貴様は!!俺に殺されるべきなんだあああああああ

!!」


なんの策もなしに飛び込むよしたか。

俺は瞬時に真ゴリラシステムを起動させる。


「バカヤローーーーー!!」


ゴリラのパンチは岩をも砕く。

よしたかは空中で二十五回転ほどきりもみ回転して、地面に叩きつけられた。


勝負あり。


圧倒的俺の勝利である。

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