第2話:訪問者
その音に、4人は一瞬静かになった。
「お客さん〜?」
「クレナ、依頼を忘れてたー…なんてことないよね!?」
「そんなことあるわけないでしょ!…でも本当に誰かしら。…ちょっと待っててね。」
そう言うと、クレナはドアの方へ向かった。
「はーい、どちら様ですかー?」
「クレナ、元気にしてた?」
そこには、クレナの友人、ジュナがいた。
ジュナは、クレナの幼馴染みで、共に人形師の勉強をしていた。その途中でヘミルダの仕事にも興味を持ち、その後、ヘミルダの組合員として働いている。
「今日は何の用?」
「クレナが以前作った人形の感想が来てたから、その感想を届けに。」
「大変だねぇ、そっちも。」
「本当。人形の依頼や作った人形の感想を直接届けたり、人形の材料集め、更に生活に困ってる人形師の生活補助…。」
「生活補助は本当に感謝してます。…でも、何で依頼や感想は直接届けるんだろうね。郵便とかでやればいいのに。」
「大切な事だから、直接届けるのがいいんだって。信頼があってこその職業らしいし。」
「ふーん…。」
2人が話に盛り上がっていると、3人がお茶やお菓子を持って来た。
「あ〜、ジュナだ〜。」
「何!?依頼??!」
「そんな大声出さなくても…。はい、お茶です。」
「ありがとう。今日は依頼じゃなくて、感想を伝えに来たの。」
「え!あたしも聞きたい!」
「私も。」
「聞いてもいい〜?」
「だって。皆で聞く?」
「いいわよ。特に駄目な事でもないし。」
それを聞くと、ジュナは鞄から一枚の封筒を取り出した。それを開封して、手紙を読んでいく。
「この度は、人形を作って頂き誠にありがとうございます。貴女の作られた人形にティオと名付け、2人で日々を楽しく過ごしております。壊れる事も無く、不調を起こす事も無く、素晴らしい技術だと感心しております。これからの一層の技術の向上をお祈り申し上げます。…だって。」
「ティオ、幸せに暮らせたらいいね〜。」
「うん!!」
「そうだね。」
3人がそれぞれの感想を言っていると、ジュナから声がかかった。
「3人とも、ちょっと席を外して貰ってもいいかな。クレナとちょっと話したい事があるから。」
「うん。いいよ〜。」
「えー?何々ー?」
「ケイ、大切な話みたいだから。それじゃ、終わったら呼んでね。」
そう言って3人が去って行くと、ジュナが神妙な顔をして口を開いた。
何か結構早く連載終わっちゃう感じな話になってしまった感じがします。今回の話でクレナの友人、ジュナが登場しました。ジュナのイメージは黒のボブカット、茶眼、23歳です。また、人形師の学校は年齢に関係無く、年に1回ある入学試験に合格したら誰でも入れます。ちなみに在学期間は大体4、5年位です。それより早く卒業する生徒もいれば、遅くなる生徒もいます。クレナは3年位で卒業しました。結構優秀です。ジュナは4年位です。…こんな説明で何となく分かって頂けるとありがたいです。




