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離婚物語  作者: ハロ
9/27

9話 悪手のその先は?

「そんなら、折半して貰う!」

「は?何で?」

「マンションのお金とかあるやろ!」

「あれには600万円頭金を払ったの僕だよ」


正確に言えば700万円の頭金と、諸経費100万円の合計800万円出した。マンション売って、自分のお金にするとは、不届きなヤツだと思う。


「家賃のお金や!」


ああ、そんなのありましたね。


「弁護士費用も、全部出して貰うからな!」

「は?自分で出して下さい」

「お前が弁護士雇うと言ったからやろが!」

「だって、親権で話しても、進まんやろ?第三者を含めて話をしないと、無理や」

「何で弁護士雇うんや!」

「だから、裁判には、弁護士必要やろが」

「なら、お前は自分の分出せよ!私の分もな!」


こいつお金にそんなに汚なかったか?まぁ、妹から聞いていたから、全く響かない。

【情報は買ってでも手に入れろ!】

また名言が飛び出てしまったじゃないか!

知ってると、知らないでは、対応も差が出る。知っていれば、先手を常に取れ、知らなければ、後手となる。オセロや将棋とは、訳が違う。

常に時間は過ぎていくのだ。事態も進行する。情報は新しいモノを手元に置くのが良い。仕事でも、同じだ。


「大体、お前がお金無い無い言うからやろが!」

「仕方無いやろ。平常勤務してたやんか」


交代勤務から外れ、平常勤務をしていた。交代手当てと深夜手当てが無くなり、金銭的に厳しい状況になっている。何も言わないと、ゲーセンでアホ程、景品にお金を溶かす。だから、お金が無い時は、何度か言った記憶があるのだ。


「足りなかったら言えばよかったのに」

「お金無い無い言うから、言いにくかったんや!」

「最悪、マンション貸してるお金出すのに」

「それは最初、手をつけない言ったからやろ!!」


そう決めないと、人は崩してしまう。だから、宣言したのだ。


「別に決めた事を、また覆すのは、悪い事では無いと思うけど」

「お前が言うたからやろ!」


話が進まない。


「お義母に言うぞ!」

「どうぞ!ご勝手に。話はそれだけか?なら、後は、弁護士と話してくれ」


僕は立ち去った。


うちの母親に言って何になるの?アホなの?ねぇ?頼れる人は、もう居ない。両親を亡くしていると、さっき言っていた。それは知ってる。でも、それは悪手だろ?敵に塩を振るんだぜ?


その後、妹経由で、ヤツが母親に電話した事を聞く。僕は何の感情も沸かなかった。笑う事も、悲しむ事も。


ただただ、とても楽しい時間を子供と過ごしていた。どんな事をされても、全く怒らない。

足枷が取れたのだ。全部ヤツが悪い。

ヤツからのストレスを子供にぶつけていたのだ!それがダメだと分かっていても。

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