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離婚物語  作者: ハロ
10/27

10話 違和感の謎は?

妹に言われて、ヤツとのやり取りをメモる事にした。


やはり売る覚えや、曖昧な所がたたある。その日に処理しておかなければ、忘れてしまうのだ。年を取れば、忘れるスピードが加速し、覚える事も難しくなる。

十代なら、暗算も余裕だったのに、今ではもう電卓が欠かせない。漢字も怪しくなり、スマホが手放せないでいる。


「ああ、メモする事を忘れてしまった。どうしよう?」


肝心な事をいつも忘れてしまう。困った。

まぁ、そのうち思い出すだろう。と、思い出せずに終わるかもしれない。


仕事から帰り、家に入ると子供達が抱き付いてくる。

嬉しいが、服が着替えなれない。抱っこして、おんぶすると、身動きは全く取れない。あれ?何か変だぞ?


家の中を見渡す。

違和感がある。洗濯物が沢山あったから、やろうと思っていたのだ。が、そこには、何も無かった。

昨日、息子の虐待の事を指摘したからだろう。息子と娘の洗濯物は無かった。そして、何故かじゅうたんが洗濯され、洗濯機の中で放置されている。とりあえず放置しよう。ご飯を作らなくてはならないからだ。


台所に行くと、また違和感が。昨日、ご飯を全部食べて空になったのだ。ご飯を炊くか!と思った矢先、そこには、もう既に炊き込みされていた。早炊きだから、5分程前に仕込んだのだろうか?流しを見ると、数点置かれていた食器が洗われていた。


でも、肝心のオカズは作られていない。

代わりに、残ったカップ焼きそばが置かれている。いらない。なので、机に乗せるとイチが食べていいか聞く。食べていいと答え、今日はカレーにしようと決めた。


冷蔵庫から、挽き肉を2つ取り出し、電子レンジにかける。そして、人参、玉ねぎを取り出した。ジャガイモだが、芽が出ていて、とても食べれるとは思えない。ジャガイモは、芽が出ると毒素を出す。危険なので、そのまま戻して火曜日捨てようと決める。


「お父さん!手伝いたい!」

「もう!イチ!あっちいって!」


息子と娘が騒がしいので、人参を渡し、ピーラーで皮剥きをして貰う。その間に、玉ねぎの皮を捲るのだ。1本づつやって、満足してテレビへ向かって行った。


「ありがとね!二人共!」


人参、玉ねぎを細かく刻み、フライパンに投入する。解凍した挽き肉も入れ、火をかけた。玉ねぎがしなってきたら、水を投入してそのまま待つ。戸棚を開け、カレー粉を探すが無い。代わりにシチューを見つけた。


「イチ!カレー無いから、シチューでもいいか?」

「うん!いいよ」


冷蔵庫から、生クリームを取り出して、そのまま入れた。白ダシを少し入れ、沸騰したら火を止める。シチューの粉を入れ、溶けるまでかき混ぜたら、再び火を付けるのだ。


「ふー、そろそろ出来るか」

「ねぇ、娘と温泉行くから、車貸して」

「うん。いいよ」


もう少しで完成するのに、温泉に行くのか。まぁ、いい。


イチと二人で、シチューを食べた。自分で言うのも何だが、旨い!2杯お代わりしてしまった。

ビールに手をかけたが、僕にはもう必要無いわ。そう思って、手を離した。

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