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離婚物語  作者: ハロ
7/27

7話 等価交換の原則

この話には、少しだけ汚い表現が混じっております。

回覧する際は、ご注意下さい。

寝ていると、ヤツが登って来た。

子供が上に来たかと期待したが、見事に裏切られた。


「ちょっといいか?1日考えたんだけど、私が生きて行く為に、娘を引き取る」

「意味分からないんだけど」

「娘を生き甲斐にして生きて行く」


それ以上何も言わなかった。迂闊に口を滑らせてしまい、不利な状態にはなりたくない。


父親が、子供の親権を取るという事が、とても困難な事だとは聞いていた。沖縄に旅行に行ってた時に、妹から色々聞いたのだ。


「兄ちゃん!子供はどうするんや?」

「二人とも引き取る。でも娘は溺愛してるからな」

「親権を取るのは、難しいで!」

「そうなんか?」

「例え、母親が生活保護を受けてても、

主張されたら、無理なんや」


マジで!?アホちゃうの?生活保護を受けてる母親よりも、父親の安定収入の方がいいんじゃね?

そう思う。だが、実際は違うのだ。

母親の権利は、それだけ強い。9割は、通ってしまうのである。子供が幼いと、母親の方が良いと判断されてしまう為だ。

色々あるが、割愛させて貰う。書ききれないのと、僕の知識不足が原因だ。そこは追々賢くなるので、期待して欲しい。


ドクン、ドクンと鼓動が強くなる。


「寝られないじゃないか」


眠気が飛んでしまったので、妹にラインする。

直ぐに返信が帰ってきた。


そこには、ネットで調べたページが乗っている。見れば見る程、親権を取るのが難しい、いや、無理な感じに思えてならない。でも、焦りはないのだ。冷静、至って冷静になっている自分がいる。家事も育児も放棄したヤツに渡す気が無いからだ。


ラインでのやり取りを終え、眠気が無くなったので、下に降りて行く。すると、ヤツから話があると切り出された。再び二階へと上がる。娘が付いてくる。



「これから大事な話をするから、下で待ってて」


娘も空気を読んだのか、ゆっくりと降りていった。


「車買おうと思うんだけど、付いて来てくれない?」

「僕は車の事は良く分からない。車は貸すから、自分で行ってきたら?後、車を購入すると、引っ越しの時の輸送費は、会社から出ないよ」

「は!?どういう意味?」

「いや、だから、最初、1台で関西から九州に来たよね?だから、2台目は、自腹になるんだよ」

「私、九州で娘と残ろうと思ってる」

「いや、娘は引き取る」

「何で?」

「娘や息子の幸せを考えたら、そうなるやろ」

「意味わからん」

「お前こそ、自分の事しか考えて無いだろ?」

「それを言うなら、あんたやろ!!自分の事しか考えてへんのは!!どういうつもりなん!」

「意味が全く分からない」

「転校させて、また転校になるやろが!」


息子は、九州からの転校となる。関西のAの学校へ行き、その後Bの学校へと転校させる予定だ。あくまで予定なので、ここはヤツに言う必要は無い。


複雑なのだ。マンションを自前で持っている。が、貸したのだ。これが悪手となっている。

法律は絶対だ。

貸し手は、ゴミ以下の存在。借り手は、神様。

これが、今の日本の法律である。

借り手に、出て行って貰う為には、最大8カ月分の賃貸料金を支払い、更に引っ越し費用も負担しなくてはならない。

今直ぐに出ていけ、の極端ではあるが、最悪のケースで、だ。月135,000円で貸しているので、約130万円くらいのお金を相手に支払わなくてはならない。

貸してるのに、お金払うて、もうそんなアホなと思う。だが、それを覆す手段は今の所無い。


戻る場所が無いのだ。だから、実家に帰るとヤツに言った。ヤツには以前から言われている。


「実家に帰るなら、離婚する」


子供達さえ、渡してくれれば、お前等不要なんだよ。家事もしないし、育児もしない。

姉によく言われたのが、


「寄生虫やな」


正しくその通りだ。

ゴミは散らかすし、食べた食器は片付け無い。脱いだ服や使ったバスタオルは置きっぱなし。使ったティッシュは、机に放置と汚いヤツだよ!全く。オマケに風呂にも入らない!3日に1日で、頭は洗わないのだ!「禿げるから」って、洗わない方が禿げるわ!


そんな汚いのに、寄ってくるのが、もう辛くて辛くて、仕方無い。臭い頭を近付けてくる。正気の沙汰とは、思えないクズっぷりだ!死ねばいいのに!


本当に、家族の事を考えたら、ヤツが死ぬのが一番のハッピーエンドだと思う。ヤツが死ねば、こんなメリットが。


1、会社の都合で出向に来ている、出向が免除。

2、家の中で、5Sが出来る。

3、子供達が、のびのびの生活出来る。


関西から、九州に来ているのが、免除されるのは、大きい。実家に帰れば、子供達を見て貰えるからだ。夜間逆転の生活しているから、子供達は基本放置である。お昼ご飯も、2時、3時もざら。寝てるから、子供達はテレビを見て、オモチャで遊んで過ごす。親の目が無いよりかは、マシだ。


家の中だが、もう荒れ放題。

心が荒れると、部屋も荒れる。正にその通りだと思う。リビングは4割が死んだ。荷物という名のゴミが大量にある。中身だが、ユーフォーキャッチャーの景品だ。

2階へと持って行けばいいと、思うかもしれない。でも、それは無理なのである。1部屋死んだ。荷物で溢れ、扉が閉まらない。廊下にも荷物が置いてあるのが現状で、タワーと化している。

一度捨てたのだ。これは要らないだろうと思えた、旅行のパンフレットや、レシート、子供の幼稚園の紙を。そしたら、激怒して、もうてがつけられなかった。それ以来、片付けが出来ないし、捨てる事すら叶わない。

机に置いてあった、使い古しのティッシュを捨てたら、「まだ使うのに!」と怒られたのが、トドメとなる。


机の上は、ピラミッド化しているので、何か取ると、何か落ちる。引き抜くなんて、もってのほかだ!子供の持ち物が、紛れていたので、子供が引き抜く!あ、雪崩が!「物が落ちるやろが!拾え!」と怒られる子供達。

地面には、色々な物が落ちているので、子供達は気を付けねばならない。サブテーブルには、コップが置いてある。足元に気を取られていると、机にぶつかるのだ。災難なのが、コップの中には、お茶が!

ジャバリとこぼれ、慌ててティッシュで拭く子供!そこに罵倒が!「お前!何考えてるねん!そんな事してるから、ぶつかるんやろが!ティッシュじゃ足りん!タオルやろ?普通!ぼっこぼこにしたろか!!」もう、女性の発言とは思えない。人類の男達は、皆騙されているのだ。女は皮をかむった男である。この世界には、男しか存在しないのだ!!


保険金とか貰えるのが、メリットとは言えない。だって、お金かけてるからね。~したから、~になる。等価交換の原則だ。僕はこれを信じている。何もせず得をすれば、必ず損をするのだ。

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