26話 第2回調停裁判開始1
3月8日
第2回目の調停裁判が開始された。
親権を争うつもりでいたが、また肩透かしを食らう。
イビキで寝れないのが、僕の原因である。また、夜勤をしているので、帰って来た物音で目が覚める。
現在、ヤツはリビングに布団をひいて寝ているのだ。
ゴミや荷物が大量にある状態で・・・。子供もお母さんに続けとばかりに、布団をしき寝ている。
これはおかしい。
普通ではあり得ない!2階を片付けて、寝る場所を確保すれば良いではないか!!それを言うと、お前が悪い。イビキで寝れない。だから、普通だと言う。
アホだ。
もう何もかも、否定しか出来ない。
自分の言う事は、白でも黒なのだ。何を言っても意味が無い状態になっている。
「あの、それはこうこうこうで、それよりも、親権の話に的を絞りたいんです。期日が決まっていて、もう何としても決めないといけません!」
3月27日。これがタイムリミットだ。
調停裁判前に、会社に問い合わせして、ようやく引っ越し業者へこぎつけた。何も連絡しなければ、引っ越しは4月末になっていただろう。
僕が帰るのは、3月末。
子供の終業式が終わる頃だ。それを目処に色々とやっていた。なので、4月末に引っ越しでは、間に合わないのである。
気が付いて良かった。会社に連絡して、まだか?まだか?と待っていては、ヤバかったのだ!
出向先の会社はこの事を知らず、引っ越しは4月末だと思っていたようだ。危ない危ない。
引っ越しの手筈は整ったのだ。
後は調停裁判を行い、親権を決めるだけ。
「平行線ですね」
「あの、奥さんに仮に預けて、それから調停裁判を滋賀で行うの未来もあるのですが、どうですかね?」
「それへあり得ない。何の為に、調停裁判を行っているのですか?どちらが子供にとって、幸せになる方を選択するのではないのですか!?それなのに、これは可笑しいでしょ!?ネグレクトや虐待、家事、育児をしないヤツの方が良いと言うのですか!!」
僕は怒った。
しかし、結局、怒り損なのだ。
そんなの分かっている。調停裁判は、ただの話し合いなのだから。ここで、どちらが勝っているとか、法的効力は無い。お互いが譲歩しなければ、どうにもならないのだ。
「あの、このままでは、何も決まらないので、奥さんも呼んで、皆で話し合いしませんか?」
これは願ってもない事だ。
第三者の前で、存分に恥を晒せば良い!僕は2つ返事でOK するのだ。




