表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
離婚物語  作者: ハロ
12/27

12話 市役所に相談しに行って来た

親権を決めるには、3つの手段がある。


1、協議離婚

2、調停離婚

3、裁判離婚


裁判!裁判!訴えるぞ!ゴラァ!

とは、出来ない。3の裁判にはいきなり出来ないのだ。


1の協議離婚


二人で話し合い、親権を決める。手続きは不要だ。


2の調停離婚


1で揉めたら、ここに進む。

家庭裁判所に行き、公平公正な立場から、三者間での話し合いを設ける場所である。


3の裁判離婚


2で話し合いが破綻すると、ここに進む。まぁ、裁判して、裁判が決定し、それに従う。


2と3は、あれ?どういう意味?と思うので、聞く。


勿論、何も知らないので、市役所の子供相談室へ来たのだ。


「調停離婚って、家庭裁判所で裁判するんですよね?」

「いえ、家庭裁判所で話し合いをするんです」

「えーと、裁判しない?」

「裁判は、3の裁判離婚で行います」

「2は何なんですか?」

「調停員を交えて、三者間での話し合いをします」

「それって、強制力ありますか?」

「ありません。どちらかが折れるまでやります」

「じゃあ、来なかったら不利になるとか」

「来なかったら、調停が開かれないだけです。不利にはなりません。話し合いをして、冷静な判断を聞いて、心変わりするケースもありますね」

「ヤツを家庭裁判所に連れて来れる自信がありません」

「何度も何度も、家庭裁判所へ出頭要請して、来ない場合は、裁判離婚へと発展ですね。その場合は、来なかった事が不利になると思います」


な、何て事だ!4月まで3カ月も無い!そんな悠長な事はしていられないぞ!今の状況では、どれも選べない。


裁判するにも、九州に居残られたら、娘を奪還する手段も絞られ、限られてしまう。後手に後手にと、追い込まれ、親権を手放す事になりかねない。


「あの!児童虐待で、進める方向はどうですか?」

「それだと、児童センターですね。調査員が、行って、やんわりから始まるので、時間はとてもかかると思います。やはり、厳しく言うと、門前払いになってしまいますからね」


詰んだ。僕には、もう何も手が無いのか?123を眺め、考える。弁護士を雇っても、中途半端に終わり、お金を溝に捨てるだろう。児童センターや、子供相談室での対応は、難しい。


離婚って、簡単に思っていたけど、これ程、難しい事だとは思わなかった。離婚にはパワーがいる!と聞いていたが、まさにその通りだ。キン○マンの様に、火事場の糞力が使えれば!!


「ありがとうございます。参考になりました」

「あの、訪問しても宜しいですか?」

「僕は何時でもいいです。が、ヤツはピンポン押しても、出てきませんよ?それに、何て言って来るんですか?僕に相談されたって、言っても構わないです。が、その後、当たり散らされるでしょうね。何で自分に相談も無く勝手にやったんや!ってね」

「そうですね。お父さんから、って言わないと、理由がありませんよね」

「僕は現状を見て、唖然として欲しい。でも、その後の事を考えると悪手ですね。子供が一番です!今が異常なんですから。来てくれるのは、構いません。会社でも5Sはやくやるんですよ。訪問前に掃除するのが、5Sでは無いですからね!現状が通常なんですよ。それを加味して、毅然と訪問する方が言って下されば!こんなゴミ屋屋敷に居たら、子供が死んでしまいます!ってね」

「そんな事は言えません。やはり、やんまり言わないと」

「やんわりじゃあ、通じないんです!ストレートのど真ん中じゃないとね!カーブやシンカーなんて、あれ?私は悪くないよね?うん!そう!お前が悪い!ってなりますもん」

「そうですか。でも、見に行くのはしたいですね」

「どうぞ。直球で言ってくれる職員なら、歓迎します」

「それは、ちょっと難しいですね」

「今はイチも安定してます。母親からの虐待が、減少してますから。でも、直ぐにメッキは剥げるでしょうね」

「そうですか。なら、そのメッキが剥がれかけたら、連絡して貰えますか」

「はい。勿論!子供が大事ですからね!」


そう言って、市役所を後にした。


話は有意義ではあったが、進展は無い。どうする?ヤツの叔父を呼んで、現状を見てもらう。3者間協議をするしか無いのか?奥の手だが、やるしかない。はぁ、電話するのヤダな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ