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凡人でもできる現代ファンタジー攻略法  作者: 夜鐘
第一章 スケルトンダンジョン攻略 前編

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ユニークモンスター

 細かい作業を終えて、久しぶりにやってきましたスケルトンダンジョン!まあ、いつも通りのダンジョンです。

 現在の目標は四層目の制覇。

 現時点では、半分ほどまで探索、アイテムの収集が終わっております。


 平原のダンジョンで弓の練習をした甲斐もあり、魔法使いのスケルトンも含めて、ほとんどの敵を危なげなく倒せるようになった。

 弓矢と投擲物に火や雷を付与するブレスレットの相性がいい!良すぎる!


 そんなわけで順調に探索を進めていたわけですが、


 ここにきて知らない敵との接敵です。しかも見るからに強そう。



 ********



 いつものようにアイテムを収集中。

 棺に映る影が揺れていると思ったら、見たことない敵が通路の向こう側から出てきた。

 いつものスケルトンよりも一回り大きく、大鎌を構えており、しかも宙に浮いている。

 見た目だけなら、まるで死神だ。


 ここにきて見覚えのない敵の出現に驚いていると、どうやら向こうは既にこちらに気が付いていたようで、空中を滑るように移動し距離を詰めてくる。


 剣を使うには遠い、敵に向けて矢を射かける。


 放った矢が敵のローブに弾かれた!

 ここに来て弓矢無効化?そういう強いのはもっと後だろ!


 敵はこちらの攻撃の間にある程度近付くと、

 その場に止まり、クルっと一回転した


 ッ!消えた!


 遠距離が効かないなら、剣で直接と思い、駆け出そうとしていた足が思わず止まる。

 目は一度も離していなかったが、敵の姿が視界から消えた。

 明らかに危険だ。

 いままでに無い危機に、心臓が早鐘を打つ。


 不意に布の擦れる音が聴こえた。


「後ろか!」


 とっさに飛び退き、敵の鎌の範囲から離れながら短剣を投げる。

 案の定ローブに阻まれてしまったが、時間は作れた。


 四層目の構造は頭に入っている!別ルートから退却だ!



 未知の敵を警戒しながら走り出す。

 去り際にフードの隙間から見えた骸骨が、笑っているように見えた。



 ************



 なんとか難を逃れ、三層まで戻ってきました。

 なんだあの敵!ヤバすぎ!


 姿を消してからの攻撃。

【聴力強化のイヤリング】を着けていなかったら、気づけなかったかもしれない。



 たぶんあれはユニークとかと呼ばれているモンスターだろう。

 他のダンジョンでも、通常のモンスターに比べて並外れて強い個体などが発見されているそうだ。


 だとしても、特殊すぎだろ。


 説明するのは難しいが、あの個体には明確な知性が宿っているように思えた。

 他のスケルトンたちは階層が進み、装備を身に着け、力が上がり動きが洗練されても、どこか無機質な攻撃だった。

 こちらの行動に対する反応も、聖属性の剣に警戒するときだけだった

 言うなれば動物よりもコンピューターに近い気がする。


 それに比べてあの個体は、一々動きが人間臭かった。こちらの動きを見てから、対処しようとする反応が見られたのだ。


 うーん、どうしたものか。

 とりあえず装備を探索兼略奪用の物から、戦闘用の物に切り替える。


 少し作戦を練ってから挑戦しよう。



 探索を進めるためにも、レベルアップのためにも、できれば倒しておきたい。

 それに、上手くやれば勝てなくもなさそうだしね。



 あと、遠距離攻撃を弾く装備とか超欲しい。(物欲まみれ)





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