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召喚士に目覚めました  作者: まっきー
魔王と魔物
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フォルンの石

まだ一日目なのに閲覧数が3ケタ行って驚いています。ありがとうございます!

「…帰って良いですか?」


「はっ?何をおっしゃいますか?!」


「いやだっていきなり連れられて、あなた魔王です、戦ってくださいってブラックすぎるでしょうが!」


身勝手にも程があるよね全く。

そもそもただのサラリーマンが戦えるわけ無いでしょ。絶対死ぬわ!!


緑人族共がざわついている。知ったことか。


「もちろんタダでとは言いません。」


アグリーが言う。


「ここ緑人族の有する土地の支配権を全てお譲り致しましょう。他にもご要望がありましたらできるだけお応えしましょう。」


「いや、結構です。」


即答されて緑人族が慌てる。中には怒りの表情の戦士もいる。ちょっと調子乗りすぎたかな…。


だけど、土地の支配権とか言われても良く分からないし、日本での知識がどれほど通用するのか未知である以上下手に首を突っ込むとあとが大変そうだ。


「なぜでしょうか、なにかご不満でもありましたら教えていただきたい。」


アグリーは冷静に引き留めようとしている。

確かに緑人族たちの立場は現状とても弱いのかもしれない。

元の世界でもゴブリンは序盤に出てくる弱い魔物のイメージが強いし、事情を聞いた以上どうにかしたい気持ちが無いわけではない。


「いや、ただの一般人がどうにかできる話じゃないだろ…。」


これが一番の理由。

どうにかしたい気持ちとかゲームの世界みたいですこし興味が湧いているとか以前に、ただのパンピーが出来ることなんて無い。


するとアグリーは懐から何かを取り出した。

それは水晶のように澄んだ鉱石だった。

こんな綺麗な物を見たら、地球外なのも少し納得できる。それほど綺麗だった。


「これは【フォルンの石】と呼ばれるものでして、その者の強さを視認できるものでございます。」


へぇ、ステータスプレートみたいなものか。見た目だけでいえばセーブポイントみたいだけど。


「さあ、この石に触れてみてください。」


アグリーに言われ俺は恐る恐る右手を伸ばし触れてみた。



……途端に石が強く輝きだし、なんと俺の右手の中に入り込んできた。


「うっ、うわあああ!なんだこれえ!!」


まさかの事態に取り乱して石がめり込んだ右手をブンブン振り回すが離れない。

それどころかどんどん中に入ってきてる。


…でもなぜだ、痛くないぞ?

今度はゆっくり右手の方を見てみる。さっきよりも確実にめり込んでいる。グロイ。全身に力が入る。


「手も光ってるんだけど!」


めり込んだ右手から石と同じ光が発せられている。

しかも、石がズズズと埋もれるに連れ輝く範囲が手首から肘、そろそろ右肩にまで到達するだろう。


「何と言う進光度…!これだけの力を秘めているとは…!」


アグリーは驚きと喜びでテンションが高くなっている。


気がつくと全身が輝いていた。

だが、光が全身にまで及んで、数十秒ほどで光が収まった。


「……これなに…?」


「これは【フォルンの石】と言いまして、対象の体内の物質と同化し、その同化具合によって、強さなどがわかる【神話鉱石】でございます。しかしここまで高い同化は初めて見ましたぞ…」


視界の上に意識を集中してみてください。と、言われ上の方を見ていると…



名取 史朗 〔人族〕

[称号] 転移者 魔王

[職業]召喚士 Lv1

[スキル] 召喚 使役 身体超強化 超回復 全耐性 並行思考 神格補助



本当にゲームの世界に迷い込んだ気がした。


転移者って表示されてるしやっぱりここは異世界なんだな…。

職業とかも振り分けられるのか。

【召喚士】か…なんか使い魔とか出せるのかな?

スキル欄にも召喚あるし!


というかこのスキル結構強くないか?肉弾戦強そうだし耐性?とかあるしもしかしてサラリーマン万能説?

最後の神格補助ってのはなんだろう、魔王のオプション効果とかかな。魔王と神様が仲良しかは知らんが。


「ご自身の強さはお分かりになりましたか?」


ふと、アグリーに声をかけられた。


「色々出てきて良く分からないんだが…」


「よろしければわしに見させてもらいないでしょか?どれほどなのか分かります。」


素直にお願いしたら、アグリーは俺の右肩に手を置いて目を瞑った。

すごいぞわっとする気分になった。まるで誰かに見られてるような…。

もしかしてステータス見られてるとこうなるのか?


「なんという強さ…!…!!っこれは…!」


直後、アグリーは後ろへ弾かれた。近くの緑人族がアグリーを介抱している。


「大丈夫ですか!アグリーさん!」


「う…うむ、問題ない。それよりシロウ殿、いやシロウ様…!貴方は一体……」ドゴオオオオオオオオオオオン


アグリーの言葉を遮るかのように洞窟内に激しい音が響きわたった。




はい、すごく長くなってしまった…。

そして俺TUEEですね。苦手な人はごめんなさい。でも派手なのやりたいんだ()

今回も読んでいただきありがとうございます。

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