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ネットライバーとリスナー 義理の父娘(おやこ)の純愛物語  作者: 大谷賢吾


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(7)ネットライバーとリスナー 義理の父娘(おやこ)の純愛物語

ネットライバーとリスナー 義理の父娘(おやこ)の純愛物語

ネットライバーの賢治と視聴専門リスナーの美咲が、義理の父娘として交流する三年弱の純愛物語である。

早くに父親を亡くし強度のフアザーコンプレックスの美咲が、義父の賢治に対する愛の葛藤を乗り越えて、賢治の協力を得て結婚相手と結ばれるまでの物語である。



○動物園に来た。                                 

「賢吾さん。私、大阪に住んでるけど大阪の動物園は初めてなのよ!」      

 「私も久し振りだね!何を見たい?」                       

「キリン、象、ライオンかな?」                       

 「定番だね(笑)よし!順番に回ってみよう」                   

「はい。行きましょう。楽しみね~(笑)」                      

 「ここは、動物園の外にも美術館や公園があって人気があるんだよね。若い頃は環境が良くなかったんだが今は良くなったよね。美鈴が嫌いだと言ったのは昔のイメージを聞いていたんだと思うよ。今はデートコースだし、外国人観光客も多いんだよ!」       

 「また~。デートの話(笑) そうですね。今は奇麗で憩いの場ですね」       

「デートコースは一般の話だよ!続けて見て回ろうか?(笑)」            

 「はい。回りましょう」                           

「色々回ったから疲れたね」                           

 「少し疲れましたね」                            

「ホテルは直ぐそこだから、夕食まで、ホテルのロビーで休みながら話そうか?」   

 「はい。ロビーでなく部屋が良いよね(笑)」                  

「部屋が好きだね~(笑) その時はヤバイから、賢吾から、また、お父さんに変身だね(笑)」 

 「また言うのね。私の何がヤバイのですか?」                  

「美人で可愛くて、二十八歳!君子危うきに近寄らずだからね(笑)」          

 「いつも嫌味を言うのよね(笑)」                       

「美鈴との交流を長く続けるための絶対条件だよ。理解してよ!」           

 「理解していますよ~!しかし、お父さん!もう少し優しくしてくれても良いじゃないですか?」                 

「優しくしているつもりだけどね(笑)何度も言ってるように、我々はネットの架空の世界を越えて現実世界に来ているんだからね。いつでもライブのネットの架空の世界に戻れるように羽目を外さない注意が必要だからね。そうでないと戻った後には、簡単に会えないし、苦しくなるよ。                                

遠距離恋愛なら、久し振りに会った時に愛情表現が大きくあっても良いと思うが、私たちは義理の父娘だから、そんな愛情表現をしたら大変なことになるよね!(笑)」     

 「それは、分かっているけど・・・!」                     

○ホテルに戻った。                                

「ホテルに戻ったけど、賢吾とロビーで話しますか?お父さんと部屋で話しますか?」

 「とにかく部屋で休みたいよ(笑)」                        

「はい、それではとにかく部屋に行きましょう(笑)」               

 「は~い」                                   

「椅子に座ってちょうだい(笑)」                       

 「ベッドで横になります(笑)」                          

「女性の雰囲気を出さないでね(笑)」                      

 「賢吾さん、昨日も同じこと言ったよ!」                     

「賢吾じゃないよ~。部屋ではお父さんだよ!(笑)」               

 「はいはい。お父さんですね(笑)」                        

「美鈴。今日は、少し疲れたから、私もベットで横になりたいな~」       

 「はい。お父さん歓迎ですよ!どうぞ横が空いていますよ(笑)」           

「今、十六時過ぎだから、一時間ほど寝るよ」                 

 「私も寝ても良い?」                              

「勿論。美鈴も疲れているから休もうよ」                   

 「お父さん。寝ないで横になって話さない?」                   

「良いよ。寝るより横になり休むだけで良いからね。何を話そうか?」       

○美鈴が仕事の話を始めた。                            

 「はい!お父さん手を繋いで!」                        

「はい!幼稚園児の娘と手を繋いで、横になりましょう(笑) 」           

 「お父さん!私は幼稚園児ではありません!二十八歳の娘です!」         

「はい。そうでしたね(笑)」                           

 「お父さん。私の仕事の事を話そうかな~?」                  

「良いね!美鈴。聞きたいね。話せる範囲で良いよ。社名はライブとDMの話で想像がついてたし、名刺を見たから分かってるので、直接言わなくてもいいよ。私は架空の世界の人間だから、美鈴の個人情報を聞き過ぎるのはよくないからね。名刺は見ただけで返したしね」

 「うんそうだね。情報管理だよね。私は会社で投資関係の仕事をしているのよ。外国人担当で、基本的には英語で仕事をしているのよ」  

「凄いね!英語なんだ!お父さんは、英語は強く無いんだよ!韓国語は出来るけどね(笑)」                    

 「うん。毎日、英語で仕事をしてるのよ。外国人相手だから、日本人と違う戸惑いがあるのよね」                   

「文化や習慣が違うから大変だろうね。リスペクトだよね。仕事は楽しいの?」    

 「楽しいし、仲間も良いのよ」                        

「それが一番良いね~」                             

 「お父さんは、日本と外国で会社経営をしてたじゃないの、もっとリスペクトだよ。私は会社員だからね」               

「リスペクト合戦になったね(笑)しかし、改めて美鈴をリスペクトだよ。美鈴が、優秀な娘で幸せだよ」              

 「私もお父さんが、若くから日本と韓国で会社経営をしていたことは知っていたけど、今回リアルに会ってみて、ライブより深い話が出来る人間性と人間味にリスペクトだし、嬉しいよ」                                      

「ありがとう。リスペクト合戦(笑)はこれ位にしよう(笑) 」            

〇カラオケに行った。                               

 「夕食前に、少し時間があるから、カラオケに行こうか?カラオケは嫌いかな?」 

「行きましょう!歌はあまり上手くないけどね(笑)」               

 「ホテルの向かいにあるようだから、一時間程度、行ってみようか?カラオケは十年振りくらいかな?」                

「は~い。行きましょう(笑)」                          

 「四曲ずつ入力しようか?美鈴が入力してくれる?」              

「お父さんどんな曲が良いの?」                         

 「お父さんは古い歌しか分からないから、美鈴が知らないかもね(笑)石原裕次郎を知ってるかな?」                 

「名前は知ってるよ」                              

 「それじゃ、裕次郎の「夜霧を今夜もありがとう」「ブランデーグラス」と、少し新しい、山口百恵の「いい日旅立ち」と西田敏行の「もしもピアノが弾けたなら」にしようか?美鈴が分かるかな?」                           

 「聞いたら分かるかもね(笑)私は、お父さんも分かると思う、松田聖子の「赤いスイートピー」

「青い珊瑚礁」中島みゆきの「糸」と菅田将暉の「さよならエレジー」にしょうかな?」                                     

 「よ~し。歌おうか!(笑)」                         

「は~い。歌いましょう(笑)」

※カラオケで一時間ほど歌った。                          

 「美鈴は、可愛い奇麗な声だね!」                      

「お父さんは、声も良いし、ムードがあるよね!」                 

 「美鈴。カラオケで一緒に歌えて、良かったね」                

「お父さんと一緒で楽しかったね!」                       

○夕食を食べに行った。                              

 「夕食に行こうか!何が良いの?」                      

「賢吾さん。パスタが良いな~」                         

 「お!賢吾さんに変わったね(笑)。行きたい店があるの?」          

「一度行って良かった店があるの。ここから地下鉄で直ぐなの」           

 「OK。行こう」                               

※パスタの店に来た。

 「お父さんメニューパネルを見て! 何する?」                  

「賢吾だろう!」                               

 「面倒だから、お父さんで良いんじゃないの?お父さんと恋をするのもありとしてよ!」

「そうしよう。あとは、心の中でケジメをつけよう!(笑)」            

 「は~い。お父さん(笑) 」                           

「私は料理がよく分からないから、美鈴が決めてよ」               

 「だったら、パスタ二種類を分け合って食べて。スープとサラダにしようかな?パンも付いてるようだし」             

「それで良いよ。タッチパネルでの注文だね。飲み物も適当に注文したら?」    

 「は~い」                                   

「美鈴はイタリアンが好きなの?若い人は好きだよね」             

 「特別好きと言う訳でもないけども、友達とは時々食べるよね」           

「男友達とはこの店は雰囲気もあって良いんじゃないの?」            

 「またその話なの!」                              

「男性の免疫力を付けるために話してるんだよ!」                 

 「そうよね。こんな話は軽く聞くようにならないといけないのね」          

「少し、分かってくれているんだね。そうなのよ。こんな話は、美鈴くらいの歳になればいつも雑談的に話があるからね。女友達との話にも出るんじゃないの?恋バナと言うんだろう?その雑談に免疫が必要だし、適応力が必要なんだよ!免疫力の練習!練習!(笑)」  

 「それは分かったけれど。今は賢吾さんなの?お父さんなの?(笑)」         

「ごめん。お父さんが出てしまったね。今は賢吾とデート途中だったね(笑)恋人が恋人を探せ!とは言わないよね(笑)」        

 「そうだよ!賢吾さん(笑) お父さんでも良いけどね(笑)しかし、分かってるけど、お父さんから言われると、何か突き放されてるようで少し寂しいかな(笑)」   

「ごめん。そんなつもりはないよ。とにかくデートを続けよう(笑)」           

 「続けましょう!続けましょう!お父さん(笑)」                  

「料理が来たから食べようか?」                        

 「は~い」                                   

「この店は箸があるのか聞いて来るよ」

 「美鈴。箸が無いんだって。私はマイ箸で食べたいな。良いかな?恥ずかしいかな?イタリア旅行の時もマイ箸で食べたのよ。フオークより箸が食べやすいからね。美鈴が恥ずかしいならやめるよ(笑)」          

「良いよ!構わないよ!気にすることないよ!」                 

 「ありがとう。賢吾じゃなくて、お父さんになってしまったね(笑)」        

「良いよ!お父さんで食べたら(笑)」                      

 「ありがとう。お父さんで食べよう!(笑)」                  

「は~い。お父さん(笑) 」                            

 「味が良いね。美味しいね」                          

「美味しいですね」                               

○ホテルの部屋に戻った。                             

 「お父さん。ベットで横になるよ」                       

「二日間、疲れただろう?」                           

 「お父さんと一緒だから、気持ちの良い疲れかな(笑)」              

「そうだね。お父さんも気持ちの良い疲れだね(笑)」                

 「お父さん。このまま、お父さんと話しながら寝たいな~」           

「お父さんも同じだが、ケジメだね(笑)」                     

 「お父さん。ケジメって面白くないよね(笑)」                

「そうだね。だけどケジメだよね(笑)」                     

 「分かってるよ!!ケジメは守るよ!お父さん。少しお願いがあるの。また、手を繋いでくれる?」                  

「美鈴さん。何か怒ってますね(笑) 良いよ!親子でも手を繋ぐからね」       

 「嬉しい!お父さん。ラブラブで手を繋ぎましょうね(笑)」          

「普通に親子でね!(笑)」                            

 「もう~(笑)!また、そんなことを言う!も~(笑)」              

「良い子だね(笑)何か話をしようか?」                      

 「うん。しよう!しよう(笑)」                 



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