↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ネットライバーとリスナー 義理の父娘(おやこ)の純愛物語  作者: 大谷賢吾


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
3/13

(3)ネットライバーとリスナー 義理の父娘(おやこ)の純愛物語

ネットライバーとリスナー 義理の父娘(おやこ)の純愛物語

ネットライバーの賢治と視聴専門リスナーの美咲が、義理の父娘として交流する三年弱の純愛物語である。

早くに父親を亡くし強度のフアザーコンプレックスの美咲が、義父の賢治に対する愛の葛藤を乗り越えて、賢治の協力を得て結婚相手と結ばれるまでの物語である。


○飼っていた猫が亡くなった。                            

「おはよう。お父さ~ん。にゃんこのミーちゃんの体調がおかしいの。今からペット病院に行ってくるよ」               

 「おはよう。心配だね。気を付けてね」                        

「お父さ~ん。ミーちゃん、駄目だったよ! 助からなかったよ」          

 「そうか!昨日まで普通だったのに、急だったね」                   

「お父さん。悲しいよ!苦しいよ~」                       

 「可愛がっていたからね。悲しいね」                         

「涙が出て、スマホのキーが打てないよ~」                   

 「美咲の気持ちは十分わかるよ!お父さんが付き添えないのは残念だね。しかし、後の段取りをシッカリやろうね」         

「うん。ペットの葬儀社に頼んで、簡単な葬儀をやってもらうよ」          

 「その後は、いつものペットの納骨堂だね。生ある限りいつかは、悲しい別れになるからね。私も、三年前に十八歳のワンちゃんが亡くなった時の悲しみを思い出すね。しかし、シッカリ見送ってあげようね」                             

「うん。頑張るよ」                               

※日が変わった。

「おはよう。気持ちは少し落ち着いたかな?」                     

 「おはよう。まだ、メンブレ中なのよ」                      

「そうだろうね。まだ、一週間だからね。納骨はいつにするの」             

 「納骨は、来週にします」                            

○ライブ絡みの話で雑談をしている。                        

「おはよう。昨日はメンブレ中なのにライブに来て、遅くまで話してくれてありがとう。少し元気がなかったのかな~(笑)」       

 「おはよう。メンブレが直らないので、お父さんの顔を見て話すと落ち着くの」    

「私が精神安定剤なら嬉しいね。まだ、暫くはメンブレだろうね。今日も気分をチェンジして、行ってらっしゃい」           

 「は~い。行ってきます~」                           

○私が大阪に行く話をした。                             

「こんばんは。私が、来月の下旬に大阪に行くんだが、一度会いますか?美咲はライブ関係の人とは会わないんだ!と、言っていたね。今までも大阪に行く時に連絡をしているが、会ってくれなかったね(笑)。無理しなくても良いよ。私とはネットの交流だから、会わなくても構わないんだよ。大阪に行くので礼儀として声を掛けただけだからね」       

 「お父さん。今回は会いたいんだけど、突然の話で、恥ずかしいのと、怖い、の気持ちが混ざり合って、気持ちの整理がつかないのよ。会いたいと思っているんだけれど、気持ちの整理で明日まで待ってくれる?」                            

「良いよ。無理するんじゃないよ。会わなくても、元々、我々はネットの交流だから、何も支障ないんだよ。私は怖くは無いが、何か恥ずかしいね。本来は、始めに会って、話が合えばDM交換をするんだが、私たちは順番が逆だからね。美咲が戸惑うのも無理はないよ。美咲はライブで私の顔や雰囲気を知っているが、私は美咲の顔も分からないから、少し恥ずかしいね」                   

 「そうですよね。順番が逆ですね(笑) 」                     

「美咲から明日に連絡くれれば良いよ。美咲は軽い精神疾患でストレスが溜まりやすいからね。無理は良くないよ。お休みね」      

 「お休みなさい」                               

※翌朝。

「お父さ~ん!おはよう!おはよう!会います!喜んで会いますよ!(笑)日程が決まれば教えてね!(笑)」               

 「美咲。おはよう。会おう!私も喜んで会うよ(笑)日程が決まれば連絡するよ。会うのは基本的には週末の昼が良いかな?」     

「私は週末でも、退勤後の平日の夜でも、お父さんの都合に合わせますよ」        

 「ありがとう。一週間以内に予定を連絡するよ。楽しみだね。嬉しいね(笑)しかし、少し恥ずかしいね(笑) 」                              

「私も少し恥ずかしいよ(笑) だけど、楽しみですね。連絡待ってま~す」 

○美咲が私と別の女性ライバーとの関係に疑問を持って聞いてきた。          

 「こんにちは。お父さん、一つ聞いて良い?」                   

「良いよ。どうしたの?」                            

 「女性ライバーの「むつ」さんだけど、いつも来て長く滞在してるよね。どういう関係なの?」                    

「どう言う関係って?美咲より二か月後くらいにライブに来てくれた、親しいライバーだよ。遠いから会ったことは無いけどね」   

 「会ってないんだ。いつも長く滞在してくれるのは、親しいからだけなの?」     

「そうだよ!どうしたの?何か歯に物が挟まった言い方だね?」           

 「どうなのかな~と、聞いてるだけよ」                     

「そうじゃないだろう。変に勘ぐっているようだから話すよ。彼女は、確か四十三歳だと思う。地方に住んでいて。シングルで実家で両親と暮らしているそうだ。持病もあり身体が少し弱くて、仕事はフルタイムで無いし、残業が無いので早い目に帰っていて、いつもは十六時過ぎ頃に一時間程度のライブ配信をしている。私はDMで呼ばれたらライブに行っているよ。そんな関係で、私のライブにはいつも初めから来てくれて、二十時三十分過ぎ頃まで滞在してくれる、ありがたい存在だよ。その間に推しさんのライブがあれば抜けて行くし、知り合いのライブにも抜けて行き、終われば戻って来るね」                「そうなんだ!」

 「だから、私のライブにべったりでは無いよ。彼女は体力的に二十一時頃には眠くなるらしい。美咲は彼女が帰る頃に来ることが多いが、美咲は別のライブに行かないで、私と遅くまで長く話してくれるよね。彼女とはDM交換もしているが、一般の連絡であって、美咲とのDMの内容とは全然違うよ。                            彼女程度の交流は彼女以外に数人は居てるよ。美咲は私のライブでは、リスナーとしては一番古いから知っている人が多いよね(笑) ハッキリ言いますが、美咲との交流レベルとは比較出来ないよ。これで良いかな~(笑) 」                     

「お父さんごめんなさい。少し、嫉妬してしまったようなの(笑)。お父さんの説明を理解しました。ごめんなさい」           

 「謝らなくて良いんだよ。これからも腹に収めておかないで、言いたい事や聞きたい事があれば、何でも話そうよ!私も話すよ!会って話しの出来ないネットの交流だから、時間が経てば疑問も増幅するよね。これからも早い目の対応が必要だね」           

「は~い」                                   

○私の大阪訪問の日程が決まった。                          

 「おはよう。大阪の日程が決まったよ。三月二十二日(土)から二十六日(水)で行くよ。二十三日(日)の昼が良いかな~」      

「待ってました!決まりましたね。二十三日の昼で良いですよ~。時間と場所はどうしますか?」                 

 「ありがとう。話を沢山したいから、十時頃に会おうか。場所は、美咲が通勤に使う地下鉄の途中駅の、私が宿泊するVホテルのロビーにしようか?ロビーは広くて公園が見えて景色が良いんだよ。人はあまり来ないのでゆっくり話せると思う。     

その後に昼食に行こうか?長く話をしたいから、昼食の後もホテルのロビーで話をしようよ。いつも簡単には会えないんだからね」    

「時間と場所は了解です!時間は一日開けておきますよ!」             

 「ありがとう。一日、時間があるのは嬉しいね!ゆっくり話そう」           

「楽しみ~」                                 

 「美咲。お互いに、まるで、遠距離恋愛の恋人同士みたいなはしゃぎ方だね(笑)」    

「遠距離恋愛だよ!お父さん!(笑)」                       

 「恋愛になったらヤバイよ(笑) 」                          

「良いんじゃないの。何がヤバイの!お父さんが好きなんだから。恋愛の経験が少ないから、雰囲気を作ってよ~(笑))」       

 「分かりましたよ。そんなに攻めないのよ。あくまでお父さんを「ラブ」でなく「ライク」ででね(笑) 」               

「は~い。いつも逃げるんだから(笑)」                      

 「三月は、美咲とライブで会って九か月、DMの交換を始めて七か月になるよね(笑)」  

「そうなんだ(笑)」  

○美咲がライブに来て遅くまで話した。                        

 「おはよう。昨日はライブで遅くまでありがとう。二十四時までの三時間以上の二人だけのライブになったが、美咲との話が楽しいね。美咲は朝は七時起床だから良いが、お父さんは五時起床だから、少し眠たいね(笑)」                      

「おはよう。昨日は遅くなってしまってごめんなさい。お父さんと話していたら時間を忘れてしまったのよ(笑)」          

 「謝る必要はないよ。お互い様だからね。楽しい時間だよ。今日も元気に行ってらっしゃい」                     

「は~い。行ってきます」                            

○私の大阪訪問が近づいた。                            

 「お父さん。大阪訪問の約束前日の、到着日の二十二日の土曜日にも会えない?二十二日に到着しているのに、二十三日まで会えないのは気持的に待てないよ」           

「私は良いよ。ただ、そうだと週末の二日が潰れるよ。土曜日にデートなんかは無いのかな~(笑)」                

 「デートなんか。そんなの無いよ!会うのが嫌だからそんなこと言ってるのね‼」     

「直ぐに怒るんだ(笑)。気にして聞いてみただけじゃないか。そんなに怒らないのよ(笑)」                    

 「怒って無いよ。お父さんが嫌味を言うからだよ!そう言うことは自分で判断します!(笑)」                  

「分かりました。二十二日は十四時頃にホテルのロビーで会おうか。チェックインが十五時からだから、荷物を預けて、お父さんとロビーで話をしよう。その後でチェックインして夕食に行こうか」                                   「やったー。そうしてくれる。そうだと気持ちが落ち着くよ」              

 「週末の二日間、美咲とデートだね(笑) 」                    

「お父さんと二日間デートだ。ありがとう(笑)」                    

 「ゆっくり話をしようね」                            

「は~い」                                    

〇大阪訪問前日のライブ配信。                           

 「賢治さんこんばんは」                             

「美咲さんこんばんは」                             

 「賢治さん。プロフィールの案内に、一週間、ライブ配信を休むとありますが、どうされたんですか」                 

「美咲さん。ごめんなさい。大阪に行ってこようと思うんです」           

 「そうなんですね。大阪は故郷ですもんね。楽しんで来てくださいね」       

「ありがとうございます。ところで、美咲さんは大阪ですよね。会いませんか?」   

 「会いたいですね。しかし、急だから予定があって会えないですね。残念ですね。次回は早く連絡頂いたらお会い出来るかも分かりませんね(笑)」                

※DMで親しく交流しているが、ネットライブは公開の場なので、ライバーとリスナーの 普通の会話になる。       


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。