表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/16

駄菓子が!!

アダマンタイマイの甲羅を手に入れた一行は、次の街を目指す。


そこは、昭和の日本をイーメジした昭和の街だった。

 ヤメルダの酒場を後にした勇者一行は、一路、トメルダの酒場のある『ショウワの町』に向かった。


「ほほう、この町は昔の日本っぽいな」


「おっ旦那、出身者にはわかりますか」


「私達は冒険者だから当然のように来たことがあるけど」


「うむ、子供頃はよく行ったものだよ」


「あ~勇者様は中身おっさんパターンですか~」


 ロイは、勇者のりくんに激しく遺恨を残していた。


 メロウスは勇者の腰からから離れ、浮き上がった。


「私は、ちょっと先にギルドに行っておくから、三人は、勇者に街でも案内してからきて」


「はい、わかりやしたぜメロウス様」


「わかったけど僕は案内しませんよ」


「メロウスは一人で大丈夫なの?ついていこうか?」


「子供じゃないし大丈夫よ、今度はちょっと込み入ったことをするから、先にギルドに話を通しておこうと思って」


 メロウスは一人フヨフヨと飛んで行く、その姿を見送りながら、かえりんは思う。


 だって、あなたを一人にしたら…


「うっわ!なんだこれ!?」


 宙に浮いた剣なんて現れたら…


「いやッッ!襲われる!!」


 剣のモンスターと思われるじゃない!!




 冒険者ギルドことトメルダの酒場


「前のマスターはどうしたの?」


 カウンター越しに、女店主に話しかける。


「メロウス様、前こられたのは50年くらい前ですよ」


「じゃあ死んだか」


 全国に50箇所もあると、全てにこまめに顔を出すことは難しい。


「死んでますし、そこから二回マスター変わって私です。」


「えーと、用は50年まえと同じなんだけどわかるかしら?」


「前回来られた時は、5代前の勇者様とで、勇者様が死にかけたと聞いておりますが?」


「そうそう、しかも失敗して封印しなおしたのよね~www」


「そのせいでここは建て直しになって、それ以来メロウス様は来ていないと。。。」


「そして再び現れたと言う事は~?」


「やめてくださいよ、店の復旧も楽じゃないんですよ~」


「まあまあ、店に被害が来るのは、失敗した時だけだから」


「失敗して封印した奴でしょ、先代にきつく言われてるんですよ」


「なんて?」


「メロウス様は人間と命の感覚が違うから気を付けろってね」


「あっはっはっ、間違いないわ…でもやるわよ、勇者抜きで…」


「そっそんな、勇者抜きでなんて無理ですよ!!絶っっっ対に!駄目です!!!」


 そこに、勇者を覗く三人がやって来た。


「メロウス様~ちょっと困ったことになりましたぜ」


「どうしたの?」


「いや、実はですね~」


 四人で街を巡っている途中に…




「ほほう、菓子屋も昔風か」


 勇者が足を止めたのは駄菓子屋の前だった。


「久しぶりになにか買っていきますか旦那?」


 店内に入り、少しキョロキョロすると、勇者は、きなこぼうの前に立ち止まった。


「これをよく食べていたな」


「あ~旦那、コレってこういう店でしか見ないですよね」


「僕は育ちの関係で食べたことないです。」

 

 箱の中にいっぱいのきなこと、謎の食感の棒が入っているヤツである。


「大人になったら、いつの間にか個包装になってたな」


「へー、こっちでは、包装されている菓子って、みないですからね」


 男3人を横目に、かえりんは箱の底にある、賞味期限の印を確かめていた。


「うん、この箱は賞味期限大丈夫みたいよ」


 二つ並んだ箱から、四人は一つずつとって食べた。




「そしたら旦那だけ当たりを引いて腹痛ですぜ」


「あそこの菓子屋って、婆さんが趣味出やってる菓子屋でしょ?」


「だから私も減ってる、先に開けた方の賞味期限を確認したんですよ?」


「それでも当たりを引くなんて運命ね〜w」


 喜ぶメロウスの前で、女主人は酒を瓶ごとあおり、ダァァァン!とカウンターに叩きつけた。


「やってられっか畜生がぁぁぁぁぁあ!」


 やけ酒、人は時としてそれを望む。


「残念ね〜ヤメルダwともかく、今回は勇者抜きでやるわよ♪」


「俺達だけで出来るんですかい?」


「大丈夫よ!イザとなったら封印するし〜」


 ヤメルダがジッと3人を見ている。


「あなた達職業は?」


「俺は、知っての通り遊び人」


「私は踊る方の舞踏家」


「僕は賢者です。転職したばかりですけど」


「…………!!」


 ヤメルダは言葉がでない。


 それを知り目に、メロウスは言った。


「ともかくきなこ棒超リスペクトよね〜」


 ヤメルダは、血涙を流しながら酒瓶を握り砕き叫んだ…


「駄菓子がぁぁぁぁぁぁぁぁああ!!!」


 



 勇者のリタイアにより、3人で頑張ることになった一行は、メロウスの支持を得て、とある強敵の封印をとく…


次回 駄幹部が!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ