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第四話 センパイとの放課後―頼れるのは満だけ?

センパイは言われてるように顔だけや・・・。いや、伸びしろはある!ヤンデレっぽい彼女の魔手に落ちなければっ!

 キーンコーンカーンコーン

 「さよなら!南ちゃん」―「ちょっと高橋さん、見た?あの子の顔いじめられていたとはとても思えないわよ。」「登紀子、やる。」「そうね、ちょっと怖くなるくらいに…もう依存よね。」「ぽい。」


 センパイっ今日は先輩のうちにっ。早く行きましょう!私を一生センパイのうちに閉じ込めてもらっても構いません!いえ、一生居続けますからね!私に家を教えたこと後悔しないでくださいよ!…でもなんで急に?まあ細かいことはいいのです!…いえ、先輩のことですから…理由があるはず…まさか朝のことを怒ってるなんてことがあったり…いえ、違う。そんなこと考えてるのは三下ですね。とっきーという人のっ!


 センパイ遅いな…


 「よっ遅れてもうて悪かったなっ。考えはまとまったか?」考え?私の?センパイ、いや、とっきーが私を家に呼んだ理由?センパイとしてのとっきーならわかる。考えもそこまで複雑じゃない。ただ女の子らしさを隠そうと…男らしさを隠そうと…?いや出すのか?…まあそういうことだ!だが、とっきーの考えはわからない。この賢い私でも!何も考えてないのか?ただの天然?小さいころから一緒にいて分かったのはとってもかわいいってことと口の悪さがまたいいということ。そして顔は最高にいい!…あれ私とっきーのこと何も知らない?とっきーは何を考えているのだろう?まあいいや。それよりっ

「センパイっどこか寄ってきます?チーズランドとか?」これはもうデート。うっきうき!

「悪いが即帰宅や!」放課後デートはお預けですか、残念…。


 「どやっ!ここがうちの家!」おぉーここがとっきーの家…暗い。両親は働いているのだろうか?とっきーの親共働きじゃなかったと思うけど?

「親は?」いなかったっけ?

「せや、それが家に呼んだ理由や!実は、父が交通事故で亡くなってん、ほんで母が働いてたんやけど過労やって…。」

 …何、その一気に親が亡くなるって?不幸すぎん?「まだ実感わかへんわー。」とっきー、頭が受け入れを拒絶してるんじゃ!これはまずい!一気に来て記憶喪失になったりしたら…まずい!心のケアを早急に!「あの、ちなみにそれいつ?」「昨日。」昨日っ。そりゃあ…。じゃあお金はっ?「ほかに親族は?」「じーちゃん、ばーちゃんやけど、まあ聞いて。みっつー一人暮らしやろ?お金はじーちゃん、ばーちゃんが何とかしてくれんねんけど…うち、家事とかできんから…よかったら…一緒に暮らそ。」

 ……なんだ。それで私を…いや、展開早すぎやしないか?確かに私も妄想したよ!もしなんかあって一緒に暮らすことになったら~って!でもまずは、そう、とりあえずみんなに、私はあの地獄から逃げ出した。みんな警察にお世話になって私も保護されるとかだったんだけど無理を言って高校からならということと、親代わりになる人がいるならということで(要は別々でもいいけど、連帯保証人と親権者になってくれる人、私の場合、じいちゃんばあちゃん。とっきーもじいちゃん、ばあちゃんが親権者になったっぽい。)許可してくれた。だから私は問題ない。じいちゃんばあちゃんは自分の家から動けないから一緒に住んでるわけじゃないし…でも…

「じいちゃん、ばあちゃんと暮らすんじゃないの?」

「それが家から離れられんねん。もう年やからなー。」なんと似た者同士!

「ばーちゃんにみっつーのこと話したら「いーんちゃう?」って言ってたしこっちはえーねん。」

「聞いてみる…もしもし、実は…うん…わかった。じいちゃんか、ばあちゃんの電話番号知ってる?」

「もち。用意は万端。ただお互い顔合わせできんのよなー」

「ばあちゃん、お待たせ。とっきーのばあちゃんの電話番号パソコンに送っといた。」そうだ。もしとっきーのおじいちゃんか、おばあちゃんのどちらかがパソコン使えたらいいんだけど…。

「パソコン使えるんや!ハイカラなばーちゃんやな!ほな私のばーちゃんも使ってるし連絡はそれでいいな!顔見えた方がええやろし。どっちの家使うか、とか?話すんかな?別に近かったら寝る時だけ帰るとかでもよかったんやけど。」

「私はアパートだよ?」使えるんだ!よかった。ハイカラって古くない?

「ほなうちでいいか!一応相続するからうちの家。金だけはあるからな!せめてもの救いや!都合よすぎるけど、一応バイトもしてる。…今日からでええ?」

「え…いいですよ。」センパイの話し方感染力あるんよな

「ほなスーパー行こか!今日は火曜日や!安いんやで!」

「いえ、買い物ならサタデーの方が安いです。肉は新鮮屋、魚がおいしいのは喜魚屋、雑貨はエオンに行けば何でもそろってますし、高いですが、まあいいでしょう。ということでとりあえず冷蔵庫見せてもらっても?」

「あ、ああ。い、いいぞ。」


がちゃっ


 何も入ってない!一体センパイは何を食べて…?カップ麺か!めっちゃある。なんでスーパーとか言い出したの?コンビニじゃん!

「センパイ、これ……」

「あーそれめっちゃうまいよなー。」

「いや、スーパー行けよっ。こんな贅沢しやがって!カップ麺、単価が高いんだぞ!」

「よーしっとんなー。」

 ―まあ!みっつーがいれば私も生活できるわ!みっつー万歳っ!かっこいいなーてきぱき動けて。ついでに掃除してくれたらもっと助かっちゃうのにっなんておこがましいわね!―

「みっつーまぢ感謝掃除もやってくれたりする?」だっ、だめよ、なに言っちゃってるの。これ以上世話になっても私がしてあげられることなんて…

「さあスーパーに行きますよ!」

「ういー。で、どこにあるん?」

「そこからかい!ついてきて!それで、今日は無難にカレーを作ります。センパイでもできるでしょ?」「いや何そのげき難料理。カレーってすべての料理の完成形やろ?ラスボスやん!魔王やん!魔獣ガ〇ンやん!まああいつ進化する前のガ〇ンより倒すの簡単やけど!進化したらもっと簡単になるってどゆこと?」

「いいから早く行きましょ」

 はぁ~センパイを私に甘えるしかできないダメな子にしてるみたいで、なんかこう胸とおなかの奥がきゅっするような何とも言えないエロい気持ちに・・・。むしろセンパイをこの部屋に閉じ込めるのも悪くない・・・ふふっ。センパイっ二人暮らし楽しみですねっ!


満 次回はいちゃいちゃクッキングですよ!

作 次回、『お家でいちゃらぶクッキング!?』…にはならへんな。登紀子は料理”今は”できんから。



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