第七話 アピール
2月11日
今日はプロになってから初めての試合。
1番センターでスタメン出場の京崎は、試合前コーチと話していた。
「ボールが飛んできたら深呼吸な」
「はいっ!」
今日の試合走攻守でアピールできれば、2月の最後にあるオープン戦に出場の可能性もある。
今日の試合の対戦相手は大戸ハンターズで先発投手は同じルーキーの高野田投手だ。
同じルーキーとは言っても相手は大卒の選手で4歳年上の人だ
間もなく試合が始まる。
「プレイボール!」
1回表の大戸ハンターズの攻撃
2アウト 1塁、2塁のチャンス
バキッ
「バットが折れるもセンター前 バックホーム」
「ふぅー」
「おりゃー」
「センターからいいボール帰って来た! アウトー! 3アウトチェンジ!」
「ナイスー!」
「よっしゃあー!」
「ナイス返球」
「はいっ!」
「1回裏中本テントースの攻撃は1番センター京崎」
「打ったれー」
「よしっ行こう」
相手ピッチャーの高野田は本格派と言われるストレートとフォークを主体とするピッチャー。
「追い込まれる前に打とう」
「初球投げた」
「来た」
「打ったー センター前へのヒット!」
「ナイスバッティング」
「はいっ!」
「さぁ ノーアウトランナー1塁」
「よしっ グリーンライト(次の塁に行っていいよというサイン)来た!」
「さぁ 2球目投げた ランナースタート 判定はセーフ! 盗塁成功!」
「よっしゃ!」
「ナイススチール!」
「さぁノーアウトランナー2塁 打ったライトオーバー!」
「痛っ」
「あっと 2塁ランナー足を引きずっているが なんとかホームイン」
「大丈夫か?」
「大丈夫です ちょっと捻っただけなんで」
「そうか でもとりあえず交代だ」
「わかりました」
「中本テントース選手の交代をお知らせします センター京崎に代わりまして佐々原」
京崎は医務室ヘ行った。




