第六話 努力
キャンプ第ニクール3日目
練習後に散歩していると原田さんと遭遇した。
「さっきはごめんな」
「こちらこそすみません」
そしてこのタイミングだと思い聞いた
「原田さんと勝原さんと境さんはどんな仲なんですか?」
「そうだな 俺と勝原さんは年齢は上だけどドラフト同期だからまぁ 切磋琢磨ていう感じなんだろうな」
「そうなんですね。 じゃあ境さんとは?」
「境さんが4歳年上だけど俺が入団して2軍にいたときにずっと助けてもらったから」
原田は続けて言った
「境さんはプロに入ってから6年7年ぐらいほぼ2軍にいて、さらにそこから1軍に上がってもずっと控えキャッチャーだったからな。」
「でも今回のBCSに選ばれてますよね?」
「そうだな でも正捕手になったのは4年前ぐらいで30超えてからなんだよ」
「じゃあ苦労人ってことですか?」
「うん 俺もその努力を見てきたから自分も頑張ろうと思えるんだよ」
「でも自分はそれで頑張ろうと思えてるのもすごいと思いますよ」
「そうか ありがとうな」
「いえ こちらこそありがとうございます」
明日からも頑張ろうと思えた。
第ニクール4日目
この日ミーティングで発表されたのが明日の2軍の練習試合のスタメンだった
京崎は1番センターでスタメン出場でプロになってから初めての試合となる
そして原田は1軍の練習試合に出場し結果次第では1軍キャンプに戻ることになるそうだ。
「明日は頑張ろう」
そう決意する京崎だった




