八話
なんかグダグダになってます(汗
プロット位作っとけばよかったなぁ、、
つか会社辞めたい
あと、麦茶飲みながらコレ読んでる人ごめんなさいm(_ _)m
ちなみに僕は緑茶派です。
バイトをたった半年の期間でクビになってしまった僕はマンションの部屋に戻りお気に入りのソファーにだらしなく寝そべり現状を憂い溜め息を付く
こうなったのも一カ月前に入ってきた高卒風情のフリーター山城達の陰険な虐めせいだ
あいつ等が居なければ僕はもう少し貯金を貯められたかもしれない
今後の事を考えてはみるが特に趣味など持たず、月々の出費は家賃と電気代、食費といった必要最低限なものにしか使っていなかったので貯金は二百万程あった
贅沢をしなければ働かなくても一年位は充分な生活が出来る金額ではあるかもしれない
しかし僕は貯金をそんな無駄なことに使う気はなかった
今後はどこかでバイトを見つけるしかないだろう
そして今までのケースから考えるに短くて半年、長くても一年と少しの期間働いた後で結局止めさせられる
何の目的も持たず、趣味も持たず、友人も持たず、将来の夢も持たずにただ金を得て酸素を吸って二酸化炭素を排出しながら警察の陰に脅えつつただ生きているだけのフリーター生活
こんな生活が充実しているとも思えないし、楽しいとも思えない
二十五を過ぎたが未だ年下の者に舐められ、未だに就職活動すらマトモにしていないこの体たらく
面倒なだけで中身が伴わない人間関係を強要される会社内の付き合いも、大学や専門学校に高い金を払って進学し、新たな道を模索するのも面倒臭いし、さほど魅力を感じなかった僕は高校を卒業してから、ずっと続けている不安定なフリーター生活
いわゆる宙ぶらりんな状態で日々を生きてきた
そしてそれを悪いと自覚しながらも変えようとすらしなかった
僕は“生きること”に対して疲れているのと思う
それは今までの事を省みれば当然と言えた
何一つ良いことがなかった人生を振り返る
今まで学校での友達出来ず、クズどもの居場所を守るためイジメという手段でダシに使われ、家庭でも母親のサンドバック変わりにストレス解消の道具にされた
そこの過程で生まれた疑問
“何故、僕だけがこんな目に合うのか?”
正直解らない、もしかしたらいるかも解らない神様とやらの気紛れなのかもしれない
そう考えるとフリーターを今までずっと続けているのは社会のシステムに組み込まれ利用されないが為の僕なりの処世術。つまりは世の中に対しての僅かばかりの反抗なのかもしれなかった
思考の堂々巡りに陥っている内に気付くと喉の渇きを感じていた
そこで麦茶を飲み少し落ち着こうと考え、冷蔵庫の扉を開いた
昨夜少し飲んだ筈だが、昨日開けたばかりの二リットルペットボトルの麦茶はまだまだ残っているはずだ
冷蔵庫の扉を小さく開き、麦茶を取り出す
そこで、昨日と変わらないまま血まみれの黒ビニールに包まれた藤谷の生首の虚ろな視線と目が合った
その時僕は奇妙な感情を抱いていた
そしてそれは藤谷に対しての罪悪感や醜い首だけの遺体に向けられる嫌悪感とも異なるものだった
胸から湧き上がってくるその感情を強いて例えるならばそれは達成感に似ていた
言うなれば不思議なもので昨日の殺人は僕としては初めて他人を蹂躙する体験だった
何も特技や名誉も持たずに初めてやってのけた事が人殺しという事実
世間からは背徳行為であり、最大の禁忌と呼ばれるソレをやらかした時の僕の心境はどうだったか
あの時僕は、、、
『自分にとって不快に感じていた藤谷を力でねじ伏せ殺し、他者の命を奪った事に対して生きている実感を噛み締めていた』
膝がガタガタと震え出す
今更ながらに罪悪感と藤谷を刺した時の感触が蘇ってくる
麦茶のペットボトルを片手に持ったまま僕はその場で固まった
そして開けっ放しで温度が上がっているであろう冷蔵庫の扉を力任せに閉じ、藤谷を視界から強引に完全に遮断する
それは刑事上の罪で刑務所にぶち込まれる事を今更恐れた訳ではない
怖かったのだ
自分が
藤谷の生首を眺め、達成感に浸る自分の事が何か人間ではない別の生き物のように思え吐き気がした
落ち着け
落ち着くんだ
そう言い聞かせテーブルから洗剤がもったいないとか適当な理由をつけて滅多に洗うことのないマグカップを掴み麦茶を注いで一気に呷る
澄んだ褐色の液体はその冷たさで幾分かの落ち着きと冷静さを取り戻させ、僕に僅かばかりの安心感をもたらしてくれた
「・・・・ふぅ」
心臓の動悸が収まり冷静になってくる
そしてその冷たさに再び縋るため再度マグカップに麦茶を注ぎ、今度は少しずつちびちびとゆっくり飲み干す
その時
一杯目の時に感じなかった違和感を感じた
そして口の中に入ったモノに対して驚愕する
本来なら考えられないモノ
麦茶に混入していたのは体長二センチ程の小さな蜘蛛だった
吐き気を覚えたつぎの瞬間。
僕はトイレに行き。体に入ってしまった麦茶を吐き出そうと喉に手を突っ込む
そして便器に中身をぶちまけた
白い便器にへばりついた黒い点みたいなものは八本脚を丸めた四匹ほどのさっきと同様の蜘蛛、蜘蛛、蜘蛛、蜘蛛。
急いで居間に戻りすぐにペットボトルの中身を流しに捨てる排水溝に吸い込まれる褐色色の液体の中に十を優に超えるあの黒い点が一緒に流れていく
気付くと部屋に冷房がかかっているにもかかわらずTシャツは真夏の外で運動した後みたいにぐっしょり濡れて肌に張り付いていることに気付く
震えが止まらないのはさっき飲んだ蜘蛛入り麦茶の冷たさではない
コンナモノを平然と飲み干してしまった僕自身の迂闊さもさることながら、蓋をした麦茶に何故あれだけの数の蜘蛛が混入しているかといった事実にも驚いていた
アレは決して製造段階で不慮に混入したものではなかった
飲料水や冷凍食品などの食料関係の製造工場は食品を扱う関係上、管理は徹底しているはずだ
そう。それこそゴキブリ一匹侵入出来ない位に
ゴキブリより体長が小さいとは言え一匹だけならまだしも二十匹近くの蜘蛛が同じペットボトルの中に混入していることなど、実際にあり得るのだろうか?
第一そんな事になったら商品の回収どころか間違いなくニュースで騒がれた挙げ句メーカーが散々叩かれ、倒産の憂き目に合うはずだ
しかも昨日麦茶を飲んだ時には蜘蛛は入っていなかった
そう
つまり・・・
そのあまりに非科学的な可能性に考えが至ると同時に体が震えだした
謎の痒み
悪夢
噛みつくイエグモ
蜘蛛の脚
蜘蛛入り麦茶
共通するキーワードそして結びつく糸
どう考えてもありえない。他人に話したら妄言だと一笑されるだけの戯れ言
しかし最近の不気味かつ不可解な全ての出来事に納得がいく
それは先程の自分に対しての恐怖とは異なった文字通りそのものに対して抱く原初の未知に対する恐れ
もしかしたら数日前に惨殺した大蜘蛛に関係があるのかもしれない
ならば数日の不可解な出来事は――――
プルルルルルルルルル♪
突然響いたデフォルト設定の着信音でで僕の思考は中断された
しかも、携帯電話の画面にある名前は
『哲也』
実の弟であり
昔、母さんに殺されかけた時に、僕が激情に任せて殺そうとした肉親の名前が液晶画面に表示されていた
感想、評価、批判等ございましたら、遠慮なく申しつけ下さいm(_ _)m




