依存症と脳内物質について
依存症というのは、つまるところ、人間ある程度、嗜むくらいはいいのだろう。しかし、それが社会生活に少しでも影響を与えると依存症という病気になる、ということなのだ。
日本では、酒の依存症の方が多いのであるが、これが欧米になると、圧倒的にクスリの依存症が多いのだ。ビートルズ以来のドラッグカルチャーということである。いや、それ以前からあるのだ。
アヘン戦争なんてのが、とても有名であるが、清国がイギリスに紅茶を売って莫大な儲けをえていたので、イギリスが清国にアヘン密輸攻勢を仕掛けたというのが、アヘン戦争の原因であるらしい。
コーヒー紅茶などのカフェインも依存性のある物質である。クスリに、アッパー系とダウナー系あるいはサイケデリック系というのがあるのだが、これは、脳内物質を刺激してこうなるのである。多くの依存症や、精神病は脳内物質と関係している。
瞑想というのも、もちろん、脳内物質に影響を与えるモノである。ネットで検索したらいくらでも載っている。各自調べてほしい。こういったものを刺激して、たとえば、仕事など、より良いモノに依存して、社会更生を目指すというのが、認知行動療法である。和田秀樹さんの動画などが参考になるかも知れない。
脳内物質は、200近く存在を知られているが、その内、7種類が詳しく知られていると。これによって我々の気分は激変してしまうわけだ。その代表選手をここに掲げて終わりにしよう。以下の文章はAI使ってます。
1.ドーパミン
意欲・報酬・運動
「やりたい」「もっと欲しい」という動機づけや、学習、運動の調節に関係する。
2. セロトニン
気分・睡眠・食欲
気分や睡眠、食欲などを調節する。単純に「幸せ物質」と呼ぶだけでは説明しきれない。
3. ノルアドレナリン
覚醒・注意・ストレス反応
周囲への注意を高め、緊張した場面で素早く対応できるようにする。
4. アセチルコリン
記憶・学習・筋肉の動き
注意や記憶に関係し、筋肉を動かす指令にも使われる。
5. GABA
神経活動の抑制
神経の過剰な活動を抑え、脳内の活動バランスを保つ主要な抑制性伝達物質。
6. グルタミン酸
興奮・学習・記憶
脳の主要な興奮性神経伝達物質。情報処理や記憶形成に重要。
7. エンドルフィン
痛みの緩和・快感
体内で作られるオピオイド系ペプチド。痛みの調節や快感に関係する。
これにヒスタミンやエンドルフィン類などを加えると10種類前後になる。
他の200種となぜ差があるのか
• 古典的な小さな分子(アミノ酸・モノアミン類)は研究が進みやすく、薬理学的な知見も豊富。
• 神経ペプチドや気体状のもの(一酸化窒素など)は数が多く、作用も複雑で、まだ全体像がつかめていないものが多い。
つまり「存在が確認されているもの」と「機能や臨床的意味までかなり詳しくわかっているもの」には大きな開きがある、というのが現状だ。
前のエッセイの文脈(精神科の薬が一部の脳内物質を操作している、という話)で言うと、まさにこの「詳しくわかっている一部」をターゲットにしている、という見方ができる。




