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ワンダーランド・ボーイ  作者: 櫻木サヱ
光と闇の交差点

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35/47

Remember the labyrinth

光の庭園の奥に進むと、森の木々の隙間から、迷宮で過ごした日々の記憶がふと蘇った。

 アレンは立ち止まり、胸の奥にざわつく感覚を感じる。


「……迷宮のこと、まだ頭から離れないな」

 小さくつぶやくアレンに、チェシャは肩をすくめて笑う。


「ふふ、怖かったけど、楽しかったよね? ボク、鍵くんと一緒に越えられたし」

 いたずらっぽい笑顔の裏に、アレンを想う気持ちがにじむ。


 一方、ホワイトは穏やかにアレンの肩に手を置く。

「君があの迷宮を無事に越えられたのは、君自身の勇気と、僕たちの支えがあったからだ」

 その言葉に、アレンは胸が熱くなる。


 迷宮での恐怖、影との戦い、そして二人との絆――

 全てが今の三人の信頼の土台になっていることを、アレンはしみじみと感じた。


「……チェシャ、ホワイト、俺、本当にありがとう」

 アレンが静かに言うと、チェシャはくすくす笑い、ホワイトは微笑む。


 三人は互いに手を握り合い、迷宮での経験を思い出す。

 その記憶は恐怖だけでなく、心の距離を縮めた甘くじれじれした瞬間でもあった。


「迷宮を越えたからこそ、今の僕たちがあるんだね」

 アレンの言葉に、チェシャは楽しそうに頷き、

 ホワイトも静かに微笑み、三人の手はぎゅっと重なる。


 光の庭園を歩きながら、アレンは胸の奥で少しずつ覚悟を固める。

 迷宮の試練で育まれた絆を大切にし、これからも二人と共に進む――

 その決意が、胸を温かく満たした。

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