嘘を真実に思わせるには、7割の本当の事を入れるもの
「さてと・・・・話が飛んでしまったが、とりあえず質問を始めていいか?」
「えっ?あっそうね・・・・じゃあどうぞ・・・・」
「まぁ、改まって聞くのも変だしそっちも聞かれると思っていただろうが・・・・あの日の真実を知りたい」
「あの日って、私達が町に来た日のエルの珍騒ぎのことでいいの?」
「そうだ、偶然や勘違いじゃ納得はできねぇからな」
「んーと・・・・完結に言えば、ご想像どおりオーク似の男は私よ」
ギルドとの正式な契約が終わり若干まったりムードになり、一息入れてているとタンクスが質問を始めた。そして志信の答えに2人とも《やはり》とゆう表情をしたものの不に落ちない点があるようだった。
「では、どうしてオークの姿に?そともオークの姿が本当なのですか?あとあの遺体は・・・」
「簡単に言えば全てスキルによるものよ、私"変身"持ちなんだ・・・・」
「ほぅ・・・・」「なるほど・・・・」
"変身"とゆうスキルを聞いてタンクスとロナルドは納得した。もちろん志信には"変身"なんてスキルは持っていないし、使えないがその能力は爺さんの残した本で知っていた。
"変身"とは触れた対象の姿に文字通り変身できるもので、これは人間・魔物・魔獣・動物に関わらず変身できるもので、その触れた対象者の能力も使えレベルさえも変身した者と同じになれるレア級のスキルなのだが無論万能スキルではない・・・・・
触れるときに直接、使用者が触る必要があり変身した姿の者が既に死亡している時は変身できない・・・外見は変われるが性別は変われず、体格差がありすぎると変身できない
さらに!変身最中に取得した経験値は得ることができず、変身中はどんなに鍛錬しても新たなスキル・称号は取得できないようになっている
もちろん相手の記憶とかも読む事はできないし、個人登録してある魔道具や武具・装置なんかは解除や装備・使用などができないのでレアなスキルといってもあえて取得しようとする人は稀である
「それでさらに補足を加えるなら、私達が住んでいた所は"罪深の森"の奥に住んでいたの・・・・エルの育ての親とね」
((!!!!!!!!?))
「"罪深の森"だと・・・・!?」
「確かにエルフの国ではあの森には集落があるとゆう噂は聞いたことが有りますが・・・・まさか・・・」
「でも済んでいたのは私とエルとエルのお爺ちゃんの3人だけだったから村とは言いにくいわね」
「しかし良くそんな所で済んでいられたな、あそこは高レベルのモンスターだらけだろ?」
「えぇ・・・でも村に大昔に渡り人が作った魔物避けの結界があったから何とか暮らせていたのだけれど」
「エルのお爺さんが無くなって、結界を動かすための魔石を集めれなくなって・・・」
「それで村をでてきたと?」
「そっ、でも先っき話したとおり私はレベル1・・・・だから」
「なんとかエルさん1人で動きを封じられるオークに変身していた訳ですか・・・・・」
「だったらよう、何で町に入る時変身を解かなかったんだ?簡単だろ?」
「解くのは簡単ですけど、私MPが少なすぎるので1日1回しか変身できないんですよ」
「それで?」
「だから森からの道中ずっと変身しっぱなしで、私もエルも既に気にしなくなっていて、あの日ちょっと雨が降ってきたじゃない?」
「そういえば・・・・」「通り雨でしたけど確かに・・・」
「それでレインコート着ていて顔が隠れていたので門の所まで誰も気がつかなかったってわけなのよ」
「そうゆう事か・・・・しかし・・・」
「えぇ・・・死体の件はあれも私のスキル・・・これは他言無用でお願いしますが・・・・」
真剣な表情で志信はタンクス達を見つめて言うと、ゴクリと喉が鳴り2人とも神妙な面持ちになっていった。
「これは恐らくオリジナルスキルに入ると思うんですが・・・・"何でもできる!"ってスキルなんですよ」
「はぁ?」「何でも?」
2人ともまるで信じられないと言わんばかりに顔を顰め一笑した。
「まぁ、信じられませんよね・・・けれどもう証明はしましたよ?」
((????))
「だってそのスキルでロナルドさん半殺しにしちゃったんじゃないですか」
((!!!!!?))
「まさか・・・・」「しかし、スキルではレベルに干渉は・・・・」
「私もロナルドさんの時ようやく気がついたんですよ・・・元々このスキルは、ただ同量の質量の物を別の物に・・・・それこそ異世界の物でも創れたんですが、それでは"何でもできる!"の看板に偽り有り!じゃないですか!?だからずっと不思議だったんですが、ようやく納得できたんです・・・・」
志信が本当の意味で"何でもできる!"できたのはあのロナルドを殴り終わり、部屋で待たされている時だった・・・・・冷静さを取り戻したとき疑問に思ったのだ。
何故レベル1の自分が絶対に上のレベルのロナルドを殴れて、剰え致命傷まで与えられたのは何故だろう・・・・
それは自分自身が我を忘れてレベルの事など気にもしていない・・・いや、覚えていなかった為ではないのか?
じゃあなんで気にしていなかったら、それ以前に知っていなかったら・・・・・そう考えた時ハッと気がついたのだ。
そもそも元の世界にレベルなんて無い・・・・子供でも銃を撃てれば簡単に人を殺せる世界、もしもこの世界にレベルの概念が無かったら、殴ればダメージは通るし殴られれば痛みはあるはず・・・・
だから志信自信がそれが真実と心の底から思うか、もしくは知らなければ・・・・どんな事でもできると信じられれば、MPを消費して文字通り"何でもできる!"んじゃないのかと・・・・そう考え付いたのだ。
というより、そう考えなければロナルドを殴れた理由にならないのだ。だからタンクスがどんなにスキルで威圧とかを使おうが、志信自身がスキルを使われていると思わないかぎり効果がないのだ。
もちろん直接的ダメージを与えるスキルや使用者自身を強化なり補助するもの意外に限定されるけれど、これはとんでもないスキルだと確信したとゆう訳だ。
「このスキル・・・・私が心のそこからそう思えばMPを引き換えにどんな超常現象も魔法もできるものだったんですよ」
「しかしそんなスキル聞いたこと・・・・」
「このスキルは私だけこの世界に来る時に『ペカード・フロレスタに送っちゃたからお詫び』って事で天使?みたいなのから貰ったスキルなんですよ」
「神の使いから直接か!?」
「まさか!ゴット級スキル!?」
「なので、まず間違いはないはずです・・・・たぶん・・・・」
(そこだけは自信がないんだよなぁ・・・・だってあの天使から貰ったやつだからなぁ、あの適当ぷり・・・・正直、俺良く村までたどり着けたよなぁ・・・・・)
「しかし、遺体を作った理由って何なんです?」
ぼんやりとそんな事を考えている時、ようやく納得ができたロナルドが質問をしてきてその言葉でハッと我に返り、再び話し始めた。
「理由は簡単です。脱走をばれないようにです」
「つまり死んだ事にして脱走した事に気がつけないようにしたわけですか・・・しかし、ばれたらどうするつもりだったんですか?」
「それでも時間稼ぎにはなりだろうし、最悪"変身"の事を言えば何とかなるかなって・・・・」
「・・・・・・良し!納得できた。もう俺からの質問はねぇ!」
それまで何やら考え込んでいたタンクスが、大声で啖呵を切り話を強制的に終了させた。
「!?良いんですかギルド長!?」
「あぁ・・・・これだけ聞ければ御の字だ。それに嬢ちゃんは俺達を信用してくれた・・・だったらその信用に答えるのが漢ってもんだろうが!」
「そう言ってもらえると嬉しいわ」
「俺に惚れるなよ」
「ムキムキマッチョは好みでは無いわ・・・・私はエルの方が好きだもの」
「しっ志信////急に恥ずかしい事を言うな!・・・・・てっ照れるではないかぁ・・・・」
「むぅ~やっぱり、頬を染めるエルは可愛いなぁ~・・・ウリウリィ」
「こっこら撫でるな!頬を摺り寄せるなっ!」
「えー・・・・と、つまりお前ら百合?」
「あら?この国では普通なのでしょ?」
「そりゃぁ・・・一応・・・・」
「じゃあイイじゃない」
「なぁ、ロナルド・・・・俺ってそんなにダメか?」
「さぁ?私に聞かれても・・・・さてと、とりあえずお話は終わりましたし昨日の依頼の報酬を・・・」
「おっと忘れる所だったわっ・・・・・こんだけ?」
「Iクラスの依頼ならこんなもんですよ」
「魔石も肉も結構あったのに・・・・」
「このクラスは殆ど子供でもできる依頼が多いので、そんなに報酬は高くないのですよ」
「ちぇっ・・・まぁいいわ、それじゃコレはどれくらいで買ってくれる?」
そお言いながら志信はニヤリと笑いながら、アイテムBOXから何かを取り出した・・・・・・・
いやぁ、いつの間にかブックマークが55人以上まで増えていて驚きです。こんな拙い小説を読んでいただきありがとうございます。
とりあえず今回でギルドとの交渉偏は終わりで、次回から動き始めるつもりですが・・・・まだネタ考えついていないからどうしたもんか・・・・
まっそんなこんなんでヌルリと書いていきますのでゆっくり待っていてください
ノシ




