真相
「でっ、結局どうゆうことなんですか?」
タンクスとロナルドをひたすら土下座で謝り続ける事態からなんとかソファーに座らせ志信達は事の真相を聞こうとしていた。
「んーむ・・・何から話すべきか・・・・・」
「そうですね・・・・まずはどうしてシノブさんを怒らせるような事をしたかについてですが・・・」
腕を組んで悩み話し始めれないタンクスの変わりに、ロナルドが話し始めた。
「完結に言えば、狙いはシノブさんを直接触るためですね・・・」
「私を触るため・・・?」
「えぇ・・・もちろんやましい行為のためでは無く彼方のステータスを複写する為ですけどね・・・」
そう言ってロナルドは上着を脱ぎ、シャツの袖を捲くると何やら複雑な模様が描かれた篭手?の様な物を取り外した。
「これは触れた対象者のステータスを複写し投影できるレジェンド級の魔道具です。と言っても対象者を10秒以上触り続けた上で相手の名前を呼び対象者が答えないと効果は発揮しない物なんですけどね」
「つまりコレで私が渡り人かどうか調べるつもりで挑発したと?」
「いえ、渡り人であることは知っていました」
((!!!?))
「気がついていなかったかも知れませんが、2人の会話は常に盗聴しそれを記録していました。もちろん口の堅い信頼できる者にね」
無論、見張られている事は志信もエルも知っていた。志信のスキルでもエルスキルでもそれは分かっていて見張られている時はへたな事は話さないでいたのだが・・・・
「一応言っておきますが見張りは3班に分けて行っていましたよ・・・1つは彼方方の注意を引くための囮・・・もう1つが"瞬斬"への牽制を担当していましたが・・・」
「「"瞬斬"・・・・?」」
「あぁ・・・お2人は彼の二つ名を知らないのですね」
「・・・・彼?」
「リヒティー司祭のことですよ、彼はその類稀なる才能と智謀の持ち主でこの国で1・2を争う切れ者・・・・彼が望めば今頃、女王の相談役か補佐官か・・・と言われるくらいの人物なんですよ・・・・彼方方は偶然か、はたまた必然か・・・・彼からかなり気に入られていたようで教会内や彼と一緒に行動している時の会話は盗聴できませんし、彼が勧めた宿も盗聴や盗難系のスキルや魔法のた類の結界が優秀でできませんでした」
(まっ・・・マジか、リヒティーて凄い人だったんだ。いつもおちゃらけていて、ニコニコ笑っている守銭奴ってイメージだったけど・・・・)
リヒティーの思ってもいなかった事実に驚いていた志信とエルだったが、ロナルドの説明は続く・・・
「まぁそれで、教会から出た後の彼方方の会話からシノブさんが渡り人であることと・・・シリエルさんも何やら渡り人の事について知っていそうだったので、確信を得るべく先ほどの茶番で確かめようとしたわけです。」
「それで結局私が渡り人だったとしてどうするつもりだったんですか?」
「それは・・・・ギルドで保護するつもりだった」
そう答えたのはタンクスだった。彼曰くギルドの始まりは渡り人が設立した物で、率先して渡り人の保護と知識の兵器利用禁止と一般への技術供与などを行っているそうだ。
ギルドは国無き国家と言われ、どの国にも属さない代わりにどの国にも支部が存在し民間で貿易・流通などを貴族から一般に至るまで国を介さず独自に行っているのだ。
その規模は世界の6割を占めどの国もギルド無しでは経済が停滞していまうため強い発言権と優位性を誇っているのだ。
そしてそういったギルドを統制しているのが数人の幹部達の話し合いによって決定されている・・・つまりギルドはあらゆる国の情報・流通・治安を維持しているとゆうわけだ。
ただしそれには、ある条件が存在する・・・・・・
1つ、どの国にも対して戦争行為・革命・反乱等の支援や先導を行わないこと
2つ、国を持たないこと
3つ、国家間の戦争が起きようともこれに介入しないこと
4つ、無闇に貿易・流通を停滞させないこと
5つ、どの国に対しても中立であること
6つ、どの国の政治・内政に関与しないこと
7つ、異世界の軍事兵器等を所持しないこと
8つ、支部を置く国に対して個別に必ず税を納めること
9つ、支部周辺の町・村や街道等の最低限の治安を維持すること
10、以上の事柄を神明に誓い守ること
とゆう十か条が存在する・・・・これを守る限り国はギルドに対して強攻策や、命令等ができないようになっている・・・・つまりギルドに保護してもらえればどの国からも追われなくなるし、一定の安全が約束されるとゆう訳だ。
「なるほど・・・・・・・・」
タンクスの説明により志信はある程度の事は理解できたが、やはり不安がのこる・・・・そもそもこの話が真実かどうか、それ以前にこの2人を信じていいのかどうかである・・・・
そう悩んでいる志信にエルが声を掛けてきた。
「志信、不安ならあの道具を使うか?」
「!?そうか、その手があったか!エル出してくれる?」
「あぁ、ちょとまてよ・・・・・」
そう言ってエルが取り出したのは、手のひらサイズ程の蓄音機の様な物だった。ただ元の世界の蓄音機と違う点はレコードを置くところに何やら文様が描かれており、真ん中に小さなガラス球が載っている物だった。
((!!?))「これは・・・・」 「こいつは・・・・」
「その表情だと知っている様ですね・・・そうですこれは相手の言葉が嘘か本当か判断する魔道具です」
この魔道具は元々エルの祖父、前回の渡り人である勇作爺さんの遺品の1つである・・・爺さんが残してくれた本に細かく詳細が載っていたので使い方は分かっている、しかしコレを動かすには魔法を使えなくてはどうにもならないので、教会で儀式を行ったお蔭でコレを使用できるようになったのだ。
「これは・・・レア級の魔道具ですが、何故彼方方がこんな物を?」
「その質問に答えるにはまず彼方方を信用できなくてはお話できません、なのでこれから私がいくつか質問するので必ず答えてください」
「なるほど・・・・よし分かった。お前さん達が信用できると思うまできっちり答えてやろう!」
そう言いながら頷くタンクスとロナルドに志信とエルは質問を始めた。
なんだかんだでもう25話超えましたねぇ~、こんなに話が進んでいるのに未だにレベル1な主人公って・・・・・
しかし今後、主人公を元の姿に戻すかこのまま女性の姿に固定するかちょっと悩み中です。はてさてどうしようか・・・もしかしたらそこらへんで投稿が遅くなるかもしれませんが気長に待ってくれると幸いです。 ノシ




