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ギフトを貰ったのでダンジョンに行きます。  作者: suzuukii013
第1章

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97/99

泥は動き辛いですよ

 36階層を攻略してるのですが猛烈な暑さに負け2度目の撤退をしました。撤退理由には暑さを多少和らげる対策品の共有もあるのですが、ついでなので少し早めなお昼休憩も取っておきます。


 その問題となった冷風発生ユニット?を見せてみたのですが

ユ「ただのウエストバッグに魔石入れただけじゃん」

まぁそんな意見になりますねw

マ「私達の分も用意してあるんだったら最初っから出しなさいっ!まったく、も〜」

普段はのほほ〜んとしてますが暑さにヤラれプリっプリしてますよ。(怒ってるポイントはソコじゃない件w)


ヒ『風量に温度調整は各自でやる事になるんだけど、最初は送風のみにして少しづつ冷気を出すようにして使ってくれ』(氷魔法のレベルが低いとあまり冷えないんですけどね)

マ「エリちゃんも長袖で変だとは思ったけど、キミ達ね〜自分達だけ涼しい思いして、も〜〜っ!」

若干のお怒りモード継続中です。 このお子ちゃまには後でプリンでも出しときます。


カ「長袖なんか用意して無いんだが」

ヒ『その戦闘服は通気性悪いから半袖でも大丈夫だぞ』


 頂き物な戦闘服は高機能な防刃素材のお陰で通気性も結構犠牲になってます。服の中に風が通ればこの冷風ユニットは効果を発揮するので今回は都合良かったりしてます。その上に装備してる防弾チョッキな邪魔物がその効果を阻害するんですけどね。エリはサイズ的制約から普段から防弾チョッキを付けて無いので問題無かったのですが、皆は安全面から必ず装備してるのでどーなるんでしょうねw

自分も厚手で完全防風な見た目暑っ苦しい革の服上下なので一工夫して使っていたりしてます。


◇◇◇


 皆はお昼休憩で涼しいダンジョン内から出ようとしないので自分だけが収穫した素材?の納品に大学に戻ってます。

 稼働を開始した解体施設にお邪魔し、依頼で収穫した魔物達を放出してます。見た目のインパクトの強い大ムカデを最初に出してみたのですが、「ヒェっ」とか「ウワっ」とか感想が漏れた方も居りました。

 職員?さんの顔色は無視して50cmなサソリや10m級のヘビに尖ってるトカゲやデッカイ針ネズミやスナネコに5m級のラクダ等大放出しときました。畜産のゼミと違い小出ししなくても良いので、ストックしてたオークに大きなカエルもついでに出してMバックの容量が大きく空きました。種類ごと山が出来てしまいましたが、大量に狩ってこいって依頼出したのが悪いのですし、魔石より買取り価格を高めに設定してればこーなりますってw


 午後の探索ではワニとかナマズとかの大物を狩ってきますよ〜。自衛隊が死闘を繰り広げた難敵なカバにサイ等もお土産予定な品ですので、解体準備して待っていて下さいね〜w


◇◇◇


 お昼休憩も終わり探索を続けます。

またエリアが変更になり今度は北の湿地帯です。気温が少し下がり30℃付近になってますが湿度は100%な高温多湿なコチラもキビシイ環境なエリアとなってます。上空?には厚い雲が掛かって日差しは無く大雨が来そうな感じでどんよりしてます。足元には泥濘ぬかるみが多く泥の中に潜伏してる魔物も多く居る場所になってます。

 

カ「今度は蒸し暑いじゃねーか」

ヒ『沼ってる所には胸まで沈む場所もあるから気を付けろよ〜』

カ「見分ける方法は?」

ヒ『3次元的な索敵で何とか解るぞって聞いた』


カ「そんな高度な事、直ぐ出来ないんだが」

ユ「おデブが落ちたら引き上げ出来ないから見捨てるからな」

ヒ『そんな事もあろうかと電動ウインチに足場用のパイプ持って来てるんで、落ちても引き上げは多分大丈夫。前方にソレらしき沼ってる所があるからお試しでハマってみても良いんですよw』

カ「期待されてもやらね〜って」


ヒ『そんな事より9時の方向から高速で接近する物体感知』


 何が出るかな〜って期待して見ていたら、10mほど先の小さな水溜りから5mを超えるサメが高速で飛び出して来ました。泥の中を高速で移動出来て水上移動も出来るみたいです。その見た目は人食い鮫なホオジロザメっぽいですが泥水の上を滑る様に高速で近づいて大口開けて襲って来ました。

 カズが立ち塞がって大盾で防御するも200kg超える物体が100キロ超えた速度で来たら受け止めきれず、予想通りに吹っ飛ばされて行きました。

 その直前のタイミングで噛みつこうと開けてる大っきな口に猛毒満載の熱湯な水玉をプレゼント。追加で強酸の方もプレゼントしてあげました。黒魔法と水魔法の合わせ技です。


 変なモノを飲まされたサメは白目をむいて動きが止まり、泥に沈み始めたので慌てて収穫しときました。

ユ「お前はサメの口にナニかヤバ目な奴を突っ込んでたな」

ヒ『猛毒に強酸な熱湯の水玉を強制で食べさせただけだよ』

ア「それは私が構想し試作してた魔法ですよ~先に使うのはズルいです~」



マ「ソレよりあっちでカズ君がでっかいワニと戦ってるんだけど~」

 カズの奴はサメに吹っ飛ばされた先で5m超えるワニが出て来て泥だらけになって相手をしていました。このワニも魔法的な力場でも発生させてるのか泥に沈まず滑るような高速移動を披露して攻撃してます。


ヒ『さっきのサメもそうだけど不思議な動きをしてますね~』

ア「なんで水面を沈まず動けるんでしょうかね~」

ユ「空を飛んだらB級映画だぞ」



カ「そろそろ助けに来て頂けると嬉しいんですけど~ってか足場が悪くてキツい」

 激しく動き豪快に泥が飛び散ってる所には近づきたくないので皆で距離を取りながら、氷弾とか飛ばして援護しておきます。その大きなワニは10発近く氷弾が刺さって動きが悪くなり、ワニの頭を粉砕するトドメの1撃が決まりカズの勝利となりました。全身泥だらけになったカズにはユイとアヤが面白がって水を掛けて洗って遊んでます。(洗浄スキルで簡単にキレイになるって事は内緒にしておきます)



ヒ『泥エリアなのでカエルにカメにナマズなんかも敵で出て来ます』

マ「水がある所には先ほどのサメみたいに飛んで来る魚も出るからね〜」




ヒ『2時の方向に新しい反応。カズの足元2mぐらい』

カ「ナニも無いんだが?」


 少し先の水面が動いたと思ったら3m位のカメが出て来ました。

ア「噛みつきガメ、Rプォ~って名前なんですねこの子。 襟が立ってる様に見えるしww」

ヒ『追加の鑑定情報では、とにかく噛みつきます。手足の爪をブーメランのように使って攻撃しますが自爆がとても多いそうです・・・どうやら名前もそうですがネタキャラっぽいです。あと肉は下水の匂いがするって事で煮ても焼いても喰えないアン畜生だそうです』


 そのカメですがカズが噛みつきに来た顔にフルスイングを炸裂させ魔石に還してました。

ヒ『半殺しにしないと収穫出来ないだろ』

カ「何だか分からないがすっげームカついたのでぶっ叩いてた」

このカメですが無性に腹が立つ見た目してるんですよね。性格の悪さが滲み出てる様なw



ヒ『更に正面の泥の中からも反応あるぞ』

盾を構え慎重に前に出たカズに泥の中からデカい口が襲って来ました。

カ「コイツもデカ過ぎんだろ」

大きなナマズが大口開けて襲って来ましたがとっさのカウンターで盾を顔に刺して難なく退治。


カ「こんなデカい奴らが泥の中に潜伏してるってオカシクね〜か」

ユ「ココはダンジョンだぞ」

カ「そうなんだが、俺が言いたいのはそんな事じゃねーんだよ」

ヒ『既存の法則とか超越してる所って割り切って考えろ、細けー事はいーんだよ』

カ「解っちゃいるけど納得が出来ないんだよ〜」

ユ「その辺の謎を解き明かしたいなら例の変態さん達と活動を共にしろ」


 急に賢者モードになったカズは放置して置いて真面目に索敵すると周囲に微弱な反応多数です。

ヒ『囲まれてるから防御陣形になってくれ』

マ「周囲の魔物の気配が感じられないんだけど」

ユ「なんか反応があるような気がするレベル」


 索敵講習は後にして、水場用に考えた広範囲攻撃魔法の出番みたいです。テストだと良好な結果でしたが果たして?

ヒ『周辺に例のカミナリ落としまくるから防御任せます』

ア「感電対策は任されますが加減してやって下さいね、フリじゃ無いですよ」

エ「強固な防御フィールド?展開します」


 アヤが足元の水を純水にして、エリが強めの障壁を張り、ユイが2人をフォローする雷撃防御の準備が出来たようなので強力な雷撃攻撃を行います。アリの魔石を4個追加電源?に使って周辺に無差別攻撃な強力な雷撃の雨を発生させました。


 この攻撃の結果、周囲に潜んでた魔物反応を消す事には成功したのですが、回収素材が泥の中に沈んだまま消えて行ってしまいました。魔石に還った魔物が4個だけな苦労に見合わない結果でした。



マ「またキミ達は〜コッチは目がチカチカしてるのに〜」

 自分にアヤとエリはグラサン装着して目を保護してました。ユイは装着が間に合わなかった模様。

カ「4匹しか居なかったのかよ」

ヒ『10体以上が泥の中にそのまま消えてって回収出来んかった』

 理力の手を伸ばしたんだけど溶ける様に消えて行ってしまいました。水深?制限でもある様に思います。


 隠密性能高い魔物が多いのですが不意打ち食らわなければ大した事無い敵ばかりなので、慎重に動き続けて大きな川に到着しました。

 泥エリアから川エリアに変わり登場する魔物も変化します。濁ってた水も透明度が上がり水流もある場所になってます。足元は泥から砂と砂利に変わりました。




次に続きます

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