13.冒険者ギルドの拡散の考察1
以上で私の知る冒険者ギルドの話は終わりです
しかし、ここで大きな疑問が残ります
それは
もし、冒険者ギルドが絶滅したと言うのなら
今ある冒険者ギルドは何処から来たのか?
と言う事です
コレはあくまで考察の範疇ですが、私には一つの仮説があります
今ある冒険者ギルドは何処から来たのか?
そのヒントは、"ギルド見聞録"にあるのです
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"ギルド見聞録"が指し示すモノ
それは"分岐"です
"ギルド見聞録"はゲームではありません
マンガなのです
コレの意味する処は、冒険者ギルドはその誕生初期の段階で既に別メディアに分岐していたという事です
確かにゲームシーンに於いて冒険者ギルドは一度絶えたかも知れません
しかし、別メディアに分岐した方も絶えたとは限らないのです
ゲームではその発生自体がユーザーであるプレイヤーの都合で産み出されたローカルルールであった事もあり、それを使用していたプレイヤー達の記憶程度しか残らなかったのに対して、マンガの様なメディアは紙媒体に印刷された記録として後に残り続けます
コレは例え途中で一度衰退しても、何かの拍子に復帰する可能性がある事を意味しています
おそらく、現在なろう等で見かける冒険者ギルドの原型は、この別メディアに分岐した冒険者ギルドが変化したモノでしょう
実際、別メディアへと分岐した冒険者ギルドも、一度衰退しているのです
1990年前後はファンタジーラノベの黄金期でしたが、この頃に書かれた作品の中に"冒険者ギルド"は殆ど見られません
例えば、現在新規アニメが放映中のオーフェンには牙の塔という組織が登場しますがコレはユーザー単職によるクラスギルドですし、スレイヤーズの主人公リナは冒険者ですが、スレイヤーズの作中に於いてギルドの様な組織が登場する事は殆ど無くリナが冒険者ギルドの様なモノに所属している様な記述もありません
記憶違いで無ければ外伝の方にギルドの様な組織が登場した筈ですが、それは魔術士ギルドの様なクラスギルドだった様に思います
この頃のファンタジーラノベはRPGのを強く受けた作品が多いのですが、それはあくまで"普通のRPG"の影響であった為、其処に登場するギルドの様な組織は基本的にクラスギルドが基になっている為だと思われます
そして1990年代後半にはファンタジーブームが終息へと向かう為、結局の所この頃のラノベには"冒険者ギルド"が殆ど登場しないのだと思われます
では、"冒険者ギルド"がここまで拡がったのは何故かと言うと
元凶はおそらく"アルカディア"や"なろう"等の"素人投稿サイト"だと思います




