表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
75/145

第82話 挟むか?



 市の次の日。


 山裾の小屋。


 昨日の疲れはある。


 だが。


 空気は悪くない。


 焼き見世。


 思ったより。


 かなり流れた。


 そのため。


 万吉は。


 流れ商人と。


 売上を見ていた。


 帳簿。


 銭。


 残った数。


 流れ商人。


 頷く。


「焼き物、

 けっこうはけてました」


「続けた方がいいですね」


 万吉。


 頷く。


 すると。


 流れ商人。


 さらに続ける。


「それに」


「見てくれる人、

 増えたので」


「物の方も、

 なかなかいいです」


 焼き物へ寄った客。


 そのまま:


・飴

・草鞋

・紐


 見て行く。


 つまり。


 流れが出来ている。


 万吉。


 少し考える。


「匂いか」


「人止まるな」


 流れ商人。


 笑う。


「止まりますね」


 さらに。


 女衆達の話になる。


「女達も、

 頑張ってました」


「結構、

 声出してましたし」


 万吉。


 少し頷く。


 最初は。


 売り子など。


 やりたがらなかった。


 だが。


 やってみれば。


 案外。


 悪くない。


 そして。


 女まとめ役。


 ふと思い出したように言う。


「あの焼き物」


「なんか挟んだら、

 うまそうですよね」


 周囲。


 止まる。


 万吉。


 即座に反応。


「何挟む」


 女。


 少し考える。


「なんか塗るか?」


 万吉。


 ぽつり。


「飴か」


 すると。


 別の女。


 口を開く。


「それなら」


「飴と、

 豆煮たのがいいかもです」


 小豆。


 甘く煮る。


 それを挟む。


 周囲。


 少し想像する。


 井上。


 ぽつり。


「……いいな」


 万吉。


 頷く。


「いいな」


 また。


 始まろうとしていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ