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感情世界 ー封印災害ー  作者: よぐると
第三章 ヒーローを探して
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第28話 リベンジの力と実力

取り憑かれたならまずは取り憑きがを剥がさないといけないな

だが取り憑いた人そのものにもダメージを与えてしまう

強行手段で引き剥がすのは無理

人質というわけか

なら、、


「さあ 始めようか 寺育」

「二度同じ結果にはさせない!

浄平手打ち(きよめひらてうち)」


浄化能力のある魔術を平手打ちで全身に送る

平手打ちは顔、胸、腹のいずれかに当たれば取り憑いている奴を剥がせる


「すまない少女!」


腹を叩いた


「う゛! 体から剥がされてしまった、、」


取り憑き能力の低い個体か、、


「まあいい あれは人質だ こっちの方が動きやすい 喰らいな

百戰連魔」


以前より強くなっている 人を食ったのか

そして速い 手強い


「どうだ?あの時の記憶 蘇るか?」

「どうやら余裕そうだな」

「何?」

「なんであの時私が負けたか それは状況が不利だったから

でも今は一対一そして味方を気にせず、躊躇なしに術を打てる

つまり2重の不利を背負っていたが 今はない 好都合だ」

「は? 言い訳だ ただの努力不足だろ」

「大僧正になるまで数多くの修行をしてきた 確かに怪気魔との戦いは初めて

だがもう未修の修行はない あとはお前を、祓うだけだ」


ー東条と山下ー


「おいどうすんだよ!南雲置いてきちまったぞ」

「でも今助けに行こうとしたらあの人の足手纏いになるだけだ

今俺達ができるのは迷惑をかけないこと それだけだ」


森を抜けた


ここからどうしよう

一旦警察に電話か?いやそんなことしたら学校でなんか言われる

できれば警察沙汰にしたくない

俺が今できることを考えろ!



「ふん 運命がまた互いを結ぶだろう」

「どうだろうな」

「最後に 「紫」 覚えときな」



は!これだ 

解く代わりに力を与える どうだ? 守ってやるぞ

って言ってた


霊には協力したくはないが今はこれしかない

あの山はここからも近い 行くしかない!


「お、おい どこに行くんだ!」

「考えがある」


考えがある?どういうことだ


ー寺育ー


「まだまだいけそうだな」

「前みたいにならないよう努力したんだ」

「努力も修行も才能も死ねば0だ」

「今を生きるのが人生だ!

緻速振り」

「甘い甘い そろそろいいんじゃないか?状況が揃ってるんだ

ぶつかり合おう」

「いいだろう」


おののく怪気魔は変化した


「この斧に勝てるかな?」


私はこの姿の対処法を自分で考えてきた

だがこれが本番 練習なしのぶっつけ本番 身が昂る


歌舞伎リ枯羅死(かぶきりからし)


緑の軌跡の横振りの斧がくる


「水牛突角」


斧は縦には強いが横からの打撃には脆い


「対策をしてきたな」

「お前が調子に乗って姿を見せなければ対策されずに戦えた 

自分の首を絞めたな」

「確かに攻撃は防がれた だがお前にとってこれでようやく我に追いついた程度だろう」

「私がお前を超えたことを証明してあげよう」


術を混じり合わせた闘い

両者共に引けを取らない


「ふん なかなかやるようじゃないか」


かなり追い込んだ 相手の魔力は落ちてきている

今回は行ける気がする

ここで一気に畳み掛ける


祀闘積乱雲(しとうせきらんうん)


黒雲が渦を巻きながら大空に集めってくる


「なんだ?」


ピリピリしてきた


「この感じは神鳴り?」

「そうだ 

蒼操雷(そうそうらい)!」

「神鳴りを操るのか 面白い」


指を指した場所に神鳴りが落ちる


「これがお前の良い状況か」


次々に神鳴りが落ちる


ー東条ー


後少しで山に着く!


ピカっと空が青白く閃光が掛かり、ドーンと雷が落ちた


あそこは僧侶がいた場所、、もしかしたら 

急がないと


ー南雲ー


目を覚ました


な、何この状況、、戦ってる?

雷が落ちてる 離れた方が良さそうね


戦っている場合から走って逃げた

雷は操られているように一箇所に落ち続けている


ー寺育ー


よし 神鳴りの音で目を覚ました 

私が何も言わなくても逃げた 判断速度がいいな


一つ目の問題は解決

あとはこいつを倒すだけ


「無駄だ 神鳴りは見切れる 我の番だ

流砌底攻(りゅうせいていこう)


一瞬で喉を掴まれた


なんという力、、!離せない


「こんなもんか?我と同等に戦えると思ったが残念だ」


斧を持ち上げ、構えをとった


今なら神鳴りがあたる

そう思い自分に神鳴りを落とした


磹狩(いなびかり)


やられた 我が動けないうちに神鳴りを落としたのか

だがこれぐらいの痺れで苦しむ我ではない 


斧を振り翳そうとした瞬間

地面が割れた

地面の裂け目から白い何かが飛び出てきた


「何だこれは!」

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