第17話 荒手のテロリスト
「こっちだー 来てくれー」
先生がいる方に向かった
「どうだこの景色 見たことあるか?」
右を向くと都市が広がっている
「すげー こんな景色初めて見た」
「だろ でもこんな綺麗な中に怪気魔がいるんだ どうだ?この世界を守りたくなったか?」
「改めて、、」
勝が喋っていると
ドーン!という音と共に
都市の一部が爆発した
「え?、、」
「意味がわからん」
「先生 何かしたのか?」
「いや 何も」
数秒の間が開いた
「おそらく黒銀の仕業だろうな 立て続けに問題を、、」
「行くぞ 僕は六月たちを連れてくる」
「よっしゃ 行くぞ」
ー怪気魔と黒銀ー
「ここからは別行動をしよう むしばむ、ゆらめくついてこい」
「じゃあな 僕らは駅に行くよ」
3体の怪気魔が飛んでいった
「ここら辺だな 一旦爆発させて混乱している時に襲うか」
「爆発なんかしたら魔術士がくるだろ」
「来たら来たで対処すればいい 来る前に喰って力をつければいい」
「じゃあ ちらばる頼む」
「了怪だ」
「ちょっと待ってくれ」
「どうした?からかう」
「俺が車内に放送をかけるから、かけた後に爆発してくれ」
「了怪」
ー新幹線内ー
本日はご乗車頂きありがとうございます
この新幹線はカイソウレッシャです
次は、爆死 爆死です この新幹線は怪葬列車です
お命のお忘れ物のないようにしてください
「は?何だよそれ?」
「今日はエイプリルフールでもねえよ」
「そろそろだな
三点式大爆発」
先頭車両から次々に爆発していく
電車は脱線し、ほとんどは大破した
「からかう、お前は本当にブラックジョークが好きだな」
「失敬、失敬 死刑だけに」
「寒すぎる」
私は最後尾の電車に乗っていたから何とか助かった
でも少し前に座っていた人もさっきまで話していた友達も瓦礫で潰れていた
私はそんな「血の噴水」の光景を一直線に見てしまった
悍ましい光景を見た俺は足の力が抜けた
「おや? 君はまだ生きているようだね」
後ろから囁かれた
後ろを見ると紫色の何かがいた
私はそれを見ても声が出ないほど怯えていた
「運がいいね 地上で1番運がいいんじゃないかな?」
私は何を言ってるのかわからないし、何を言い返せばいいのかわからなかった
「でも運は尽きてしまったようだね 君もそこの花畑になりな」
私は絶望してしまった
こんなことなら一緒に死ねばよかったと思った
こんな奴に飲み込まれるくらいならと
「うーん あんまり美味しくないな」
吐き出した
「さて術師士が来る前に喰うか」
怪気魔らはそこらへんの人を食べ続けた
「みなぎるぞ 体が復活していく じつに不幸せな行為」
「おい そこのお前 人間を美味しそうに食って何してんだよ」
魔術士だ
「何だ? 美味しく悪を食ってあげてんだ 感謝は無しか?」
「するわけねえだろバカ 今すぐに封印してやる」
「できるもんならしてみな お前らの力で我を封印することなど不可能」
「そろそろ喰い切ったし、ちらばるのところに行くか」
「そうだな」
「どうしたんだ?服部もいないし死にたいのか」
「死ぬのはお前だ」
「残念だがこっちはもう準備が整っているんだ お前らは到底僕に勝てない」
「進化してるのはお前だけじゃない 俺らも強くなってんだ」
「そうか死ね」
地面が崩れる
コンクリートの裂け目から触手が出てきた
「何だ?!」
姿を現したのはからまる怪気魔だった
瓦礫の隙間から赤い目と目が合った
「怪気魔だ! 触手に捕まるな!」
「避けられたか、、」
どうしようか まずはどれを片付けるのが優先だ?
「勝ーー! 上! 危なーい!」
上?
俺は紫道の言葉で上を見た
!!
高層の建物が落ちてくる
おそらく怪気魔の仕業だろう
「早く逃げろ!」
間に合わん 逃げる前に建物が倒れてしまう
都心でこんな危ないことはしたくないが
「爆破草撃」
一瞬で草のつるが絡まり、建物が爆発した
「ナイスだ!」
「ふん 君たちはなかなかやってくれるね ただ、命日は今日だ
おののく、行け」
「了怪」
おののく怪気魔の姿が消えた
瞬きした瞬間、目の前には拳が現れた
「くっそー 動きが速い」
「何か対策は?」
「思いつかない」
「所詮は生徒か おののく!攻撃を続けろ」
どこからともなく降り注ぐ見えない拳
どうしたらいいんだ こんな時に一風輝がいれば、、
「やっぱり ピンチだと思ったよ
勝! 耳を塞いで離れろ!」
「響!助けに来てくれたのか!」
俺は耳を塞いで離れた
微かに巨大な音が耳に隙間から聞こえた
「うるさすぎる 不怪だ!」
体が飛び散りそうだ
「こ、こんなもんか」
「いや、違うね この攻撃はP波音に過ぎないよ」
「なに?!」
おののく怪気魔の体に何かがぶつかる
「何だよこれ 何がぶつかっているんだ?!」
「悪いな、怪気魔 遅え」
「貴様、、」
一風輝が現れた
「スピードが取り柄のようだが俺の足には勝てねえ」
「そうか 音よりも速いか? とどろき攻撃命令だ」
「了怪 重イ怪気音」
「竜の雄叫び!」
怪気魔と響の響音が相殺した
「素晴らしい音 実に愉怪だ 我を取り込め」
「嫌だね 入らせるもんか これは僕の体だ」
「囲め つながる」
「了怪 連結合」
響の体に張り付いた
「何だよこれ 手が動かせん」
「とどろく とり憑け」
「了怪」
とどろく怪気魔が響に近づいた
「そうはさせないぜ怪気魔 円魔斬り」
紫道が太刀で斬りかかった
「邪魔するな」
さえぎる怪気魔が立ち塞がった
まずい とり憑かれてしまう
とどろく怪気魔は響の体に入ってしまった




