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感情世界 ー封印災害ー  作者: よぐると
第二章 警怪注意報
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第18話 交響曲第九番 魔羅(まら)の旋律

「入った この我に相応しい体 美しい戦慄を奏でる声」


響に紫色のモヤが被さり、手にはチューバのような物が作られた


明らかに響が発する言葉じゃない


「助けて!」


響はもがきながら助けを叫んだ


「乗っ取られた どうする勝」

「中に引っ付いてる奴を出すには悪念をとり抜けばいいんじゃね?」

「悪念を取り出すには?」

「さあ? わからん」

「案の行き止まりか」


悪念を取り出す、、か 一体どうすればいい?


「勝、紫道!攻撃が来るぞ 多分さっきより強い攻撃だ」

侵怪(しんかい)不狂䵷怨(ふきょうわおん)


ー3体の怪気魔ー


「ついたぞ」

「ここは神社だな」

「この裏に封印されてない活動停止中の残骸怪気魔がいる」

「よく知ってるな」

「我が力尽き封印される前に、ここであいつは残骸なって別れたからな」

「そこにいたのか」


灯篭の前にきた


「これが怪気魔か」

「ちょっと苔が生えていて変わったな」

「やけに足跡があるな」

「まあいいだろう」

「よし復活の時だ」


ゆらめく怪気魔の炎が灯篭型の怪気魔についた

苔むした体が新鮮な紫に変わった


「灯された時、、荒ぶる輝き、暁の炎、時は満ちた、我は今ふっか、、」

「おい 厨二病を引きずりすぎだ ねつする怪気魔」

「すまんな 我の炎が疼き過ぎた それより何でお前らが復活してんだ」

「怪王が現れたから復活した」

「そうか 怪王の所に行こう」


「後をつけてみればこんな悪さをしてたのか」

「あんたらボコボコにしてやるよ」


4体の怪気魔の後ろにいたのは服部その生徒


「なんだよ 復活早々霊媒師か」

「魔術士だ」

「気をつけろ あいつらはかなり強い」

「大丈夫だ 我の炎が消えるまで何度でも蘇る」


明らかに復活したての怪気魔 まだ強くなってないってことは今がチャンスだな


「怪気魔、覚悟しろよ」

「来いよ 正義に働く奴隷達よ」

「うるせえよ 身勝手に暴れやがって」


「羽夢、樹雨 狙え」


先生が指示を出した


「よし 射撃命令だ」


弓を引き絞り、怪気魔対策矢を怪気魔に次々に放った


「小賢しい真似を 鬼鱗炎(きりんえん)


紫色の炎を纏った人魂が矢を溶かしていく


「この紫炎魂(しえんこん)は炎だけじゃない 溶かした物を再生して操ることができるんだ 驚いただろ」

「でもそれ怪気魔用だから僕らには効かないよ」

「何?! 塵同然じゃないか!」

「塵ならいつかは山になるのか?」

「馬鹿なことを言って 怪気魔の質を下げんな」

「うるせえ お前らに八つ当たりじゃー! 灼熱邪極(しゃくねつじゃごく)


赤血球のように続く炎の(たま)が飛び散る


「炎の攻撃なんのその 烈火の壁式

そんな甘い炎私には効かないよ」


炎の壁で炎の魂を打ち消した


「あっちも炎を使うのか いいだろう だがこの炎には通用しない

伝導火流戰(でんどうかりゅうせん)

炎を伝って流れる紫炎だ 無闇矢鱈に炎を撃てば返って命取りになるぞ」

「命取りになるのはお前だ」

「何?!」

「熱暴走・弓式 操炎矢」


炎の矢を放ち、伝導火流戰のターゲットをそらしてむしばむ怪気魔に移した


「ま、待て! 止まれ!止まれー!

憎ぎ人間よ、、我の体を焼きや゛、、がっで 同じ思いを、、刻んでや、、る」


燃えながら足掻く怪気魔

恨みを残して魂の状態になった


「怪気魂になった 逃すな」

「まずい 邪魔をしろ」

「怪・引裂風」

「気にするな 追え!」

「封印補管 むしばむ怪気魔 収」

「ふざけるな 出せ 封印を解け!」

「出すわけないでしょ」

「クソが」

「逃げるぞ」

「ちょ、先生待ってよ」


「逃げられたか」


むしばむ怪気魔が封印された


ー紫道達ー


「攻撃に備えろ」


重い衝撃 弾け散りそうだ


「いつまで持つかな?その貧弱な体で」

「今のうちにに襲撃だ」

「僕の生徒をよくも痛めつけていれたな」

「服部?! だが遅かったな もう君の生徒はすでに動けない」

「あの頃のように拳骨(げんこつ)をされたいようだな」

「やってみな もう昔の僕じゃないけどね」

黒曜時拳(こくようとっきょ)


黒銀ととどろく怪気魔に向けて放った


「怪食」


黒銀は紫色のモヤが衝撃を吸収したがとどろく怪気魔には当たった

響は気絶してしまった


「た、助かった、、」

「すまない 皆んな 遅れた」

「ふん 全員揃ってしまったか 仕方ない太刀打ちできないな」

「さあ 観念しな」

「三点式大爆発」


突如周りは吹き飛んだが服部のおかげで俺らは無事だった

爆破の煙には黒銀はもういなかった


「やっぱり逃げられたか」

「さっさと殺せばよかったのに」

「まあまあ」


俺らは響を背負い学校に帰った

ベットに乗せた


「響をどうしようか おそらくとどろく怪気魔はすでに離れているから大丈夫だと思うが」

「なかなか起きそうにないな」

「そういえば 近くに帰る場所がないだろ 遼があるんだが住むか? 怪気魔の事件が解決するまで多分君たちの学校には帰れない」

「おおマジか! 遼を見せてくれ」


啓獅が目を輝かせて言った

そんな話をしていると響が起きた


「大丈夫か? 何か変化があったか?」

「僕が怪気魔に取り憑かれたとき、僕は怪気魔と話したんだ」

「何を話したんだ?」


緊迫した空気が流れる


「それは、、」


その時、頭が急に痛くなった


「どうした!しっかり、、」


再び気絶してしまった


「起きろよ」


目を覚ますと、見たことがない場所にいた


「起きろ 響」


前には僕に取り憑いたとどろき怪気魔がいた


「何だよ お前」

「何でもう一回気絶したかわかるか?」

「約束を話すなってことか?」

「そうだ お前今話そうとしたよな だから気絶させたんだ」

「今すぐ僕の体から出ていってほしんだけど」

「約束は約束だ 変えることはない」


僕は目を覚ました

もう夜中だった

ちょっと眠っていたかと思ったらかなり寝ていたようだ

喉が渇いていたから水道水を飲み外に出た

涼しかった


そういやこの学校にはピアノがあったな

子供の頃にたくさんの楽器に触れてきたからほとんど使える


音楽室に入り、電気をつけた

ピアノの椅子に座り、ピアノに手を置いた


「久しぶりのピアノだ」


鍵盤のシを押そうとすると何かを感じたが気に留めなかった

シを軽く押すと


勢いよく音が飛び出して、周りの椅子や机を吹き飛ばした


「え?」


驚きのあまり声が出なかった

一瞬でなぜこんなことが起きたのかはっと思い出し理解した

これはあの「約束」が原因だったと


散らばった椅子と机を戻した

楽器にはもう触れれないかもしれない


電気を消し、保健室のベットに戻り寝た


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