第16話 滲みる心に刺す薬
第15話 滲みる心に刺す薬
「なんだ森が爆発したぞ 大丈夫なのか?」
「怪気魔の仕業か?」
「紫道達は大丈夫なのか?」
観戦してた生徒は驚いていた
爆風に呑まれた勝と啓獅
「勝! 啓獅ー!」
煙の中で倒れている勝と困惑している啓獅
「何で、、 何で俺を庇ったんだ お前は逃げれたはずだろ!
どうして!」
勝は何にも言わなかった
「勝! 死ぬなよ! 勝ー!」
俺の目は涙で周りが見えなかった
「勝、啓獅! 大丈夫かー?」
「先生! 勝が!」
「かなりの重症だ 今すぐ処置をしないと間に合わない」
「先生 僕なら処置できます」
瑛二が降りてきた
「そうか 頼む」
「俺の友を、、何とかしてくれ、、」
泣きそうに助けを求めている
「ああ」
瑛二が回復魔術を使い、火傷と怪我を治した
「どうかな?」
勝が目を覚ました
ムクリと起き上がった
「大丈夫か勝!」
「うん もう大丈夫」
「それはよかった 一旦ベットに運ぼう」
「なら 俺が運ぶ」
啓獅が勝背負い、保健室に持って行った
「よいしょ」
俺は啓獅に運べれていると
「なあ 質問があるんだが いいか?」
「どうした?」
「何で 俺を庇ったんだ?」
「、、、」
「答えにくいか?」
「いや 大丈夫だ」
「じゃあ 何でだ?」
「うーん 俺の体が助けたがったんだろ」
「そうか 意味がわからん 行動が予想外だ」
「あ 保健室はそこを右に曲がったところにあるぞ」
保健室のドアを開け、俺はベットの上に乗った
ー怪気魔と黒銀ー
「おや? おおなる怪気魔の気配が消えたな」
「そうなのか?」
「そうだ でも微かに気配がある 今どこかに潜んでいるんだろう」
ーおおなる怪気魔ー
「何で出れないんだ こんな体 今すぐに壊すことなんて簡単なはずだ!
どうしてだ!」
叩いたり、踏みつけたり、暴れてみたりしたか一向にこの真っ白い空間が壊れることはなかった
ー勝と啓獅ー
「もう大丈夫かな?」
「そうだな 心配はもうしなくてもよさそうだな」
「もう立ち上がれるか?」
「うん」
俺は啓獅と戻った
「もう大丈夫なのか?」
紫道が初めに駆けつけた
「もう大丈夫だ」
「それはよかった さてかなり山が荒れたな」
山はおおなる怪気魔の足跡や倒れた跡、爆破跡があった
「今日はもう帰れ 後は僕がしておく 疲れているだろう」
「ところであんたらはどこに帰るんだ? こんな夜中に帰るのか?」
「やべ 忘れてた」
「うーん どうしようか ここまで長引くとは思わなかったからな」
「それなら俺にいい考えがあるぞ」
勝が提案した
「今日戦った相手と寝泊まりだ 今日の敵は明日の友っていうだろ」って
だから
俺は瑛二を家に連れてった
勝は啓獅と帰った
「ただいまー」
「 おかえり 遅かったね え? その子は?」
「それはかくかくしかじかってこと」
「そういうことね どうぞ 上がって」
「お邪魔しまーす」
ー勝と啓獅ー
「母ちゃんただいまー」
「おかえりー 友達を連れてきたの」
「そう 帰るときはもう夜になったから一旦家に帰ろって先生が言ったから」
「そうかい 入りな」
「おっす」
廊下を歩いていると
「明日 また戦おうぜ もう一度ぶつけ合いたい」
「奇遇だな俺もそう思ってたぜ」
食卓に着き、ご飯を済ませた
風呂に入り、あとは寝るだけになった
「電気消すぞ おやすみ」
「おやすみ」
ー怪気魔と男ー
「次はどうするんだ?」
「次は力を蓄えるために次の街に行く おおなる怪気魔の復活を優先しないといけない」
「それなら一気に食い散らせばいいじゃないか」
「それは逆に我らの復活の邪魔者が増えてしまう」
「どうしてだ?」
「我ら怪気魔は悪念によって生まれた でも生まれたのは我らだけじゃない
善念から生まれた奴もいる 悪念を食べ続け、善念を持つ者が増えると奴らが祠の抑える限界値を超え復活し、我らの復活の邪魔をする」
「だからなのか」
ー次の日ー
ジリリリという朝の目覚ましで目が覚めた
俺が起きた時には啓獅はいなかった
「あれ?どこ行ったんだろう」
リビングに降りたが啓獅はいなかった
庭で微かに声が聞こえた
外には朝から腕立てをしていた啓獅がいた
「48、、49、、50!」
50回が終わったあと俺に気づいたようだ
「お 起きたか」
「朝からスゲーな」
「ちょっと早く起きたから腕立てしてたんだ」
「朝食あるから食べるぞ」
「おう」
家に入り、朝食を取った
「そろそろ学校に行くぞ」
「そうだな」
玄関を出て学校に向かった
ー紫道と瑛二ー
「起きろ瑛二」
何度も起こそうとしても目を覚まさない瑛二
「うるさいな 起きるから静かにして」
やっと起きた
「朝飯あるから降りてこい」
「うん」
服を着替えて下に降りた
朝飯を済ませて家を出た
学校に着くと勝と啓獅がいた
「おはようー」
「今日で2日目か」
「そうだな」
教室に行くと紙が貼ってあった
山に行けと
「山?何でだ?」
「さあ? 昨日の荒れた山を掃除するんじゃね」
俺らは山を登った
「おーいこっちだ 手伝ってくれ」
どこからか先生の声が聞こえた
辺りを見渡していると
「あそこだ」
勝が指を指した
そこには手を振っている先生がいた




