しょーちゃんとわたし
二年三組 峯崎 紫苑
わたしのおばさんは晶子と言います。晶子と書いて「しょうこ」と読みますが、よく「あきこ」とまちがわれてしまいます。だからわたしは、おばさんのことを「しょーちゃん」と呼びます。
しょーちゃんはお父さんの妹の子どもですが、家ぞくのだれとも似ていません。わたしの家の人たちはみんな背が高いのに、しょーちゃんだけは背が低くて、とてもかわいいです。
しょーちゃんは本を読むのが好きで、たくさんむずかしい本を読んでいます。そして時々、わたしに本についてのせつ明をしてくれます。
わたしにはお兄ちゃんもいますが、しょーちゃんはよくお兄ちゃんにおこられています。
この間は、お兄ちゃんが教科書を開いたままどこかに行っていると、ちょうどそのページの上にカが止まっていたのをしょーちゃんが発見して、そのカをたたきました。すると、そのカはつぶれましたが、その前に血をすっていたので、教科書が血でよごれてしまいました。お兄ちゃんにおこられているしょーちゃんがかわいそうで、わたしはしょーちゃんの身方をしましたが、その後でわたしのノートにもトマトジュースをこぼしてしまいました。
しょーちゃんは色々とぬけていて、てき当なところもありますが、わたしはしょーちゃんのことが大好きです。わたしとよくあそんでくれて、お休みの日には色々なところに連れて行ってくれます。
春休みに家ぞくで箱根へ行った時、「星の王子さまミュージアム」にいっしょに行きました。しょーちゃんが行きたいと言っていっしょに行きました。
サン=テグジュペリの生がいをしょーちゃんと見ましたが、まちがえて後ろから入ってしまったので、わたしたちはサン=テグジュペリが死んでしまったところの部屋から見て行って、最後はたん生したところを見てから外に出ました。
楽しかったのでまた行きたいです。バラのジャムがおいしかったです。
しょーちゃんは映画も好きで、今度いっしょに映画を見るやくそくもしました。とても楽しみです。
しょーちゃんはわたしの世界一のおばさんです。わたしもしょう来は、しょーちゃんみたいな、かわいくてやさしい女の人になりたいです。
わたしはしょーちゃんよりも字がうまいと言われるので、もっと練習して、しょーちゃんよりもすてきなおとなになれるようにがんばりたいです。
紫雲:「今、改めて思うんだが……これ全体的に叔母さんをこき下ろしてないか?」
紫苑:「やだなぁ、兄さんったら! 純粋な少女が書いた、家族についての作文じゃないの。懐かしいねー! あははははは」
※同人誌『三猿霊媒師』『うさぎの短編集』にも収録されています。
詳細は活動報告を読んでください。




