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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD


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かツ。

 いつものバス停にて――


「おすすめの名古屋メシか〜……」

 月夜がグルメ系アプリを見ながら、そんな事をいう。


「台湾まぜそばだっけ? 名古屋なのに台湾なのよね〜……で、うなぎ? 正確には愛知県の一色産がいいんだっけ? あとは味噌カツ?」

 そんな事を言いながら、続きを読み進める。


「味噌カツは豆味噌べ〜スの味噌ダレをたっぷりとかけたトンカツ……豚だけど脂のおいしさは豚のがいいときあるわよね。サッパリもしてるし」


「戦後の屋台でどて鍋に串カツをつけて食べたのが発祥(諸説あり)。お店によって味噌ダレの濃さが微妙に違っており、甘さなどを強めている店もあるか~……」


「昭和二二年創業。『みそかつ』を名古屋名物に育てあげた有名店『矢場とん』の自慢の味噌ダレは一年半熟成させた酵母の豆味噌でつくられており、サラリとしていながらも。深いコクと旨味があり、揚げたてのカツやゴハンとの相性がいいか~……」


「そんな『矢場とん』の名物といえば、『わらじとんかつ』」


「わらじ?」

 わらじというか草履をイメ~ジしながら言うイブキ。


「それぐらい大きいって事よ。通常の二倍というビックなロ~スカツに豆味噌ダレがかかり、あまりの美味しさにペロリといってしまうか~……希望すればソ~スと味噌ダレの半々もできるか~……せっかくなら全部味噌ダレでいっとくわよね~」

 画像を見ながら、そういう月夜だった。

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