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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD


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あキ。

 いつものバス停にて――


「吉野家が秋の牛丼フェスを開催っ!?」

 月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「吉野家は一〇月一五日から二一日までの期間『秋の牛丼フェス』を開催すると発表したか~……なにがあるのかしら?」

 そんな事を言いながら、続きを読み進める。


「全国の吉野家店舗で開催。このイベント中は牛丼、弁当、牛皿などを対象に商品を通常価格から一〇〇円引きされるか~……」


「なかなか……」


「なかなかビミョ~だねぇ~」

 隣でそういうイブキ。


「一〇〇円……一〇〇円なんって……」


「やっぱりビミョ~だよねぇ~」


「あんな大変な仕事でさらに一〇〇円安くするってっ!? 店員さん大丈夫かしら? コストカットを店員さんの人件費カットにつながってなきゃいいケド~……牛丼店員さんは牛を最高の食べ物に仕上げる聖職なのよっ! それに見合った賃金をださないと分給一万円ぐらいにっ!」


「いちじかん60マンエンだったら、すっごいこ~きゅ~とりだねぇ~」


「それでも人手が足らないぐらいなのに……フェアで人もいっぱいくるだろうし、店員さん大丈夫かしら?」

 やたら店員に優しい月夜だった。

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