おこのみやキ。
いつものバス停にて――
「コメダが新しい粉物?」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「コメダ珈琲は大阪の老舗お好み焼き専門店『千房』と初めてコラボした『お好み焼きバ~ガ~』を一四日より販売すると発表したか~……」
「コメダにとって初となるお好み焼きバ~ガ~は千房監修のもとに開発された。ふわふわのバンズでふわふわのお好み焼き。シャキシャキきゃべつ、エッグオムレツをサンド。甘辛いソ~スとコクと鰹節の風味が重なり、紅ショウガの爽やかな酸味がアクセントになっているか~……」
「まあ、お好み焼きバ~ガ~といっても牛肉をいれた牛玉お好み焼きなら絶対おいし~わよね~」
「豚玉もいいんだケドね~……やっぱり牛のほうが肉としての格が何倍も上だからね~」
「そっかなぁ~? おこのみやきならブタのがよさそぉ~だけどぉ~」
隣でそんな事をいうイブキ。
「大阪で五〇年にわたり愛され続けているお好み焼き専門店『千房』――もう、大阪の味といってもいいわよね~」
「『千房』は鉄板のうえで生まれるエンタ~テイメントとしてお好み焼きをタダの粉物にとどめず、その概念を変えていきたいか~……」
「まあ、その気概はいいわよね~」
そんな事をいう月夜だった。




