きゃんせル。
いつものバス停にて――
「ウチのバ~キンが大分に出店っ!?」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「二〇二六年の九月三〇日にオ~プンした『バ~ガ~キング』、以前より出店を望む声が多く、今回実現したか~……オ~プン初日はすごかったんじゃないかいら?」
月夜が地平線の彼方まで伸びた人の列をイメ~ジしながら、
「セルフレジが二台設置されているか~……二〇〇台あっても足りないかもしれないのに……」
「オ~イタのヒトそんなにくるかなぁ~?」
隣で当然のようにそんな疑問を口にする。
「くるわよっ! バ~キンよっ! 世界的なア~ティストとか人気スポ~ツチ~ムがくるようなものよっ!」
「そっかなぁ~?」
そんな事をいうイブキが見ているスマホ画面には、
「Z世代の食事キャンセル? そんなのいないわよっ!」
「そう? やることいっぱいで、おなかへってもま~いいっかっ……ってなんない?」
「なんないわね~」
「たべるヨテ~だったけど、しょくじにあきるとか~?」
「飽きる? 飽きるものじゃないわね~……そもそも、もっと食事回数増えてもいいと思うわ、一日二〇回ぐらい!」
「ゴムにんげんみたいなコトいうねぇ~」
そういうイブキだった。




