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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD


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にがきじゅン。

 いつものバス停にて――


「セブンで中華まん二個買うと――無料っ⁉︎」

 月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「ドリンクがムリョ〜ってかいてあるよぉ〜」

 隣でそういってくるイブキ。


「つまり、中華まん二個買ったら、ドリンクが無料に」


「うん。そ〜ゆ〜こと」


「中華まん一個だけ買う人なんっていないから、実質中華まん二個にドリンクつき――中華まんセットが中華まん二個の値段で……」


「だいたいのヒトは1コだけだとおもうケドなぁ〜……」

 そんな事を言うイブキが見ている記事は、


「スタバでス〜プ?」


「そそ。9ガツ30ニチからパンプキンス〜プチ〜ノだって、まえべつのやつもあったよぉ〜」


「へぇ〜……」


「バリスタが1ぱいづつスチ〜ムして、しあげてるんだってぇ〜」

 なぜか大型攻城戦兵器をイメ〜ジしながら、


「『パンプキンス〜プチ〜ノ』はホッカイド〜さんのカボチャをつかったス〜プにタマネギとセロリをつかった、ほのかなフ〜ミにブラックペッパ〜とナツメグでアクセントをくわえた」


「さらにメ〜プルフレ〜バ〜でカボチャのあまみをひきたてた。バリスタがスチ〜ムでしあげ、カプチ〜ノのようなフンワリとやさしい〜しあがりになっているかぁ〜……ぜったい、おいし〜やつだよねぇ〜」


「これは2ハイいっとかないとぉ〜」


「フツ〜は一杯で十分よ」

 そういう月夜だった。

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