とんじル。
いつものバス停にて――
「吉野家が牛丼に合うふっくら煮た『牛金目鯛の煮付け定食』を販売か〜」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「牛と金目鯛か〜……陸上と海のコラボよね〜……」
そんな事を言いながら、 続きを読み進める。
「吉野家は期間限定商品として七月二七日より販売を開始する。年間を通して牛肉だけじゃなく、魚料理も楽しんでほしいという想いからできたメニュ〜……そ〜よね〜……」
「食べ物としては究極に完成されてしまった牛丼……そこをいじりようがない以上は牛丼に合わせるなにかで差別化を図たいわよね〜」
「そ〜いえば熊本に向かうすき家のキッチンカ〜が応援されてたっけ? 被災地で牛丼でるならいい励みになるわよね〜……なにがあっても腹は減る!」
「まずは安心してメシが食えるか――それがおいし〜か、肉か牛丼か――」
「ヒサイチのたきだしでトンジルでて、ハラ〜ルのヒトがど〜のこ〜のやってたきがする……」
「じゃ、これから牛汁にすればいいじゃないかしら?」
月夜は牛が五右衛門風呂にはいってる様をイメ〜ジしながら、
「ウシだとアクすごぉ〜だよねぇ〜……かといって、ミソシルだけだとエネルギ〜がいまいち……サカナのアラじるがいいけど、ほぞんがねぇ〜……」
「ガマンしてトンジルになれてもらうとしか……」
そういうイブキだった。




