うなギ。
いつものバス停にて――
「土用の丑はどこだ? 有名チェ〜ン店のウナギ食べ比べてか〜……」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「なか卯やほっかほっか亭とココスか〜……なか卯は結構有名よね〜……でっかいウナギ」
「なか卯は『うなぎ豪快盛り』ウナギ一本をまるごと使用したインパクトのある丼。大盛りごはんのうえにあふれんばかりに盛り付けられた、見た目のインパクトともちろん食べ応えも抜群か〜……」
「じっくりと焼いてから丁寧に蒸しあげて余分な脂を――ウナギに余分な脂なんってないのにな~……炭火で香ばしく、表面はカリカリに……脂は炭に落ちると、ものすごく芳醇な香りに~……」
「『ほっかほっか亭』のウナギは厳選されたニホンウナギを一匹づつ手作業でさばき、白焼きしたあとで蒸してフックラと仕上げ、タレを三度重ね漬けしながら、香ばしく焼き上げるのがこだわり。定番の『うな重』はふっくらとしたウナギとフワフワの錦糸卵でゴハンが進む人気メニュ~か~……まあ、ウナギメニュ~はどれも人気よね~」
「ココスは『ウナギ一匹極み丼』。名前がイイわよね~。これも三度焼く工程か~……」
「イブキさんはそのしたにある『ウナギのふわとろオムライスとひつまぶしセット』がきになるなぁ~」
そういうイブキだった。




