チ~。
いつものバス停にて――
「ドンキの定番ドンチキが進化した?」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「チキンが進化って……」
月夜は鶏の頭に尻尾がヘビになったキマイラをイメ~ジする。
「たぶん、そ~ゆ~イミじゃないんじゃない?」
隣でイブキもそういってくる。
「みんなの街にあるドン・キホ~テ。フライドチキンはコンビニでも買えるケド、年々高くなっていく……まあ、原材料費が上がってるからね~……」
月夜はまだ脳内のキマイラに頭上に『値上がり中』という文字が躍る。
「ドン・キホ~テの冷凍フライドチキンといえば『ドンチキ』――まあ、ありふれたネ~ミングよね~……ファミマは『ファミチキ』、セブンは『ななチキ』ロ~ソンは『Lチキ』」
「もし、セガがつくったら『セガチキ』だねぇ~……」
「ゲ~ムメ~カ~がつくわるワケないでしょ!」
「まえにタイヤキつくってたよぉ~」
「ドンチキは一個一九五円か~……確かにコスパはいいかもね~……でも、フライドチキン道はそれだけじゃないのよっ!」
「進化したのが、この――」
「『ドンキチ~』? いままでの『ドンキチ』の中にチ~ズをいれてしまう……ありふれた手段よね~……まあ、だからハズレようがないともいうケド~……」
そういう月夜だった。




