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【完結】男女比が壊れた世界で、チョロインを弄びながら高嶺の花を狂わせる  作者: 歩く魚
現実だった京都メスガキ

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93/94

93.エピローグ

「……というわけで、凪ちゃんが彼女になりました」

「先輩方、よろしゅう頼みます〜」


 翌日の昼休み、俺のクラスまでやってきた凪を彼女たちに紹介した。


「あなた、樹を陥れようとしたんでしょう? 次やったら、私が許さないから」


 ミラは半ギレといった感じだが、凪のことを嫌っているわけではなさそうだ。

 多分、彼女からも盗めることがあると期待しているのだろう。


「私たちが力を合わせれば、樹さんを危険から守ることができますよ! ねぇ皆さん?」

「そうだねお嬢。今回だって、いっくんが頼ってくれて嬉しかったし!」


 美桜も九重も、今回のことはむしろ自信に繋がっているようだ。

 ……九重に関しては、少しだけ威圧感というか、何か言いたいことがありそうだが。


「でも、凪ちゃんとまた仲良くできて嬉しいなぁ。ほら、前は突然辞めちゃったでしょ?」

「せやね。でも、今回は諦めへんよ? 一番じゃなくたって食い下がってみせるんやから」


 千翼と凪も、再び友情を育んでいけそうだ。

 彼女たちがギスギスするのも見たいと言えば見たいが、仲良くしてくれるのが何よりである。


 そして、凪は陰を感じなくなった笑みを浮かべながら、席に座っている俺の腰のあたりに抱きついてくる……のだが。


「……凪ちゃん。暑いから離れてもらっていい?」

「やぁんっ! 樹先輩ったら、いけずなんやからぁ〜!」


 昨日のアレ以来、凪は新しい性癖の扉を開いてしまったようで、何かと俺に鬱陶しがられたくなっている。

 鬱陶しがられたくなっているって、どんな言葉だよ。


(まぁ……なんとかなったな)


 この世界が俺の明晰夢ではなく、創造神でもないと知って、一時はどうなることかと思ったが、上手くやっていけそうである。


 これからも、俺は簡単になびかない女子たちを狙い続け、ハーレムを拡大させていくだろう。


 爆乳曰く。


「貴方のような素晴らしい男性が産まれるなんて、そして素質を持ったまま成長するなんて奇跡に近いのです。貴方の子種をばら撒きなさい。それは男としての快楽を得るのみならず、世界を救う試みでもあるのです」


 だそうだ。


 であれば、俺は好き勝手に世界を救ってみせる。


 楽しみで仕方ない。

 なぜなら俺は——変態なのだから。


 ・


 時は少し遡り、横島樹が全てのネタバラシを終えて、町出凪の告白を受け入れた頃。

 

 御厨家の黒服たちが回収したはずの写真が、一枚だけ風に飛ばされていた。


 それが最後に辿り着いたのは誰かの足元。

 誰か……女子はそれを拾い上げ、嘲笑した。


「……彼女であれば我々の仲間になれるかと思いましたが……期待はずれだったようですね」

 

「ま、凪もヤるヤツではあるけどなぁ。俺と千翼の敵じゃなかったし」


「君たち、同じレディだからと言って陰口は良くないよ? 全てのレディは等しく、丁重に扱わないと」


「あぁ!? お前は悔しくないのかよ! あんな、どっから湧いてきたから分かんねぇ男に良いようにされて!」


「……良いわけがないだろう。レディに頭を下げさせるなんて、あってはならない。横島樹と言ったか……彼はきっと、想像を絶する下衆だよ」


「でしたら、我々がお灸を据えてあげる必要がありますよねぇ?」


 一人の女子が、凪の写真をビリビリに破いて手を離した。

 欠片となったそれは風に乗り、どこかへ飛んでいく。

少年漫画みたいな終わり方しててワロタ

次回は最終回にして、樹の童貞問題に終止符が打たれます


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