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男女比が壊れた世界に転生(夢)した俺は、女子達を好き放題弄ぶことにした  作者: 歩く魚


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5/7

カスの品定め

 まさに興奮冷めやらぬ具合だが、学生の本分は勉強。

 男子が自分のクラスに転入してくるという奇跡があっても授業は行われるのだ。


「え、ええと……その、この時の筆者の気持ちというのは…………さ、佐藤さん、答えてください」

「ひゃいっ! 筆者の……チキンフィレ……サンド……?」


 現代文のどこにチキンフィレが出てくるのか。

 俺という存在のインパクトは未だに彼女らの精神を蝕んでいる。

 当の俺はというと教科書を読んでいるフリをしつつ、先ほど宮木先生にもらった一枚のプリントに目を通していた。


 そのプリントとは――クラスの席順と名前が書かれたものだ。


(漢字も覚えておくか……)


 すぐに会話しそうな相手くらいは、しっかり記憶しておいた方が良いだろう。


(目の前のポニテは吉崎千翼だな)


 カラッとした性格が顔立ちにも表れている彼女は黒髪を高い位置でポニーテールにしているが、その先端は背中にまで到達している。解けばかなり印象が変わるだろう。


 また、制服は第一ボタンまで開けたりと若干着崩しているが、それよりも目を惹くのは足だ。

 太ももまでしかないスカートから伸びる健康的で日に焼けたそれは、俺の情欲をこの上なく掻き立てる。


 もちろん、足だけでなく出るところは出ている。

 俺の初めての相手候補だな。


 平静を装って黒板の方を向いているが、椅子の下ではモジモジと靴を擦り合わせていて可愛らしい。照れと発情が混ざり合った仕草である。


(隣のお嬢様が御厨美桜)


 おっとりと優しそうな微笑をたたえ、毛先が巻かれた金髪を持つ御厨は、見るからに格式高い教育を受けていそうだ。

 

 制服をキッチリと着こなしていて一分の乱れもない。

 スカートも長いが……彼女の場合はそれがステータスというか、むしろ興奮する。


 体型はほっそりとしていて凹凸は少なめ。

 これからの成長に期待したいところではある。


(ギャルは――)


 彼女の名前は九重ここのえ 綾香あやかだ。

 金髪ボブの九重は派手目なメイクでいかにもなギャルであり、顔立ちが整っているから余計に近寄りがたい印象を受ける。


 しかし、生来持っている明るさによってそれをカバー、一転してとてつもない魅力を発揮していた。


 制服は第三ボタンまで開け、少しばかり下着が見えているのも有難い。胸のボリュームも申し分ない。

 

 スカートは吉崎よりもさらに短く、前屈の姿勢を取ればたちまち見えてしまうだろう。だろう、というか見える。


(最後にハーフは――)


 大本命のハーフは月ノ原 ミラ(つきのはら みら)というらしい。

 

 どこのハーフかは定かではないが、月光を浴びた雪原のような幻想的な髪、ツンと上がった高い鼻、少しの刺激も与えてはいけないような真っ白い肌から推測するに寒い地域。ロシアあたりの混血な気がする。


 制服で遊ぶこともなく、スカートもJKにしては長め。

 スタイルは良いが「無敵要塞」とか「絶対零度」なんて言葉を体現しているようで、マジで隙がない。


 もしや、彼女にはもう恋人がいるのか?

 男が少ない世界とはいえ、その可能性は否定できない。

 月ノ原の容姿や纏う雰囲気は一介の女子高生のレベルを遥かに逸脱しているからだ。


(まぁ、それは諦める理由にはならないな。むしろ燃えてきたぜ)


 よく考えずとも分かる。

 己を磨かなくても性が手に入る世界において、自ら高みを目指す男がどこにいる。


 たとえ月ノ原が誰かのものであったとしても――初体験が済まされていたら残念だが――努力を重ねてきた俺の敵ではない。


 ――どうして初対面で冷たい態度をとっちゃったんだろう。

 ――最初から行動していたら彼を夢中にさせられていたかも。


 なんて、これからじっくりと後悔させてやることにしよう。


「――と、ととということで、筆者の考えは枝豆、枝豆が食べたいと、いうことです」


 耳に飛び込んできた意味不明な言葉を顔を上げると、黒板には「枝豆」「ゴーヤチャンプル」「ピーマンの肉詰め」と書かれていた。


 仮にこの板書が合っているとしたら、筆者は緑色の食べ物しか口にできない縛りプレイでもしていることになる。

 しばらくのうちは、このクラスの学力レベルは上がることがないだろう。


 脳内でツッコミを入れているうちに、四限の終わりを告げるチャイムが鳴る。

 さぁお待ちかねの昼休み。放課後に向けてギアを上げ始めなければならない。

名前覚えてくださいね


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