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【2章開始】男女比が壊れた世界に転生(夢)した俺は、チョロインを弄びながら高嶺の花を狂わせることにした  作者: 歩く魚
夢の世界と月の女神

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19.俺の御業

 トリプルブッキングの第一弾が終わり、俺は代々木公園のベンチで一人座っていた。


 ラフトをじっくり見た結果、一階に着く頃には昼過ぎになっていて、俺たちは解散することに。

 だが、二弾目の吉崎との待ち合わせは代々木公園。ラフト解散にするとバッティングしてしまう可能性があるのだ。


 設定的に俺が多くの女子と遊んでいても受け入れられるだろうし、最悪クラスメイトとの親交を深めていると言い訳もできる。

 それでも今日の俺はモテる男ムーブがしたいのだ。


 俺は九重を駅の改札まで送って行き、何度も振り返って手を振る彼女が見えなくなってから、そそくさと公園へ向かった。

 街行く女性たちに五度見ぐらいされるのはさておき、マップアプリのおかげで迷うこともなく目的地へ到着することができた。


 週末で公園内にもそれなりに人はいたが、とにかく広いため密度的にはそれほどだ。

 MINEを開くと、ちょうど吉崎から「いま渋谷着いたところ!」とメッセージが来た。


 俺が「もう渋谷にいる」と連絡したとはいえ、本来の待ち合わせ時間までまだ三十分はある。

 かなり時間に余裕をもって用意してくれていたのだろう。


 落ち合うまでは十五分くらいだろうか。どこで待っていよう。

 考えた末に、俺はイベント広場横のベンチに座ることにした。

 

 中央広場の方まで行ってしまうと疲れるし、中央とイベント広場を繋ぐ展望デッキ手前にあるベンチなら丁度いい。

 大通りに背を向ける形で座れれば、意外と男がいるとバレないはず。


 実際、吉崎が到着するまで声をかけられることはなかった。

 

 俺の予想からピッタリ十五分後。

 小走りで地面を踏みしめる音が近づき、顔を向けると吉崎が立っていた。


「ごめん横島くん、待たせちゃったよね!」

「気にしないで。早く着いちゃったのは僕なんだし、むしろ急がせてごめんね。とりあえず、座る?」


 提案すると、吉崎は小さく「うん」と答えて俺の隣に腰を下ろした。

 きっと渋谷駅から走ってきたのだろうが、呼吸ひとつ乱れていない。運動部は伊達じゃないな。


 だが、目を見張るべきはそこではない。今日の吉崎の服装だ。

 少しダボっとしたロング丈のシャツにショートパンツの組み合わせ。

 

 あまりデートの知識もないのだろう。

 その色気のなさが活発な彼女にマッチしている……マッチしているのだが、語りたいのは当然ながら下半身について。


 シャツが長いおかげで所謂「履いてない」ように見えるのは序の口。

 そこから伸びるのは、もう何度心を奪われたか分からない、健康的で艶かしい脚である。


 一般的に「健康的」と「むっちり」は相反する要素のように感じられるが、実はそうではない。

 健康的だからこそむっちりするのである。


 鍛えられた筋肉というのは、力を抜いているときは驚くほど柔らかい。

 ショーパンにみちみちに詰まっているソレ自体がエロいのだ。


 この脚は、どうしようもなく、俺を狂わせる。

 小麦色でここまで惹きつけられるのは脚か焼きたてパンしかない。

 もはや彼女の脚こそがパンなのだ。何を言ってるか自分でも良くわからん。


 場をセッティングしたのは間違いなく自分なのだが、果たして俺は、今日を健全に乗り切ることができるのだろうか。

 

 他の相手であれば、やりようはあった。

 九重は積極的な相手だが、こちらから押せば優位に立てる。

 御厨はよく分からないが……清楚なぶん性的な衝動に駆られることは少ないだろう。


 謎の新キャラであるメスガキはどうだろう。

 その気になれば色仕掛けで俺を落とそうとしてくるかもしれない。

 

 しかし、メスガキはメスガキ。

 夢の世界において俺以上の恋愛経験を持つ者はいない。

 ほとんど異性との関わりがない俺よりも。


 吉崎はどうだろう。

 容姿は申し分ないが、濃さは九重に負け、華やかさは御厨に敵わない。

 ポニテは魅力的ではあるし、飾らない可愛さが武器なのは確か。

 でも俺に求められる存在ではない。


 ——あの脚を除けば。


 もう語るのはよそう。

 結論から言えば、仮に俺が渡り鳥で吉崎の脚が別の群れなら、俺は仲間を裏切って彼女についていく。

 生まれたてのヒナでも同じだ。俺は初めて見たモノを親だと思うが、あの脚が視界に入った瞬間、それが親になる。


 だが、ここで手を出すわけにはいかない。

 足るを知るというか、何事も急ぎすぎは良くない。


 俺はこの世界の神なんだ。

 ゆっくり楽しむ度量が必要だと思わないか?

 我慢に我慢を重ねて、ようやく放出する開放感。それを味わおう。


 幸運があるとすれば、吉崎は自分の一番の武器に気付いていない。

 俺が汗を舐め回そうとしているなんて微塵も思っていない。


 相手にバレずに脚を凝視するという、まさしく自分の御業に感謝だ。

 大丈夫。バレるはずがない。

 絶対に彼女に触れずにデートを乗り切ってみせる。

もちろん私は無類の脚フェチですが、この作品で脚について語っている時は、十中八九文字数稼ぎです。情けないことに。


では、ここで考えてみましょう。

どうして今回の話で文字数を稼ぐつもりなのか?

文字を稼ぎたいなら早くデートに行けばいいのに。


何が言いたいか分かりますか?


評価ポイントをいただけるととても嬉しいので、お手数ですがよろしくお願いいたします!

作品作りにご協力いただけると幸いです!


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