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Animal Garden  作者: slowly
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26/57

お出かけの前に

「おはよう、ツキノ」


「きゅーま!」


「んー。今日も良いモフモフ!」


「きゅーま♪」



 アニガー4日目、始まりはシュガーハウスの中から!


 今日からは、ツキノ達との挨拶を変えてみた。


 会って早々、むぎゅっと抱きしめるのは変わらない…というか、そこだけは絶対に変えられない最重要事項だよっ!


 超、超大事なスキンシップの話じゃなくて、言葉の話。


 僕がログインするのはお昼とか夕方になるから、いままでは『こんにちは』が挨拶だったんだけど。


 ツキノって、僕がFull_Dive_Gearにアクセスするまで、お昼寝してるんだよね。


 良く眠れた?


 疲れは取れた?


 今日も一日楽しく過ごそうね。


 そんな意味も込めて、最初の挨拶は『おはよう』にしたんだ。


 昼過ぎでも夕方でも『おはようございます』って言うのは、お店のお手伝いに入る時も同じだから。


 ちょっと馴染みがあるんだよね。



「スズメさんも、おはよう」


『おはようございます、ウィートさま』



 ホントはスズメさんにもモフモフ抱き着いてみたいんだけど、小鳥さんサイズだからね。


 大丈夫らしいんだけど、羽を痛めたりしたら可哀想…というか、僕が落ち込んじゃって立ち直れなくなっちゃうの、目に見えてるから。


 ちょこっと頭をなでなでして、それで満足!


 スズメさんも目を細めて嬉しいって言ってくれるし、お互いに満足!


 素晴らしいね!



「二人とも、黄色のスカーフが良く似合ってるね。

 とっても可愛いよ!」


「きゅま~♪きゅまま~♪」


『ありがとうございます。

 とても嬉しいです。

 ウィートさまも、よくお似合いですよ』


「きゅまー!」


「ありがと、二人とも。

 スカーフなんて初めて付けてみたんだけど。

 みんなで付けると、一体感が出て凄く良いね!」


「きゅま♪」



 昨日、ログアウト直前に。


 お買い物機能から、何か良い物が買えないかなーって探してた時に見つけた、3枚のお揃いスカーフ。


 3枚買っても3GPと、みんなの分を買っても全然余裕があったし。


 なによりも、スカーフを見た瞬間に。


 ツキノワグマの子供と、雀さんがモデルの二人には。


 黄色のスカーフがとても似合うって、確信したんだよね!


 現に、とってもとっても可愛くなってるし!


 …まぁ僕に似合ってるかは別の話だけど。


 二人が喜んでくれてるし。


 家族でお揃いのアイテムとか嬉しいし。


 オシャレするって、テンション上げていくためだもん!


 どう見えるかより、どうなりたいかだよね!



「きゅーま。きゅーま」


「ツキノのじょうろ、格好いいね!

 早速使ってみた?」


「きゅまー!きゅーまー♪」


「いい感じ?

 そっか、よかった。

 おもちゃ箱も、シュガーハウスの雰囲気にぴったりだねー」


「きゅ~ま~♪」



 スカーフを買って、残り7GP。


 ツキノにじょうろを買ってあげたかったから、まずそれを探して。


 僕が貰ったじょうろと、同じ空色のじょうろをツキノが欲しがって。


 折角だからと、クマさんマークの可愛いじょうろに、2GP。


 あとは、じょうろを片付けておける収納箱が欲しかったんだけど。


 ちょうど見つけちゃったんだよね、木目調のおもちゃばこ。


 これでいいかなって聞く前に。


 もうツキノのお目々が輝いちゃって!


 その時点で、購入決定!


 5GP以下のアイテムで検索してたんだけど、ぴったり5GPのお値段でした。


 今の僕たちにはちょっとハイソなお買い物だったけど。


 ログハウスの雰囲気にもぴったり合ってるし、最高にいいお買い物でした!


 まぁそんなわけで、僕のお財布はすっかり空っぽ。


 今日からまたGPを稼がないとね! 



「じゃあ、まずはお花にお水をあげに行こうか」


「きゅまー♪」


『ウィートさまのじょうろもお出しします』


「ありがと、スズメさん」



 両手でじょうろを掲げて、ぴょんぴょん飛び跳ねる子グマさん!


 溢れ出す可愛さに、もう僕の目尻はゆるゆるだよ!


 ご機嫌なツキノと一緒に、モフモフガーデンへ。


 ツキノの両手が塞がっててるから、お手々は繋いで行けないけど。


 その分は弾む後ろ姿を見て愛でるとしましょう!


 短い手足と可愛いお尻。


 まん丸尻尾がちょープリチー!



「おはよう、ひまわりたちー!

 お水の時間だよー!」


「きゅままー!」



 3つに増えたひまわりの種に、ツキノと一緒にご挨拶。


 早く大きくなれー!


 きゅむきゅむー!


 二人でわいわい騒ぎながら、水やり完了!


 じょうろのおかげで、お花にあげるお水には困らないけど。


 僕たちにもお菓子とか、嗜好品が必要だよね。


 次にGPを使うのは、お料理関係が最有力かなー。



「きゅーむむ」


「次はツキノのお花畑だね。

 僕も一緒に行ってもいい?」


「きゅーま♪」



 シュガーハウス正面のひまわり畑から、右手側にあるツキノたちの花畑へ。


 ツキノが植えた種は、どんなお花が咲くのかなー?


 …って、あれ?



「ツキノのお花、もう芽が出てるよっ!?」


「きゅむっふ」


「あわわ。

 昨日植えたばっかりなのにー!」


「むっふー」



 鼻息荒く、胸を反らしているツキノは可愛いけれど。


 ちょっと待って。


 僕のひまわり、全然まだ土の中なんだけどっ!?



『小型に分類されるseedは、およそ1日で芽が出ます。

 中型はもう少し長く。

 大型はさらに時間がかかりますね。

 その後の成長にかかる時間にも、サイズによって違いがあります』


「あー、そうなんだね。

 それにしても、昨日植えた種が、もう発芽するんだねー」


「むっふ」


「そうだね、ツキノが頑張ってお世話したんだもんね。

 えらいえらい!

 ツキノくん、がんばりました!」


「きゅま~♪」


「ご褒美の…こちょこちょだーっ!」


「きゅまっ!?きゅまま!きゅまままま♪」



 …ああ、なんだか。


 ツキノに触ってないと落ち着ない自分になってしまったのかも。


 じょうろを抱えてた分、手を繋ぐ時間が足りてない!


 ここでモフモフを急速補充だ!


 モフモフこちょこちょ。


 モフモフこちょこちょ。


 …はあぁ、幸せー。




 ~~~~~~~~~~~~~~~




 

「チュートリアルって、大体終わってるんだよね?」


『はい。ホームエリアに関するものは一通り』


「なら、今日はホームから外に出てみたいと思ってるんだ」



 ホームでみんなと遊ぶのもすっごく楽しいけど。


 そろそろ外の世界を見てみてもいいんじゃないかと思うんだよね。


 自分のペットは月に一度しか増やせないルールでも。


 他の人が連れてるペットならいっぱい居るからね!


 他人のペットに勝手に触ることはできないけど。


 近くで見たり、すれ違ったりできるだけでも。


 僕にとっては一大イベントだよ!



『畏まりました。

 まずは、central bazaarに訪れてみることをお勧めします。

 Animal Gardenのプレイヤーは、大半が最初に訪れるマーケットです』


「マーケットっていうと、お買い物ができる感じ?」


『interfaceからは購入できないアイテムが売っていたり。

 タイムセール等に遭遇できれば、お得なお買い物ができる事もあります。

 オリジナルの服飾品や家具等が注文できる店もありますね』


「へえ。ウインドウショッピングするだけでも面白そうだね」


『GPを稼げる公園や運動場、体育館や集会場なども併設しています。

 基本的に初期費用や参加費もかかりませんので、ホームエリアよりも多くのactivityに挑戦することができますよ』



 GP獲得イベントとか、アクティビティに挑戦できるのはいいね!


 みんなで使う施設だから、待ち時間とかはあるかもだけど。


 待ってる間に、上手い人のプレイを参考にできるかもしれない。


 これは、是非とも行ってみないとね!

 


「ツキノ、初めてのお出かけだよ?

 楽しみだねー!」


「きゅまー!」


「スカーフは巻いてるし、じょうろも片付けてきたよね?」


「きゅむ」


「うん、えらいえらい。

 じゃあ、みんなで一緒にお出かけしようね」


「きゅま~♪」



 初めてのホームからの外出、ドキドキするなー!


 ツキノが迷子にならないように、ずっと手を繋いでいないとね!

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ありがとうございます。

がんばります。

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