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―――異次元ゲートの受付が始まり数日が経った。
カイルさんとアンドリューさんのことはサンクさんが確認すると言って、異世界のギルドを通して伝言を残してくれてる。そのうち帰ってくるだろう。
そうこうしてると会社の税理士さんから連絡が来た。
「田川さん、これいっそ起業したらどうですか?」と言われた。
起業?
「これから増毛クリームの売り込みしていってそれも入りますよね? 会社員、配信者、GoTubeの広告収入、それに増毛クリーム、あと予定としてはギルドの新人研修関係の業務収入だしたか? 臨時公務員は課税対象にならないとしても……、これから出来るアパートの賃貸系収入もありますね? そうなりますとこれらは個人で納める税金の額ではないです……。
会社設立後の顧問契約を前提に、司法書士や行政書士を紹介できますがどうされます?」
「臨時公務員しながらってそういうの出来るのでしょうか?」
「臨時とありますし、現在そちらが副業みたいなものですね
それに出張費とか今までのそういうものですが、たぶん会社としても国家危機管理部としてもいろいろな許可を得なくてもよくなったり出張費をださなくてよくなったり、……前例がなさ過ぎて事務的にも大変だったので、……というか、現状にない業務が起きにくくなり却っていいかと思います。
今の会社との業務提携も出来ますし、たぶんですが異世界のギルドとの連携、国家危機管理部と連携もできるはず」
「……なるほど。一応会社と佐久間さんに確認してから連絡させてください」
―――などというやりとりがあり動いたところ、企業することになった。国家危機管理部的にも会社に許可を得なくていいと歓迎された。
今の会社も会社設立後の業務提携契約を前提に了承してくれた。
というか田川君は会社に来るよりも増毛クリームを増産、改良できるようにした方がいいと所長に熱弁された。
増毛への熱意がすごいな。
ううーん、俺が社長さんとか、いいのかな。
異世界の方を起用した警備会社を主にして、俺は増毛の研究をメインにしてはどうかと言われ、あと異世界用新人育成の場を作ること、今作っているアパートがその異世界の教師側の寮、会社の借り上げ寮というか家族寮や独身寮かな?
それに教師側の地球での常識などの教える場にすることになった。
サンクさんには俺の会社に来てもらって、パーティーのBランクの人も入ってもらって、新人研修出来るようにしてもらおう。
研修会ないときは警備してもらって、……あとディルス族のみなさんも入ってもらって警備してもらうか。
ここらは佐久間さんと警備部と確認しよう。
ディルス族にはクッキー作りを継続してもらうのもいいな。
何が必要かわからんから士業の専門の方々に聞こう。うん、ぶん投げよう。
―――昼休憩中の雑談配信で、その話をすることにした。
「……ということで、なんか色々ありまして起業することになりました。
俺社長さんになります!
税理士さんとその方が紹介してくれた士業に携わる方々に手続きを依頼していますが、異世界の方や獣人さんたちの地球での働く場を作れたらなと思っています。
ディルス族の方々とか、翡翠ちゃんがいるからかもうこっちにずっと住んでますしね……」
【どうしてそうなった】
【受付忙しいのに!?】
【税金やばくなったか】
【なんでそうなったの!】
【ああーー田川さんがシャッチョさんに】
【ギルドの新人研修もこっちでできるようになる?】
【全部と連携できれば強いよな】
【俺ホームページとか作れるよ!】
「あー、ホームページとかもいるのか。んー、一応木戸の同級生の切り抜き専門さんに声かけて出来るか聞いてみます。もしよかったら俺の会社に入ってもらってもいいですし」
【キリヌキー:入ります!】
【キリヌキー:ホームページも作れます!】
【キリヌキー:木戸の同級生なので家も近いです! 行けます!】
【怒涛の本人で草】
【必死すぎてわろた】
【研究命:私も入りたい】
【そんなの俺だって入りたいぞ】
【知り合いか?】
「お!? 切り抜きさん見てくれてたのか、ありがとう! じゃあ契約とかもあるからそのうち声かけるね。
研究命さん? ちょっとわからないですね。
そして今日のお弁当はこちらです! じゃーん」
いつも弁当買いに行くのもなーとか思っていたら、近所の山菜おすそ分けしてたおばさんがなんと栄養士さんで、俺の配信みてくれてたらしく、ビールとポテチだけだったり焼いただけの魔物の肉をごはんにしていたのを見てね、お昼だけでも、とお弁当作って持ってきてくれることになったんだよね。
ちゃんと食費と制作料も払っているよ。ありがたいねえ。
【いつも美味そうすぎる】
【この弁当に慣れたらサンクさん大丈夫か】
【佐藤さん料理できなそう】
【なんかわかる】
【しゅがみお:失礼な! みそ汁と目玉焼きは得意ですよ!】
「このお弁当ももちろん美味しいです。でもミオもある程度出来ますよ。それに俺は野営もしてましたので、なんでも食べます。……それにミオが俺のために作ってくれるというだけで俺は幸せなので」
【一日一回ののろけ】
【ハイ、ソウデスネ】
【田川さんどうにかしてよ】
【しゅがみお:サンクさぁん】
【みそ汁と目玉焼きとか小学生?】
【なんでいつも見てんだよ】
【しゅがみおサンクさんののろけ集でクリップ作ってるんだぞ?】
【うざすぎわろす】
「っていうか、そうだ。寮が出来るから、おばさん来てもらえるか交渉しようかなー。栄養士さんなんですよね」
【のろけガン無視で草生える】
【たぶん日常になってるんだろな】
【わたしのカイルまだこないの~】
【田川さん呼んできてよ~】
【アンドリューさみしいいい】
【しゅがみお:先輩元気出して^^】
【みお幸せオーラだしてんじゃねえぞ】
【あぁん?】
【天女の方()】
【しゅがみお:わたしが合コンセッティングしたから出会えたのに~!?】
【それとこれとは別だ!】
【これ天女?()】
「んもー、佐藤さんまたやってるの? 煽らないの。好きな人が来なかったら心配でしょう。次受付の人連れて行ったときにでもギルドの人に聞いてみますね」
【田川さん天女の人たちに会ったことあるの?】
【なんか気安いよな】
「ああ、面識あるんですよ。カイルとアンドリューに会いたいと言いながら佐藤さんと家に突撃してきましてね。
女性だから行くのは推奨しないと伝えたんですが、ずっと駄々こねるもんだから……ちょっとめんどう……あー、えっと、ギルドにきくだけだからねと異次元ゲートに行ったのはいいんですが、魔力酔いで動けなくなり帰ってきました。
で、異次元パスポート受付始まったから、異次元パスポート取っといたらとはいってますが、女性なのでねー、あまり行かせたくはないですよね」
【めんどう草】
【突撃してきたわらう】
【研究命:田川さん家行ってもいいですか?】
【誰だこいつ急に】
【えっ、きも!】
【逃げてー田川さん逃げてー】
「えっと、どなただろう……研究命さん? ……あ。もしかして三上さん? え、俺またなんか検査ですか?」
【研究命:そうですそうです三上です】
【なんだ知り合いか】
【ああ、魔力検査の研究者か】
【研究命:角と牙返却しますね。それとミケちゃんの件で】
「……ミケの検査はしないって言ったよね?」
【っ……】
【あばばば】
【田川さんが怖い】
【角と牙見たいなー】
【研究命:違います! 違うんです!】
【急な低音と刺すような眼に鳥肌立った】
【変な扉開きそうだった】
【ギャップよ】
【ミケたんへの愛が重い】
【研究命:違うんです! ミケちゃんアヴィラ君とご結婚されたじゃないですか、それで体の大きさが違うのでミケちゃんに負担がかかるのもあれかなと思ったのと錬金術で作れる薬草を少し変えたらそこらももしかしたら軽減なるとかそういうの出来るんじゃないかなと思ってその研究できればなとあと魔石の分量かえたりとかあと魔石が色々使えそうかなと思ってその研究もできればなとあと色々思ったのですがここだと言えないので後で言いたいのとミケちゃんの検査とかそういうことじゃないです!】
【必死な長文で草】
【いや、あれはこうなる】
【一息でわろ】
「ああ、なんだ。錬金術の研究と魔石の研究したいのか、そういうことか。魔石も渡さないといけないしね。うん、ならどうぞー、来るとき連絡して」
【研究命:はいっ!】
【背筋を伸ばしてそう】
【それは俺も】
【俺も】
【一瞬の圧がやばかったな】




