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異世界臨時公務員始めました(ゲートあります)  作者: 仲田野 寿


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―――先日の襲撃を受けて配信をすることになった。


 動画の件でトレンド入ってるから説明しておいたほうがいいよね。と佐久間さんと話し合った。


 まあ犯人捕まってるのと情報出た件でオッケーが出た感じだ。

 あと他に悪いことを考えているところがもしあれば、そこに対しての牽制もあるらしい。


「こんにちは、田川です。先日はご心配をおかけしました。いやーびっくりしましたよね。

 この通り俺は無事です! 通報してくださってありがとうございました。 

 自衛隊の方は俺を守って催涙弾食らってしまったのですが、ノッサさんが魔法で水を出して洗浄してくれたので、最後の方は痛みもなく救急車に乗っていかれましたよ。

 ……それにしてもサンクさんが強かったですねー! かっこよかったです」


【どこが襲撃したの?】

【何が原因?】

【髪の人だ】

【無事でホントよかった】

【救世主が守られてまじよかった】

【俺等の髪なー!】

【俺ハゲじゃないですし?】

【梯子外されてて草】

【ハゲ言うな】

【薄い人と言え】


「どこが襲撃してきたかはわからないですね。ただ、原因は増毛軟膏が欲しかったみたいです。……もうすぐ出せるようになるのにそんなことしなくてもいいのにね」


【傾国の薬すぎる】

【せっかちすぎる】

【増毛のというか錬金術できる田川さんが欲しかったのかもな】

【俺等の田川さんを守れっ……!】

【俺ハg……薄い人じゃないから】

【自衛隊の人身を呈して守ってくれてたのかさす自衛隊】

【で、倒れてたその人を田川さんが守ったのか】

【なんで田川さんは催涙弾食らわなかったの?】

【あれって周囲に広がるよね?】


「ああ、ほら俺ってドラゴンさんからもらった災禍守りのネックレス持ってるじゃないですか。あれがなんていうかバリアみたいなのが周囲に膜みたいにあって俺は守られてたんですよ」


【ドラゴンのネックレスか】

【名前ちがくね?】

【パワーアップしてる?】

【前は竜鱗の守りのネックレスだったはず】

【まじもんで守ってくれてたのか】

【ネックレスいいなぁ】


「そうだ、そうそう、これ、パワーアップしたんですよー。翡翠ちゃんが乳歯取れてね、それを俺にくれたんですよね、家賃だって。で、それをお母さんドラゴンさんに見せに行ったらパワーアップしてくれましてね。こうなりました! じゃーん!」


【乳歯で草】

【ドラゴンの乳歯】

【ドラゴンの乳歯パワーワードだろ】

【かっこよ!!!】

【石も綺麗】

【俺の厨二が疼く】

【うらやましいいい】


「サンクさんは催涙弾少し食らってるみたいなんですが、なんか大丈夫そうでした。耐性でもあるのかも?

 ……あとサンクさん、正当防衛になるということで素手でならいいか? とか聞いてきたんですけど、念のため殺しちゃだめですとはいいました。

 ただ相手武器持ってますし、サンクさんが……制圧となると自衛隊の方を守りながらだと少し難しいな、って言うから、それでネックレスが守ってくれてるから痛そうだし守らなきゃと抱っこしてバリアの中に入れるようにしようと思って……」


【耐性ありそうだなぁ】

【サンクさんBランクだったっけ?】

【殺しちゃだめはそれはそうだけど】

【制圧の方が難しいんだよな】

【玄人がいるぞ】

【素手でいこうとしてるのまじか】

【ジョン・ウィックかな?】

【殺しのが楽なのか……】

【んでんで? 思って??】


「……ていうかサンクさんの圧がすごかったんで、犯人もたぶん怖かったと思いますよ。一般の人の雰囲気ではなかったですね。

 あ、んで、……俺、そういや魔力活性化できたってことは、魔力弾とかもできるのでは? って思ったんですよね。

 ただ、さすがに人に向けては撃てなかったので、じゃあ俺もこういうバリア出せないかなーって思って、バリアって魔力障壁じゃないか? と考えましてですね、こうでっかい盾で周りを東京ドームみたいな?? って東京ドームを考えてどーん! ってしたんです」


【どーん!】

【どーん!】

【ドーン……】

【どーん!】

【それがあそこか】

【キターいつもの説明】

【感覚派はこれだから……】

【擬音語ですねわかります】

【どーん……】


「そしたら周囲にいた犯人の人たちや車を少々押す感じになったらしく、急に押された犯人の人たちがなんか叫びながら尻もち着いてパニックになって、そしたらその隙にサンクさんがいつのまにか攻撃して制圧してました。

 サンクさん、たぶんですけど身体強化してる感じがしたんですよねー、聞くの忘れてたので、サンクさんに明日にでも聞いておきます。

 で、俺は急いで自衛隊の人抱っこしてネックレスのバリアに入れた感じです」


【出来てるやんけー!】

【犯人まじでびびっただろうな】

【急などーん!】

【どーん!】

【佐久間:……自衛隊の方にも同じ説明してましたよ】

【……ドーン】

【佐久間さんもご無事でなによりです】

【佐久間さんキター!】

【自衛隊の方も意味わからんよな】

【他の人は車にいたの?】

【誰がいたの?】

【どーん!ってしましたニコッ】

【なにげに自衛隊が護衛してるって大物じゃない?】


「これは言っていいのかな?」


【佐久間:アミーラさんですよ】

【アミーラちゃん!!!】

【来てたの!?】

【ああああああ見たかった】

【ドウシテドウシテ】

【アミーラさんはご無事なんだよね?】

【そういやアミーラさんお姫様だったな】


「アミーラさんはご無事ですよー。デラドガルさんも応戦しようとしてくれたのですが、催涙弾に唐辛子かなにかの成分入ってたので獣人さんには一番キツそうだと思って車の中で他の人達を守ってもらってました。

 お寿司食べたり海見たりしましたよ!」


【デラドガルさんってまさかメガネ執事の……?】

【聞いたことない名前だと思ったらそれだ!】

【ああああああああああ!!!!!!!】

【見たかった!!!!】

【が、画像とかないんですか涙】

【ぐおおおお寿司食べてるアミーラちゃん見たかった……】


「これ、水族館と海で撮った写真ですね」


【無事死亡】

【クラゲに興味津々なアミーラちゃん尊い】

【そのアミーラさんを優しく見つめる執事さん尊い】

【尊死】

【翡翠ちゃんきゃわええええええ】

【海に話しかけてるのかわわわわわ】

【これ何やってるのわら】

【待ってぽっけに妖精ちゃん入ってる? 顔だけだして見てる】

【ほんとだ!!!】

【寿司屋の写真ないの笑うみんな真剣に食べてただろこれ】

【寿司屋の人も嬉しいだろうな】


「翡翠ちゃん、海に向かって挨拶してました。龍神でもいるんですかね? この海の近くに龍神祀ってる神社あるんですよね」


【……海に挨拶】

【おいまじか】

【それで妖精さん隠れてるのでは……?】

【……まじか】

【オカルトの民歓喜】

【俺は底に行くぞ】

【底はやめれ】

【さすがに死ぬぞ】

【間違えた底じゃないそこ】


―――ここからは雑談になった。一通り海のこととか龍神のこととか神域の三山のこととかお寿司屋とか水族館とか宣伝してこの日の配信は終わりにした。



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