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―――さてさて、イゴラフさんにお願いしたし、肉ももらったし、もうゲームはやめて……夕方だしビール持ってこよう。
さっきもらった肉ホットプレートで焼きながらでいいかな。
あ、焼肉そのまま配信しちゃうか。魔物の肉の食レポしないとな。
「先程はゲームおつかれさまでした。魔物の肉をおすそわけでいただいたので、ホットプレートで焼肉しながら話していければなと思います」
【さっきぶり!】
【ゲームのリアクションおもろかったわ】
【魔物の肉おすそわけというパワーワード】
【もうビール持ってて草】
【インパクトめっちゃわかるわ】
【安定のビール】
【魔物の肉ニキ来てるかな】
【アケコンレバーあり使うんだね】
【SNSで告知してよぉ】
【肉でかい】
【また格ゲーやってくれ】
【元気出たわ】
「これをホットプレートに置いて、低温調理します」
【全部!?】
【いや何時間かかるのさ】
【切ろうよ??】
【わろた】
【さすがに塊すぎる】
【ゲームも見たかったよぉ】
【SNSで告知ぃ】
「ええー、やっぱり切ったほうが良いかな。包丁持ってくるか。あ、ミケさっき食べたでしょ。これは俺の分ね。アヴィラさんも! お? アヴィラさんしてくれるの?」
【さりげなく猫吸い】
【流れるような猫吸い】
【ミケたん日常すぎる】
【アヴィラたんはドン引き】
【匂いにつられた?】
【きゃわわ】
「おおー!! アヴィラさんすごい!! ありがとう! じゃあこれをそのままホットプレートに置きます。タレはこれでーす!」
【!!???!!!!!!??】
【魔法!!?】
【アヴィラたんあばばばば】
【肉が急にキレた!!!】
【うぽおおおおおおおおおお】
【田川さんとアヴィラたん言葉わかるの?】
【見えなかった】
【肉:キレてないですよ】
【ねえぇSNS告知してよおぉ】
【収益化のためにSNS告知しよう】
【審議中】
【ふっる!!】
【ネタがわかる俺らも……】
【インターネット老人会かよ】
【いにしえの】
「あ、収益化か。そうだった」
SNSっと。
【田川@ミケ:魔物の肉をおすそわけに頂いたので、焼き肉しています。食レポをしたいと思いますので来れる方は配信に来ていただけると嬉しいです。
GoTube URL #猫#異次元ゲート 】
【収益化に対しての貪欲すぎる反応草】
【魔物の肉と聞いて】
【魔物の肉ニキ】
【アヴィラたん魔法見たい】
【魔法!?】
【最初から見たかったあああ】
【格ゲー配信もおもろかったぞ】
【インパクト返せなさすぎる】
「アヴィラさんの言葉はわからないですよー。ただ雰囲気でわかる感じです。ミケもそうですね。ってか猫飼いさんならみんなけっこうわかると思いますけどね」
うん、肉美味いな。
アヴィラさんがいい感じの薄さにしてくれたのありがたすぎる。塩コショウもよさそうだな。
「……田川殿、お食事中申し訳ないです。イゴラフ殿が来てくれないかと」
ルトミスさんが異次元ゲートからぴょこっと顔を出して俺を呼んできた。肉を見ていたミケが俺の背中に乗っていたからそのまま抱っこに移動して、一緒に行く。
アヴィラさんはミケを見て俺を見て肉を見てルトミスさんを見て、ミケに「ニャ」といわれたところで肉を見てることに決めたようだ。それでいいのか。
「おっと、んじゃちょっと行ってくるか。アヴィラさんはここにいるんだね。今回はミケも行くのか? あ、りせきしますね」
【りせき言えてえらい】
【肉は大丈夫か】
【電気消してったら】
【アヴィラたんが肉みてるの?】
―――さてと、さっきの質問にもうお返事くれるってことかな?
「田川殿、呼び出してすまぬな。ミケ殿も、息災であったか? うむうむ、良きことだ。「ニャ」……いやいや、かまわぬよ。
さて、先ほどの件だが、……族長に伝えた。まず族長はその薬はアヴィラに渡した物。そのまま田川殿管理で構わぬ、とのことだった。
それと、秘薬の作り方は公開してもよいと言われた。現在あるこちらの物は渡すことは出来ぬが、作っても効能はこちらとそちらで変わるかもしれぬのでそちらで調べるとよい、とのことだがな。
作り方だが、まず薬草七種を乾燥させて風魔法で粉々にし、そして魔物が残した魔石を火魔法で熱し氷魔法で冷やし土魔法で砕き風魔法で粉々にする。
その乾燥させ粉々にした薬草と混ぜあわせ、水魔法で出した魔力水でとろけるくらいまで混ぜると出来るのだ。ただし、薬草七種の種類や配合は教えられぬ。この知識がある限り我らは根絶やしにはされぬだろうからの。保険じゃ、とのことだったな」
「ええー? ああー、隠していて探られるなら先に公開しちゃおう系か。なるほどねー! しかも効能違うかもだし魔法使うみたいだし出してもどうしようもないのか。ほうほう。……ていうか覚えられない。ちょっと携帯にメモリますね。えっと……」
「あとな、魔法の属性はほぼ一人に一つなのだ。こちらでも魔石を粉々にするだけで四人いるし、水は新鮮なのがよいからまた一人待機でな、なかなかの作業なのだ」
こーれ、人件費がやばすぎるやつー! なるほど、これは秘薬だわ……。
「よっし、ありがとうございました。わかりました、まあ言うなら一応佐久間さんに言ってからにするか。報連相しろって言われるからな。
……まあでも俺がミケのこと言わなけりゃいいだけだし、言わなくてもいいっちゃいいな。うーん、まああとで考えるか。
よし、今いただいた肉食べてるんですよー。美味しいですよね! ほんとありがとうございました……! じゃあ戻りますね、ありがとうございました!」
「食事中だったか。すまぬの。……ミケ殿、また肉をとってくるでな」
さて、肉もっかい食うか。ミケわざわざ行くって言ったのはあれ、お肉のお礼言いに行ったのか。いい子過ぎるな。
「アヴィラさん戻ったよー。あ、みなさんも戻りました! アヴィラさん肉焼いててくれたんだ? 魔法で運んでくれたの? 器用だねえ……ん?? ルトミスさん?」
「あの、僕も、あの……」
「あ、肉食べる?」
「いや、その、ミケ殿! 僕、ルトミスと申すもの!! よろしくお願いします!!」
あ、ミケがモテモテだ。なるほどねー! そりゃミケかわいいからな。ルトミスさんよく考えたらミケの近くにいるの初だしな。
おっと、アヴィラさんの圧がすごい。
【ルトミスくんだー!】
【はわわはわわ】
【ミケたんもてもて】
【恋の鞘当てだ…!】
【言い方が古風すぎてすこすこ】
【雅過ぎる】
【そして安定のビール】
【田川さんはいいの?】
「え? ミケ嫌がってないし、ミケが幸せならいいよ。あ、食レポしないと……。えっと、魔物の肉、肉で美味しいです! タレと塩コショウで食べてますよー! ビールとすごく合いますよ! 枝豆ほしいとこですねー」
【食レポェ】
【そうだね美味しいね】
【ポンコツすぎわろた】
【知ってた】
【そうだねビール美味しいね】




