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第6話 減量レシピ!ベオアルス卿の為のヘルシー献立!! 5

 街の人の賑わう集会所に帰ったら、痩せこけた街の人達はまだまだダメ元でカレー煮込んでた。

 ラゴゥが声を張り上げて告げた。

「皆さん!ベオアルスと契約しました!俺達がヘルシー料理を作って、ベオアルスや皆さんと、ヘルシーお食事会を行います!ベオアルスから料理が認められたら、この街は解放されます!皆さんのことは、料理が出来たら呼びに行きますから!どうか、厨房を貸して下さい!」

 街の人、目を白黒させた。

「料理で勝負?魔族を、倒すんじゃないのか?」

「魔族を倒したとしても、皆さんが使い果たした食材は、直ぐには届かないし。料理勝負は、街の皆さんとのお食事会になります。レシピも配りますから。飢えで死んだ人は、ギリギリまだいない。今は一刻も早く、食べることを優先してください!」

 街の人、一人一人、納得した。

「そりゃあそうだ。魔族だってご馳走食ってる訳でなし。魔族を倒しただけじゃ、供給が間に合わない、俺たちは本当に餓死しちまう。」

「そのヘルシー料理会なら、魔族を追い出せるし、俺たちも商売人の供給までに、食い繋げるんだな?」

「はい!約束します!」

「来な兄ちゃん!厨房はこっちだ!」

「俺たちの個人のガスコンロも貸すぜ!!」

「ありがとうございます!!」

 かくして、わたし達の勝負調理が幕を開けた!


 クロウの書き写したカロリー表はどっさり山積み!

「村長の祖母、たいそう子供たちを甘やかしたな。低カロリーって項目が全然低カロリーになっちゃいねぇ。」

「うま鍋は?あれはヘルシーじゃないの?」

「ごま油が無けりゃ、決め手に欠ける。おい、肝っ玉。こっちがカロリー表、こっちがカイヤ直伝レシピ集だ。各自に見せて回れ。」

「ほーい。あら?玉ねぎって野菜よね?何でNGなの??」

 カイヤさんが解説した。

「野菜でも根菜はカロリーが高いし、玉ねぎは糖質が高いから、病気の天敵なんだ。玉ねぎ料理は、甘いだろう?」

「ほえーっ!なーるほどねーっ!!」

 カイヤさんのレシピ集を皆で見て、わたし達はアジア民のお店のレシピも見てもらった。

「蒸し器か……確かに、余計な脂質を落とすから、豚すらヘルシーになる。加えて、砂糖も大さじ1以内、ごま油も1人大さじ1以内に済む。いいんじゃない?」

 ラゴゥは本格的なせいろに心配げだ。

「いや、街が助かるなら、いいんだけどさ……チップ、これは高かったんじゃない?アジア伝来でもかなりのしっかりした品だし……。」

「五個で二個分の値段にまけさせて、ついでにおめェの趣味のチャーハンに使う中華鍋を半額にしてやったぜ?」

 ラゴゥはお人好しだ。

 嬉しいような、困ったような顔になる。

「パーティとしては、助かるけどさ。ダメだよ、無茶な値切りは。相手だって商売で生計を立てて暮らしているんだよ?」

「いーの!その分、俺たちが勝ったら、この店の宣伝引き受けとるの!」

「だったら……よし。全力で恩返ししよっか。俺呼び込みするよ。」

 本当にラゴゥったら、お人好しなんだから。

 エスメラルダが手を叩いた。

「はい!話は作りながら、だよ!手分けして、調理開始だ!!」


 茄子、ピーマンの下処理して、みじん切り。

 えのき茸をザクザク、食べやすい大きさに切る。

 エスメラルダが悲鳴を上げた。

「ちょっとこれ、ピーマンの種取りは苦行じゃあないか、カイヤ?街の人達の分、ピーマンの種取るのかい?」

 カイヤさん、不器用なエスメラルダに変わってピーマンの種取り始めた。

「わたしがやるから。母さんは、茄子でも切ってて。」

 ラゴゥが鶏ササミひき肉を炒めながら、汗だくだ。

「無限に炒めが終わらないな。給食のマダム達って、体力使ってたんだなぁ……。」

 一方、わたしとニャビは、みじん切りした椎茸と豚ひき肉を混ぜたタネを、小さく丸める作業だ。

「にゃあの、ちいさいかなぁ?」

「点心は小さい方がいいのよ。わたしのがちょっと大きいだけよ。」

 不器用だからなぁ。

 チップとクロウは、鶏の下ごしらえだ。

「ササミをつかうんだよな?蒸せば、全部食えるだろうが……」

 ササミ単品が無かったから、鶏丸ごとなのよね。

「皮を剥がして、内臓物を引っこ抜いて……汚ねー処理は兄貴にはさせらんねぇ!俺がやらぁ!!」

 クロウが薄手の手袋を渡した。

「使え。生の手のようなフィット感でありながら強靭だ。己の手が守られるだけでなく、お宝回収でもお宝を汚さず、侵入経路にも指紋を残さねぇ。完全犯罪だ。」

「うひょー!最高の手袋だぜッ!!クロウの兄貴はそーでなくっちゃあ!!」

 なんかあっち、また物騒な話してない?


 ・カイヤさん直伝!

 減量ボロネーゼうどん!

(2人前)


 オリーブオイル 大さじ2

 ニンニクチューブ 小さじ2

 コンソメキューブ 1つ

 塩コショウ 気持ち多めに適量


 トマトカット缶 400g

 鶏ササミひき肉 300g

 ピーマン 4個

 ナス 5個

 えのき茸 1つ


 冷凍うどん ふたつ


 ピーマンは縦切りにし、種を取る。

 ピーマンをドライカレー程度のみじん切りにし、ナスを輪切り、輪切りを半分に切る。

 えのき茸は石突きを切ってから、短めにザクザク切る。


 フライパンにオリーブオイルをしき、ニンニクチューブを投下、熱してオリーブオイルに味付け。

 鶏ササミひき肉を投下。ヘラでかき混ぜて、火が通るころにはポロポロのそぼろ状態を目指して、炒める。

 肉に火が通ったら、ピーマンとナス、えのき茸を投下。

 火が通るまで炒める。


 炒まったら、トマトカット缶投下。

 コンソメキューブ投下。

 熱しながら、よく混ぜる。

 コンソメキューブが混ざったくらいで、塩コショウ。

 冷凍うどんをレンチンしておく。

 理想的には、トマト汁をなるべく飛ばす。

 熱して、よく混ざったら、完成。


 皿に温まった冷凍うどんをいれ、上にボロネーゼをかけて、完成。


 ・カイヤさん直伝!

 ネギ鶏団子ともやしの茹でみぞれポン酢!

(1人前の分量)


 鶏ササミひき肉 200g(減量中じゃなければ豚バラ肉よ!)

 刻み青ネギ 1パックの2分の1

 もやし 1袋

 料理酒 大さじ3

 ポン酢 適量

 大根おろし 適量


 鍋に水を入れる。(もやしが入った時に、ふきこぼれないように、ちょっと少なめを意識する。)沸騰するまで待つ。


 その間に、鶏ひき肉と刻みネギを、鶏ひき肉のパックの中で混ぜる。(金属のスプーンを使う。)ネギが均等になるまで混ぜる。


 鍋が沸騰したら、混ぜた鶏ひき肉を、スプーンで肉団子を形成し、鍋に投下。

 肉団子を全部入れたら、鍋に料理酒を投下。


 こまめにアクを取ってすてる。


 肉団子が全部、浮かんできたら、火が通っているはず。

 ここで、もやしを投下。


 もやしからもアクが出るので、こまめにアクを取ってすてる。


 もやしに火が通ったら、

 流しにザルを用意。

 ザルで鍋の中身の水を切る。

(2人分なら、大きいザルにすべき。)


 水切りが出来たら、肉団子ともやしを皿に入れる。


 大根おろしをかけて、ポン酢をかけたら、完成。


 ・ヘルシー点心!

 椎茸のシウマイ

 2人分


 A

 豚ひき肉 400g

 ぶなしめじ 100g(みじん切り)

 刻み青ネギ 1パック(みじん切り)

 溶き卵 大さじ6

 塩 小さじ1

 醤油 小さじ2

 ごま油 小さじ1


 椎茸 2パック

 冷凍グリンピース 適量


 醤油 適量


 ※余ったタネは、中華スープにも使えるよ。


 1・Aをよく混ぜ合わせ、丸める。

 しいたけの笠だけ残し、しいたけの笠の内側に、丸めたAをのせ、はりつけて、丸みを成形する。

 Aの中央に、グリンピースをひとつ埋め込む。


 2・クッキングシートをしいたせいろに並べ、せいろで約16分蒸す。


 3・シウマイをせいろごと出し、分け皿にうつし、完成。お好みで、醤油をかけて。


 焼売の皮はカロリーが高いから、使わないよ!


 ・蒸し鶏のネギ塩レモンだれ


 鶏ササミ肉 400g(減量中じゃなかったら鶏もも肉よ!)

 酒 大さじ1

 砂糖 小さじ2分の1

 塩 小さじ8分の1


 チンゲン菜 1袋


 ・ネギ塩レモンだれ

 白ネギ 輪切り 1パックの4分の3

 ごま油 大さじ3

 レモン汁 大さじ3

 塩 小さじ2

 砂糖 小さじ2


 鶏ササミは1口大に切る。

 ボウルに入れて、酒、砂糖、塩を揉み込む。


 せいろに、クッキングシートをまんべんなくしく。


 せいろに、程よく切ったチンゲン菜を入れる。

 チンゲン菜の上に、鶏ササミを分けてのせる。


 鍋の9分目まで水をいれ、強火にして沸かす。

 蒸気がでたら、せいろをのせ、15分蒸す。


 蒸している間に、白ネギをレンチンし、タレの容器に、白ネギ、ごま油、レモン汁、塩、砂糖を入れ、混ぜる。


 蒸しあがったら、せいろごと出して、中身を皿にうつし、タレをかけて、完成。


 やばァ〜!!いい匂い!!

 うどんがあるから、我慢しなくちゃだけど、どれも白米に合わせたくなる!!

Copyright(C)2026 燎 空綺羅

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