第5話 お手軽ホットドッグと、カイヤさんお手製!勇者プレート 4
夜を踊り明かして、村の皆さんと歓談しながら帰ってきた。
わたし達、もうクタクタなんだけど、お腹がすいてしまったのよね。
「夕飯食べたけど燃焼しちゃったね。カイヤさんとジェダイトさんも、お腹すいたでしょう?」
「なんか作ろうか?」
ジェダイトさん、カイヤさんに言った。
「カイヤ姉ちゃん。勇者プレートは?しばらく会えないだろ。」
カイヤさん、冷蔵庫を漁った。
「そうだなぁ。勇者プレート……作るか」
「勇者プレート??」
ジェダイトさんが答えた。
「勇者プレートはさ。お子様ランチから始まってんだけど。俺の夢をのせた、姉ちゃんの自慢の料理詰め合わせってとこ。」
カイヤさん、手際よく炊飯釜から開始した。
カイヤさん自家製!
毎日食べて君も勇者!
勇者プレート
・ミルクライス&オムレツ
お米 4合
牛乳 640ml
ハーフベーコン 2パック(8枚)
ホールコーン缶 1缶
顆粒コンソメ 大さじ1と2分の1
卵2個
シュレッドチーズ 1つかみ
ミルクライス
釜にお米を入れて、お米はしっかり洗った後、30分ほど水につけておく。
水に浸け終わったら、水がなるべく残らないようにしっかり捨てる。
牛乳640ml、ハーフベーコン(1cm幅に切る)、ホールコーン缶(水気が多いならきっておく)、顆粒コンソメ大さじ1と2分の1をいれ、しっかり混ぜてから炊飯する。
炊け次第、なるべく早めに全体を混ぜてお
く。
オムレツをのせるので、適時お皿に盛り付けておく。
オムレツ
卵2玉、シュレッドチーズ一掴みをお椀に入れ、しっかり混ぜる。
混ざりきったら、フライパンに油を敷きオムレツを焼いていく。
焼けたら、ミルクライスの上にのせて完成。
・ジェダイトさんの大好物!
唐揚げ(考案 猫芦みぃ)
鶏もも肉300g
醤油 大さじ1.5
料理酒 大さじ1
チューブにんにく 小さじ1
チューブ生姜 小さじ1
片栗粉大さじ4
片栗粉 適量(まぶす用)
焼肉用ニンニクごまダレ 適量
サラダ油を多めにフライパンに注ぎ加熱しておく。
鶏もも肉300gを好みのサイズに切り、ボウルに入れる。
ボウルにしょうゆ大さじ1.5、料理酒大さじ1、チューブにんにく小さじ1、チューブ生姜小さじ1を入れ、しっかり揉み込む。
しっかり揉みこんだら、片栗粉大さじ4 を入れてまたしっかり揉み込む。
まな板やお皿に片栗粉を適量出しておく。
油の温度を確認し、ちゃんと高くなっていたらOK。
揉みこんだ鶏もも肉の外側に衣になるように片栗粉を満遍なくつけて、熱した油で揚げていく。
焦げ茶色になるまでしっかり両面を揚げて、キッチンペーパーを敷いたお皿に盛り付け完成。
・つくねバーグ
2人前
鶏ひき肉300g
玉ねぎ4分の1
塩 胡椒 適量(6振りくらい)
キノコ三昧 適量
玉ねぎを4分の1をみじん切りにし、ボウルに入れる。
鶏ひき肉300gをボウルに入れ、塩胡椒を適量振り、全体が崩れにくいくらいの粘り気がでるまでしっかり捏ねる。
フライパンにごま油を適量敷き、丁度いいサイズに平たく成型し、中火で焼いていく。
(厚めすぎると中心が生っぽい事があるので注意)
両面にしっかり焼き目が着いたら、お皿に盛り付ける。
なめ茸などをのせると、和食感が上がって美味しい。
・苦手なにんじんもこれで美味しく!
人参のガレット
人参 1本
片栗粉 大さじ1と2分の1
シュレッドチーズ 一掴み
シュレッドチーズ 1つまみ(ガレット固める用)
人参1本の皮を剥き、なるべく細めに千切りにする。
千切りにしたらボウルに入れておく。
ボウルに片栗粉大さじ1と2分の1、シュレッドチーズ一掴みを入れ、片栗粉が全体に行き渡るようにしっかり混ぜる。
フライパンにオリーブオイル大さじ1を熱したら、ボウルの中身を平らに広げ、ヘラやフライ返しで軽くおさえて形を整える。
シュレッドチーズひとつまみをまとまりのないところと全体にまぶす。
中火で3~5分ほど焼いたら裏返して、もう片面を3分程焼き完成。
お好みで切れ目を入れる。
わたし達は、なめ茸の亜種、キノコ三昧をつくねバーグにかけて。ゴマだれを唐揚げにかけて、いただいたよ。
「うんまっ!!」
ミルクライスが主張控えめだから、おかずがパクパク入っちゃう。
「ガキの頃からこれを?ジェダイトよ、お前酒はいつからだ?」
「わはは。20歳からすぐ。クロウさん目敏いね。そう、姉ちゃんの作る飯は酒に合うんですよ。はい、これ俺の秘蔵の清酒。飲んで飲んで。」
「飯もうめーし酒もうまぁ!!」
「ほんと、この唐揚げどうなってるの?冷めても美味しいよ。こっちのガレットも、チーズでパクパクいけちゃう。僕ってにんじん得意じゃないはずなんだけどなぁ。」
カイヤさん、モコちゃんに恐る恐る聞いた。
「……食べるか?モコだっけ……まだ、唐揚げもガレットも、おかわりある。」
「わぁーい!食べる食べるー!カイヤお姉ちゃん、やっさしー!!」
あら。
ニャビったら、ようやく昼間のこと思い出したのね。
カイヤさんの周りを行ったり来たり。
カイヤさんも、小さい子の扱いがわからない訳じゃない。
大皿にサラダと唐揚げをのせると、ニャビを呼んだ。
「ニャビ。お手伝いして。この皿、ジェダイト達のテーブルに運んで。」
「うんっ!あ、あのねかいあ!にゃあ、ごめんね、おにゃかのこと……」
「うん。お皿運んでくれたら、それでチャラだよ。ニャビ、しっかり。転ぶなよー。」
ニャビ、丁重にお皿を運んだ。
ラゴゥがニャビに言った。
「えらいね。ごめんなさいと、お手伝いが、出来たね。」
「かいあが、させてくりぇたの」
カイヤさんはモコちゃんの分の、唐揚げとガレット、お皿に盛っていた。
エスメラルダがカイヤさんの背中を見て、目を細めた。
「エスメラルダ?」
「あたしは……王位を継いで、しばらくカイヤのお母さんをしても、いいのかもしれない。カイヤは甘えたりはしないけど……あたしとカイヤは、それぐらい遠かったんだ。この、唐揚げは……あたしが作ってあげるべき味だった。」
わたしはエスメラルダの肩を叩いた。
「エスメラルダがやりたいことなら、どっちでも応援するよ。見て、エスメラルダ。カイヤさんとモコちゃん、昔のカイヤさんとジェダイトさんみたいね。もし、王都に行って、政略結婚だとかの話になったら、わたし達もしばらくついてるからさ。エスメラルダが守ってあげれば、いいよ。」
旅立ちの朝。
わたし達はきちんと起きて、トランクに荷物を詰めて。
まだ寝ているモコちゃんやニャビを抱え、カイヤさんが出てくるのを待った。
カイヤさんは、エスメラルダが買ってきた箱から漁ったシャツとデニムで、トランクを持ってやって来た。
「行こっか。」
「うん。カイヤさんの新しい道!王都アポロメルタンへ!」
わたし達パーティーは新たにカイヤさんを仲間にくわえて、目指すは王都アポロメルタン。
カイヤさんが女王になるのか。
はたまた、カイヤさんを守りたいエスメラルダが、女王をやるのか。
まだ、先のことはわからないけれど。
わたし達の珍道中とグルメは、まだまだ、続くよ!
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