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始まりの国2 計り知れぬ力


現在状況:ガルバーク帝国


・闘技場内部 

  ルーナイト 

  ヴァース オーガ ルンウェイ ガタルゴ チャゴ 妖龍 妖雷 妖刹

  ジャミラ モルブエ   

  他数名


・闘技場外広場

  ガルバーク兵複数


・市街地 東部

  ヴィーラ率いるガルバーク兵

  マッド ボルマー ミルク 趙炎


・海岸沿い付近

  メモル ゼッペル ゴルクレット 謎の二人 サクバサ ポポ シャハル ガボ

  その他避難民




「おい……! こっち来てみろ!」


市街地に逃げ遅れた国民がいないか調査している兵の一人が慌てて他の兵士を呼んだ


「どうした?」


「この民家の中に人が縛られてるぞ」


窓から見える 柱に縛られる一人の少年が気を失っている


「おい! すぐ助けろ!」


「……無理です」


「はぁ!? なんだと!」


「実は結構前から目撃していまして……

すぐ助けようとしたんですけど…… なんと言いますか不気味なオーラが漂っていて……」


「何を訳の分からんことを!」


怒鳴る兵士は玄関に回り ドアノブを掴むと一気にドアを開け放つ


「!!?」


兵士が中に入り込もうとすると否や 壁一体を吹き飛ばすような大きな衝撃が襲った


「……なんだ ……これ」


少年は自分の力に疑問を抱くかのように両手を凝視する


〝 さぁラウル君! 急いで行きましょう 〟


「ルーナイトのお母さん…… アンタ消えた筈じゃ……」


〝 あなたに纏っただけ 思念はまだ残っているの 〟


「そうなんだ……」


ラウルは今まで経験したことのない出来事が次々と起こる為

それ相応のことでは驚かないと腹に決めた




ディアス闘技場内部


「動くぞ」


一早く察知したオーガはすぐさまハイゴレと化したルーナイトの方へと構えを取る


「ゴ…… オォ……」


その巨体からは黒い魔蛍が吹き出し やがて元の人間の姿へと戻っていく


「倒した…… のか……?」


「見りゃ分かるだろ…… さっきとは全く違う……」


八人が警戒している他で ジャミラとモルブエは疑問を抱いていた


「先輩…… この後どうなるんすか?」


「多分…… 多分だが…… この大陸は残っていねぇかもな」


「えぇ?!! じゃあそろそろ逃げましょうよ!!」


「待て!! ここまで来たんだ…… もう少しだけ…… もう少しだけだ!!」


二人が叫んでる間にも一度放出された黒い魔蛍は再びルーナイトに吸い寄せられ

やがてルーナイト本体もスローモーションで動き出す


「やれ!! 〝焔竜(ホムラ)〟」


空中から突如下に吹く炎の柱がルーナイトを包み込んだ


「……まさか 神獣まで飼ってるとな」


全員が見上げる先には 先ほどの大会で負傷したヒズチが火を吹く緋色の竜に跨って宙を舞っていた


「革命反士は俺が潰す!! さっきの礼もあるしな!」


「ヌバババ!! また味方が増えましたかな?」


「相手……無傷……」


炎は瞬時に掻き消され 黒いオーラに溺れたルーナイトがこっちへ向かってくる


「次こそ潰す!! 行くぞ妖雷!! 妖刹!!」


妖龍率いる三人組みが真っ先に先陣を切って畳み掛ける


「邪魔じゃぁぁぁ!!!」


先に突っ込む妖龍等を払い除けてオーガも先走る


「この位の相手を待っていたんじゃぁぁ!!! ワハハハハ!!!!」


片手に魔力を溜め込み オーガの強烈な一振りがルーナイトに放たれるが


「…………」


ルーナイトは纏わりつく魔蛍を操作するかのように無数の触手へと形を変え

オーガの攻撃を一点集中で防いだ


「何っ!!」


触れた瞬間凄まじい衝撃が起こると思いきや それは次第に触手へと吸い込まれていく


「オーガさん! 離れて!!」


ヴァースがオーガとルーナイトの真横に入り 雷の力で黒い触手を弾いた


「……ィギャァァァァァアアアアア」


金切声と共にルーナイトは地面を蹴り前進する


〝 ガン・エゴール・ハイゴレ 〟


ルーナイトの周りを漂う黒い触手が 生き物の如く全員に襲い掛かる


「チッ!!」


ガタルゴは咄嗟に光の壁を出すが 触手は壁に沿って方向を変えて壁の無い突破口を探す


「ヌババ…… 手厳しいな」


三十六釘氷柱(イヤゴート・ギコリゴ)!!」


地面が凍る複数の氷の柱が次々と出現した

その柱と触手がぶつかり合うが 残りある無数の触手は止まらない


「〝雲龍〟!!」


妖龍の力による無数の竜が 残りの触手を地面に押し潰した


「妖雷!!」


妖龍の背後から妖雷が現れ 一気にルーナイト目掛け駆け出す

持っている棍を魔の力を宿す神器へと換えて構え


「疾風迅雷・昏昏一芯画ここんいっしんが!!」


神器の先端から生まれる膨大な雷 それを風と合わせて巨大な槍へと精錬

その先端でルーナイトの身体を鋭く貫いた


「手応え有り!!」


ルーナイトは黒い血のようなものを流す だが倒れない


「妖雷!! 離れろ!!」


妖刹の声は遠く 気付いた頃には妖雷の右腕は損傷して機能を失う


「……っ!!!!」


妖雷の身体には激痛が走りその場でのた打ち回る しかしルーナイトはそれを見過ごさない

彼に向けられてた手を開き 手中に黒い魔蛍を集める


「「 妖雷!!! 」」


妖龍と妖刹が透かさず助けに動くが その距離からはあまりにも襲い


「クソ…… 黒ずんだ目で俺を見下しやがって……!!」


ーー若頭止まりで終わるのか……


そのエネルギーは溜まり 近距離にいる妖雷に向けて発射された

それは一瞬の爆発 ルーナイト自身をも巻き込む広範囲に渡って爆風は広がった



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