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Fブロック 悲劇が泣るとき救世の鐘が鳴る ~To my dear the world ~


数々の勝者が観客よりスポットライトを浴びる中

Fブロックでもまた勝者が決する時が来た


『ブロック別の試合もいよいよ大詰めを迎えました!!

しかぁし!! 最後のFブロックはまたしても予想に反しているぅぅ!!』


Fブロック側の観客席からは罵声が飛び交っていた


「死ねーー!! モルガナぁ!!!!」


「なんでてめぇが生き残ってんだよ!!」


「国の恥曝しがぁぁぁぁ!!!!」


「おい知らねぇ奴!! 何したか解んねーけどよぉ!!

周りの奴らを瞬殺したように目の前のゴミも殺せぇ!!」


観客席側がうるさい中 モルガナは剣を構えて目の前の敵に集中していた


「まず名前を聞こう」


「大会登録するとき クロサギって書いといたからクロサギでいいよ!」


「……」


ーー何なんだこいつは? 


「俺は…… 俺達は君の過去を知っている」


「!?」


クロサギはそう言うとモルガナに手を差し伸べた


「酷く…… 残酷で…… なんとも悲しき末路……

君が本気でこの国を いやこの世界を変えたいなら俺達と共に来ないか?」


「一体何を言って……」


「……身体硬直・石化(コンフト・ローブ)


差し伸べた手から出る灰色の粉末が モルガナの頭を残して全身に纏わり付着した


「なっ!?」


身動きが取れないモルガナに近付き クロサギの人差し指はモルガナの額に軽く当てる


「……なるほど 可哀想に 国民は真実を知らない」


暫く沈黙の後 さっきのおちゃらけた表情とは間逆の

憐憫を感じた表情へと変わるクロサギが モルガナの頭を優しく撫でた


「あの事件から十年 君は十分な程頑張ったよ その行いに便乗しよう」


クロサギは手に特殊な色で発光している丸い物体を生み出し

何十何百万と光子に分散させ 大陸中に散りばめた


「この国の隠れた真実を 魔蛍達頼むよ!!」


光を帯びた魔蛍は上空を駆け巡り

一つの光子が一人の人間の脳内へと入り込んだ

その瞬間その人の脳裏に 大陸中がガルバークに起きた悲劇の記憶を逆走し始めた



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